日曜日の障害戦（5/12）

新潟４Ｒ　未勝利

このレース、障害戦で馬券圏内に喰い込んだ実績があるのはデザートスターただ一頭という超絶に低調なメンバー構成となりました。

しかもそのデザートスターは、久々の障害戦となるのに加え、必殺「空中ねじり飛び」の使い手。すなわち、実績ナンバーワンホースに落馬や大きな飛越ミスによる失速が懸念されるわけですから、攻略のとっかかりを見つけることすら簡単ではない組合せ。そんな表現がぴったりなレースと言えるのかな、と。

中心には、⑦プリモスペランツァを推します。

この馬は、超絶に新潟コースが合うタイプであると見込まれますし、入障２戦目での上積みが見込めることも強調材料と言えるでしょう。

もちろん鞍上面に不安はありますが、小細工をあまり必要としない新潟コースなら、田村Ｊの騎乗でも上位争いまで持ってこられるのではないか、と。

２番手は、④トーセンアウローラ。

この馬は、デビュー戦で未勝利ならいずれ勝てそうな雰囲気を漂わせていたわけですが、前走は終始コーナーリングで大きなロスをつくり続け、勝負どころで失速してしまいました。

その前走のレースぶりを見ると、左回りで大箱の新潟コースで前進が見込めそうですし、スタートひと息な馬だけに、たとえ出遅れても挽回が効きやすいコース形態もこの馬に味方してくれるのかな、と。

３番手は、⑪アンクルブラック。

この馬の前走は、高田Ｊらしい試運転に終始した格好でしたけど、道中はリズム良く運べていましたし、入障２戦目で舞台が新潟に替われば、一気の前進が期待できる気がしています。

ただ、それで足りるかどうかは微妙なところなのかなという印象があったので、評価はこの位置にとどめることとしました。

上位は、この３頭とします。

その他、デザートスターは、おそらく最低でも一回は必殺技を繰り出して危ないシーンを作りそうなイメージしか湧いてきませんので、「まともに飛んで来たらゴメンナサイ」でいいのかな、と。

プラチナムレイアーは、ここに入れば地力上位と言えるわけですけど、こちらは新潟適性の部分がかなり怪しいとみていますので、ならば上位人気必至の組合せの中であえて拾う理由はないと判断しました。

新潟５Ｒ　未勝利

ここは、４Ｒと比べ障害戦での実績がある馬が揃った印象ですが、なんとなんと、人気上位になりそうな馬たちは、揃いも揃って新潟コース向きではないときましたので、思わず頭を抱えてしまう超難解な組合せとなりました。

このメンバー構成だと、コース適性のない馬でもソコソコ走れてしまう可能性はあるのですけれど、ガイフウカイセイあたりに人気が集中すると見込むのであれば、あえて危ない人気馬を積極的に推す理由はない。ここは、そんなレースなのかもしれません。

中心には、⑥ゴーシェナイトを推します。

この馬の前走は、最初の２台を飛び終えた段階ですでに圏外となっていましたが、飛越自体は、後半になるにつれ徐々にスムーズさを増していましたので、入障２戦目での大きな上積みを見込んでいいように思います。

ただ、それだけでいきなり上位争いに喰い込めるかと言えば、それほど勝負は甘くないのでしょう。それでもこの馬自身、新潟へのコース替わりとブリンカー着用による上積みも見込めますから、コース適性に疑問符しかつかない上位人気勢が自滅したところに、この馬がジリジリと迫る構図は十分にイメージすることが可能。ならば、やや狙い過ぎ感があることは承知の上、この馬の一発を狙ってみるという手があってもいいのかな、と。

２番手は、⑤ザスリーサーティ。

この馬は、とにかく決め手が甘く最後のひと押しを欠くタイプではあるのですけれど、舞台が新潟に替わってこの程度のメンバー構成なら、比較上位という見立てができるのではないか、と。

展開的にも、序盤で無理せず脚を溜める競馬をすれば、間違いなくこの馬にハマりそうですからね。

３番手は、②カイトレッド。

この馬は、左回り、順回りのレースが合うタイプで、本来は中京コースがベストなのでしょうが、新潟コースもそれなりにこなせる馬ではあります。

今回に関しては、人気上位馬と干渉してスタミナをロスしそうな点がどうかですが、上野Ｊが脚の溜まる位置に入れてうまくレースを運んでくれるようだと、先行流れ込みが期待できるのかな、と。

上位は、この３頭とします。

ただ、普段は初障害馬を完全無視する当研究所ではありますが、オオキニは間違いなく障害向きの気性ですので、この馬のレースぶりにも注目しておきたいですね。

その他、ガイフウカイセイとトラファルガーの２頭は、超絶に新潟コースが合わないとみていますので、目をつむって消すことにしました。