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土曜日の障害戦(8/13)

明日は、小倉で2鞍の障害戦が行われます。

では、早速、レースのみどころについて、解説していくことにしましょう。


小倉1R 未勝利


ここは、上位人気の馬たちがほぼ初対戦という組み合わせですから、近走のレース内容をどこまで正確に評価できるか。そこが重要なポイントになってきそうですね。


中心には、前走の内容にみどころがあった⑫ニンギルスを推します。

この馬の強みは、前走でこのコースを経験済で、しかも及第点以上の時計で走れていること。さらに、ここが入障2戦目で上積みも見込めるので、どんなに低く見積もっても、前走時計程度では走れるでしょう。

ならば、素直に勝ち負けという評価でOK。血統的に詰めの甘さはありそうですが、脚質的な不安も特にありませんから、一定の確率で取りこぼすことはあっても、馬券圏内の確率という意味での信頼度は高い。そう考えています。


相手は、このメンバーなら単騎逃げが見込める⑤タマモサンシーロに決め打ちで一票を。

この馬の前走は、飛越がスムーズだったわりに止まり過ぎの印象もあるのですけれど、もともと平地時代から被されるとダメな気性の馬ですから、勝負どころで内外から挟まれる形になった分、馬がやめてしまったところもあったのかな、と。

もしその仮説が正しければ、単騎で行けそうなここは、まさに一変まで期待できる。そう判断しました。


3番手は、入障2戦目での一変に期待して②シゲルキンセイ

この馬の前走は、スタート直後に挟まれてリズムを崩してしまいましたし、その後は終始外々を回る安全運転に終始していた形だったので、基本はノーカウントという評価でいいのでしょう。

スタート直後の行きっぷりからは、2戦目で悪くとも中団あたりを取れそうなイメージもありますから、今度はしっかりと勝負に参加してくれるはず。そんな期待をしています。


4番手は、③スズカブランコ。この馬の命運は、すべて鞍上が握っている。そう言っていいでしょう。

2走前のレースぶりから、攻めるレースをすれば好走は必至だと思うのですけれど、前走なんかを観ていても、大庭Jはテンからまったく行く気を見せませんからね~。

ただそれでも、ハマっての2,3着なら十分にあり得る組み合わせですから、この位置に置いておくには、ちょうどいいタイプの馬かもしれないな、と。


なお、⑦プロースに関しては、小倉で前走くらいの飛越の精度だと、前半の位置取りが悪くなりそうで嫌なのですよね。

相手も軽いですし、着狙いのレースに徹すれば上位には来るでしょうが、人気を背負う分勝ちを意識したレースをすると、「前を交わせず、後ろからも差される」みたいなことが起こるんじゃないか。そう決め打ちして、消すことにしました。

ただ考え方としては、「ニンギルスがプロースに先着する可能性は十分に高いが、プロースが2,3着というパターンも十分に想定される」というものになりますので、馬券作戦を検討するにあたっては、それ相応のひと工夫が必要となる。そんな理解となります。


小倉4R オープン


ここは、展開面をどう読むか。そこがすべてと言っていいくらいの組み合わせとなりました。カギを握るのは、ズバリ、マイサンシャインに騎乗する小牧加Jの動きでしょう。

もし、ニホンピロヘイローを可愛がって仕掛けを遅らせるような乗り方を選択するのであれば、「行った行った」を含む前残りの可能性が高まりますし、ハナを主張する、あるいは早めに外から被せに行くレースを選択するのであれば、後続が差し届く確率が一気に高まる。そんなイメージですね。


個人的には、小牧加Jが強気に乗るほうに賭けているので、前2頭を見ながら理想的な位置でレースを進められそうな②リバーシブルレーンを中心視することにします。

この馬は、使える脚が短いですし、イレ込み癖も完全には解消していませんから、基本はコスパの悪いタイプの馬なのですが、何よりこのコースは得意ですし、相手関係もかなり軽いので、消去法的にこの馬を推す以外ない。そんな判断となります。


2番手は、⑦セデックカズマで。

本来なら、こちらを上位に採りたいところですが、この馬には発馬難があるので、中心視するのはちょっと怖かった。そんなヘタレな理由でこの位置に置くことにしました。

まともに走れば、この馬が勝つ可能性も十分。そうは思っています。


3番手は、⑤マイサンシャインで。

この馬は、小倉コースにも実績がありますし、控える競馬もできる馬ですから、まあ、この位置には置いておかないとダメでしょう。

あえて3番手評価にしたのは、ニホンピロヘイローと干渉してスタミナをロスしそうな分、最後のところで詰めを欠きそうな気がしたので。そんなシンプルな理由からです。


上位は、ここまでとします。

③ニホンピロヘイローは、マイサンシャインに早めにつつかれるとさすがに厳しいという判断でシンプルに消しました。

⑧ドリームソルジャーは、前走が軽い相手に理想的なレースをしながら伸び切れなかったことを踏まえ、まだまだ未勝利を勝った頃のデキにはないと判断して消すことにしました。

ただし、消す理由が上記のとおりですので、パドックで馬に活気が戻っているようなら、勝ち負けに持ち込んでくる可能性も十分であることを一応補足しておきます。

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