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土曜日の障害戦(12/12)


今週は、中京で計3鞍の障害戦が組まれています。

紛れが多く、予想が難しい中京コース。それでも、なんとか的を射た見どころ解説ができたらいいなと思います。では早速、土曜日の2鞍について、解説していくことにしましょう。

中京4R 未勝利


ここは、最近の未勝利戦の中では、そこそこのメンバーが揃った印象です。ただ、上位の実力が拮抗する中で、差し馬が上位人気になる組み合わせですから、多少の紛れは想定しておいたほうがいいかもしれません。


中心は、一応⑦セデックカズマにしておきます。入障2戦目となった前走では、レースぶりに確実な進境を見せて、あと一歩で勝ち切るというところまでいきました。再度の中京ですし、普通なら、楽に勝てる組み合わせだと思います。

ただ、不安な点がないわけではありません。好内容だった前走でも、ゲートで2馬身ほど出遅れていますし、ここも、おそらく後ろからのレースにはなりそう。しかも、それほどペースが速くなりそうもないメンバー構成なので、出遅れて外々を追い上げるような形になると、取りこぼすシーンがあるかもしれません。ちょっと不安を抱えた本命。そんな評価ですね。


相手は、③ジャストアジゴロ。初障害戦となった前走では、最初のコーナーで西谷Jにこすられる不利があった中、最後まで2着争いに踏みとどまっていました。飛越のセンスも抜群で、折り合い面での不安も少ないので、ここは、確実に前進してくるだろうと見ています。

3番手は、⑪ヒドゥンパラメータ。障害戦でも、平地の時と同様に詰めの甘さを見せている現状ですが、中京にコースが替わって、オール芝になることは大きなプラスでしょう。このメンバーに入ると、実績面でははっきり見劣るのですが、中京替わりで大幅な前進が見込めると見て、少し評価を上げた形になります。

4番手は、⑫コーンスス。休み明けの前走でも、センスの良さを如何なく発揮して、2着と好走しました。馬のタイプ的には、当たりが柔らかい植野Jがピッタリな感もあるので、熊沢Jへの乗り替わりがプラスとは言えませんが、ここは、先行馬が少ない組み合わせでもあるので、スンナリと先行する形になれば、展開の利を生かしての粘り込みも十分だと思います。

その他、③アーバンキッドは非常に能力が高いのですが、いかにもレースぶりが不器用。中京コース、さらに簑島Jですから、出遅れて、引っ掛かって、外々を回されて伸び切れずというレースになると決め打ちします。

⑨ホウオウアクセルは、前2走とはメンバーが違いますので、ここは追走に汲々として、伸びずバテずでレースが終わってしまうと見ます。はっきり、危険な人気馬ですね。

あとは、②シェーンクラートのレースぶりに注目です。正直、このメンバーに入ると、馬券圏内までは難しいと思いますが、初戦のレースぶりは悪くなかったので、ここでどれくらい走れるか、今後に向けてしっかりと注視しておきたいと思います。

中京5R オープン


ここは、人気でも、④グローブシアターから。障害初戦となった前走では、無難な飛越からエンジンの違いで圧巻のレースを見せてきましたね。まだまだ粗削りですし、ポカの可能性もないとは言えないですが、多分この馬、優に重賞級の器。ということで、ここはあっさりと通過してほしいところです。

相手は、⑪スマートアペックスグローブシアター以外の馬との比較なら、はっきり能力上位ですし、自在性のあるレースぶりも魅力。不利が重なった前走でも、大崩れしなかったくらいですから、相手筆頭は、この馬でいいと思います。ただ、前走でゲート入りを嫌がったのは、ちょっと気になるのですよね。使い詰めでメンタルがテンパってきた可能性もあるので、パドックの気配には、特に注意が必要でしょう。

3番手は、⑤プレシャスタイム。中京とは好相性ですし、佐久間Jの十八番でもあるソツのない立ち回りがハマれば、馬券圏内の可能性も十分。基本、人気になりにくいタイプの馬ですから、馬群を割っての食い込みにちょっと期待してみたいですね。

⑭ノワールギャルソンは、ここでは能力上位の存在で、まともに走れば普通に勝ち負けでしょう。ただ、江田勇J騎乗のこの馬に大外枠は厳しいですね。前走同様、外を回されつつ、折り合いを欠いて脚が溜まらない可能性が高いので、斤量の63kgは気にならなくても、ここは決め打ちで消したいと思います。

展開に恵まれそうな⑩インシュラーや、今度は自分の競馬に徹してきそうな⑧メイショウハニーにもワンチャンスありそうですが、ここまで手を広げるのは不合理でしょう。③アドマイヤアゼリは鞍上に怖さはありますが、本来的に中京は不向きと見て、こちらはズバッと消します。

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