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第31回 平安ステークスのみどころ


京都11R 平安ステークス


今年のこのレースは、「千八ベストの馬と二千以上がベストな馬の戦い」という様相を呈していて、それに加え実力も伯仲しているときましたので、かなり難解なレースになったとみていいでしょう。

また、極端な脚質の馬が約半数を占めるメンバー構成となっていて、展開面でも紛れる要素は十分。こうなると、ヘタレな言い草になってしまって申し訳ないのですけれど、展開にヤマを張って「エイヤー!」と半ば無理矢理に結論を出す以外、良い方法がみつかりません。


ということで、ここは⑥ハピを中心視することにしました。

この馬は、さすがにこのメンバーに入ると地力上位ですからね。

正直、臨戦過程がどうかというのはありますけど、その分を差し引いても、消去法で行くとこの馬しか最後は残らなかったというのが本当のところだったりもします。自在性がある脚質も、ポジティブな要素にはなりますので。


2番手は、⑫メイショウフンジン

この馬は、逃げるミトノオーの番手外を取り切れるかがすべてでしょう。

理想の展開になればかなりの確率で好走してくると思いますが、1コーナーまでに位置を取れないとかなり厳しくなるでしょうから、どちらに転ぶかというのはあるのですけれど、他馬との関係上、この馬を上位扱いするのが妥当なのだろう、と。


3番手は、⑭オーロイプラータ

この馬は、苦手だった京都でも見せ場をつくったかと思えば、得意の阪神で不甲斐ないレースを見せるという荒くれぶり。それでも、鮫島克駿Jの騎乗なら中途半端なレースにはならないでしょうから、「ハマった時は確実に上位に来るだろう」という意味で、この位置に評価しました。


4番手は、⑯バハルダール

この馬は、阪神よりも京都のほうが合っている印象ですし、ここは水口Jのテン乗りとなりますので、一か八かの強気なレースを仕掛けてくる可能性も十分。そうなった時に、うまく仕掛けどころがハマれば好走できそうですので、確率はそこまで高くない印象ですが、アンタレスS組の各馬よりはこちら。そんな評価で最後のひと枠に拾いました。


アンタレスS組に関しては、レースレベルが低かったと評価して全頭ビシッと斬り捨てました。

その他、ミトノオーは気持ち距離が長く感じられ、メイプルリッジはレース条件がどうなのかというところがあったので、この2頭に関しては地力を認めつつ今回は評価を下げた格好となります。


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