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土曜日の障害戦(2/11)


今週末も、小倉で土曜日に2鞍、日曜日に1鞍、計3鞍の障害戦が組まれています。

その中で、土曜4Rでは井上敏樹Jが障害戦初騎乗、5Rではフォッサマグナが戦線復帰と話題が多い週末となりましたので、ちょっとドキドキはしますけど、非常に楽しみなレースになりそうな予感がしますね。

では、早速、明日行われる2つのレースのみどころについて、解説していくことにしましょう。


土曜 小倉4R 未勝利


ここは、開幕週のレースを走ったアスタースウィングを除くと、このコースでの持ち時計が似たり寄ったりの馬の対決となりましたので、アスタースウィングの取捨、及び前走時計には表れない部分での各馬のパフォーマンスをどう評価するのか。

私たち競馬ファンの側は、そのあたりを強く問われるレースになった気がします。


中心には、⑩ライブリスマイルを推します。

この馬の前走は、障害初戦、太目残り、出遅れという3重苦に見舞われながらも、最後は目立つ脚を使って伸びてきたんですよね。

そのレース内容から推理するに、前走から上がり目という意味では間違いなくこの馬が一番でしょうから、前走から大幅に馬体が増えていたり、とんでもない出遅れをしたりしない限りは、勝ち負け必至。そう考えていいように思います。


2番手は、⑫ダンツキタイ

う~ん、この馬はとにかく詰めが甘いですし、ライブリスマイルとの比較でも、前走からさらに差が広がる可能性は高いと思うのですがね。

それでも、レースぶりに器用さがあるのがこの馬の長所で、なんだかんだ崩れずに走ってきますから、ここも崩れずに上位争いに絡んでくるは可能性は高い。そんな評価をしています。


3番手は、⑤ホウオウカトリーヌ

正直、この馬だと勝ち負けは厳しそうですけど、ここは今年の小倉で躍進するパターンが目立つ草野Jから簑島Jへの乗り替わりとなりますし、簑島Jが騎乗した2走前の新潟戦だけ走れるようだと、これくらいのメンバー構成なら上位争いに絡んでくる可能性はあるのかな、と。


4番手は、⑦トーセンオリジン

この馬の前走を見ると、やはり上野Jから江田勇Jへの乗り替わりは大きなマイナス要素のようで、道中でのコース取りのロスが大幅に増えてしまった分、上位争いに絡んでこられなかったという印象が残ったんですよね。

ただ、ここは前走のような厳しいペースのレースにはならなそうですし、ホウオウカトリーヌでも上位争いできそうなメンバー構成なら、この馬も軽視はできないと最後に判断しました。


なお、アスタースウィングに関しては、前走こそ西谷Jが彼なりにうまく乗っていましたが、あんまり再現性があるイメージが湧いてこないんですよ。この馬の地力上位は間違いないですし、本来なら、2番手評価が妥当なのかなとも思ったのですがね……。

仮にこの馬が100%の力を出し切ったとしても、ライブリスマイルには敵わないと考えるのなら、最低でも部分点は確保できるとみて思い切って消すのもアリだな、と。人気面とのバランスを考えば、一定のリスクを負うという判断はあってもいいのでしょうし。


土曜 小倉5R オープン


ここは、十中八九フォッサマグナの大逃げになることが濃厚ですから、フォッサマグナの取捨はもちろんのこと、後続各馬がどこまでフォッサマグナを追いかけて行くのかもみどころとなりそう。

ザックリと言ってしまえば、ここは明らかに普段と違うレースになると考えられるわけで、おそらく単純なポテンシャル比較だけでは正解に辿り着くことが難しい。そんな難解なレースになるのではないでしょうか。


中心には、⑩ホッコーハナミチを推します。

ここは、展開面で紛れが大きそうですし、好位勢にとっては、仕掛けのタイミングが難しくなると思うのですよね。

その点、この馬は後方をマイペースで追走する自分の競馬に徹することができそうですから、フォッサマグナの大逃げに惑わされることなく、最も安定して末脚を繰り出せそうなのはこの馬。そう判断しました。

よって、この馬が勝ち切るというよりは、2,3着の目も意識しての狙いとなりますので、その点だけ最後に補足しておきます。


2番手は、⑦レザネフォール

この馬は、障害馬としてのセンスが抜群で、前走からの伸びしろは大きいと思うのですよね。

レースぶりも逃げ差し自在ですし、ここ最近の小牧加Jの騎乗スタイルを見ていると、過度にフォッサマグナを追いかけるような競馬はしなさそうなイメージとなりますので、ならば好位からの安定感のある競馬で上位争いに絡んでこられるのかな、と。


3番手は、⑤フォッサマグナ

なんだか中途半端な評価になってしまいましたけど、今回はこの位置でお茶を濁すしかなかったんですよね。だって、圧勝も大敗も、その両方が想定されるわけですもん(笑)。


4番手は、⑨テイエムチューハイ

この馬の場合、あんまり勝ち切るようなイメージは持てませんし、年齢的にピークアウトしている印象もあるのですが、この程度のメンバー構成の中で何でもアリの大乱戦となれば、ちゃっかりと馬券圏内に喰い込んでくるパターンもアリなのかな、と。

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