土曜日の障害戦(2/4)
今週末も、小倉で土曜日に2鞍、日曜日に1鞍、計3鞍の障害戦が組まれています。
では、早速、明日行われる2つのレースのみどころについて、解説していくことにしましょう。
土曜 小倉4R オープン
ここは、いかにも平場のオープン戦という極めて平均的なメンバー構成となりましたね。
問題は、1/21に行われた平場のオープン戦が、未勝利戦よりも勝ち時計が遅い大凡戦になっていた点で、その組からここに参戦してくる各馬の評価については、最後まで頭を悩ませることになりそうです。
あとは、昇級組の各馬をどの程度評価するかですが、このレースに関しては、オープンで一定の実績を残している馬にややアドバンテージがあるイメージになりますので、そのあたりのところも加味しつつ、シミュレーションを組んで行ければいいのかな、と。
中心には、素直に⑨ロードアクアを推します。
この馬は、舞台が小倉コースに替わることでさらにスピード能力が活かされそうですし、展開的にも、同型がヤマノグリッターズくらいしかいない組み合わせとなった以上、61kgの斤量でもこのメンバー構成なら普通に勝ち負けなんじゃないか、と。
何もアクシデントがなければ、、、ですが、ポンとハナに行って楽々と逃げ切ってしまいそうです。
2番手は、③グレートバローズ。
この馬の場合、前走の走破時計はまったく評価できないのですけれど、「小倉なら崩れない」というところを見せられたのはひとまず収穫でしたし、距離延長に不安がない点も強調材料にはなるのでしょう。
小坂Jの連続騎乗なら、仮に序盤で位置取りが悪くなっても、襷でポジションを修正する意識を持って乗ってくるでしょうから、その点で安心感があるのも確かですしね。
3番手は、⑪ショウナンサルヴォ。
こちらは、道中でいかにうまく脚を溜められるかがカギとなる馬ですから、植野Jから中村Jに乗り替わる点がポイントにはなるでしょう。
ただし、力的にはここを勝ち切っても驚けないレベルのものを持っていますので、やや中途半端ではありますけど、とりあえずこのあたりの位置に置いておくのが妥当なのかなと考えました。
4番手は、④マイネルダンク。
この馬の場合、クセをよく知っている五十嵐Jに手が戻るのはプラス材料になりますが、小倉替わりがプラス材料になる馬ではないので、新潟で接戦に持ち込んだロードアクアとの差は確実に開いてしまうのかな、と。
それでも、ショウナンサルヴォとの差は立ち回り次第で逆転できる程度のものとも考えられますので、最終的には、最後のひと枠としてこの馬を拾うという判断に至ったところです。
土曜 小倉5R 未勝利
ここは、馬柱をパッと見た時の感覚よりは、「実は、力の開きが意外に大きいのかな」という組み合わせとなった印象です。
問題は、人気上位馬の小倉適性がはたしてどうなのか。ポイントは、ほぼその一点に尽きるのではないでしょうか。
中心には、⑫バレッティを推します。
この馬は、入障初戦の新潟戦ですでに未勝利脱出に目途を立てる走りをできていたわけですが、その後の2戦は、草野Jが彼らしい逆噴射を発動して、惨敗を繰り返す格好に。
ということは、石神Jに乗り替わる今回、前走から何も進境がないということはほぼほぼありえませんので、この破壊力抜群の乗り替わりをきっかけとして、ついにここでこの馬本来の力を見せられるはず。そう考えています。
2番手は、⑦スマッシャー。
まあ、この馬に関しては、「勝つ可能性が十分にある2番手評価」ということでいいのではないでしょうか。
小倉で追走に少し苦労しそうな点と、バレッティのほうにより魅力がある分、結果的に一段評価が下がる形にはなりましたが、この馬の評価を下げたというよりは、むしろバレッティの変わり身の大きさに期待することにしたと理解してもらえれば。
3番手は、①イントロバート。
この馬の初戦は、勝負どころで着地に躓き派手に落馬してしまいましたが、そこまでのレースぶりに関しては、少なくともモーニングアヤメ以上のものは見せていましたからね。
ここは、上位に評価した2頭が差し脚質ということもありますので、前に行って残り目があるとすればこの馬。そんな評価となります。
上位は、この3頭とします。
小倉に良績のあるシゲルキンセイは、2,3着と好走したレースですでに能力の底を見せた印象もありましたので、そこそこは人気しそうですけど、個人的にはノーマークでいいのではないかと考えています。離れた3着とかならあるでしょうが、この馬と上位人気馬を組み合わせた馬券を一定のリスクを負って獲りにいく必要性は、まったく感じませんからね。
スマートルミエールの前走は、いかにも相手関係恵まれての好走ですから、ここまで一気に相手が強化してしまうと、自身にさらなる上積みがあったとしても苦しいレースになるのかな、と。
モーニングアヤメは、良馬場ならもっと走れそうな気もしますが、イントロバートとの比較で上位に位置づけられない以上は、シンプルに消してしまっていいように思います。
ヴァンクールシルクは、小倉では明らかにスピード不足ですから、迷わず消します。