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週末(1/23,24)の3歳戦回顧


この週末は、3歳の重賞レースこそ組まれていませんでしたが、事前の見どころ解説で取り上げていたレースの中で、いくつか押さえておくべきポイントがありました。よって、まずは今後に向けて、しっかりとレースを振り返っておきたいと思います。

土曜 中京4R 3歳1勝クラス


ここは、注目馬の一頭に挙げていたヨッシーフェイスが、好スタートから番手を取り切っての完勝。やっぱりこの馬、芝スタートが苦手なんですね。

これで、オールダートのコースなら、ちゃんと二の脚がつくことが証明されました。おそらくこの馬は千二がベストなので、夏ごろまではしばらく凡走が続く可能性が高いでしょう。6月以降、古馬との混合の2勝クラスのレースに出てきた時がひとつのポイント。中京や阪神の千二なら普通に上位争いだけど、秋の中山に出てきたら危ない人気馬。そんなふうに、覚えておくといいでしょう。

もう一頭の注目馬ワイズマンハートは、砂を被って嫌がるそぶりを見せるところはあったものの、それにしても伸びずの6着。この結果を見ると、この馬がダート馬であることはほぼ確定。その上で、ちょっと調子落ちの可能性も疑っておく必要はありそうです。

能力的には、1勝クラスでは明らかに上位ですが、次走で即巻き返しとなるかは、なんとも微妙な情勢ですね。

土曜 中京10R 若駒ステークス


ここは、かなり馬場が悪化してしまって、さらにコース取りの妙が着順に直結した印象もあったので、全体観としては、ひとまずノーカウントにしておこうと思います。

ただその中で、6着に敗れたアドマイヤザーゲにだけは触れておくことにします。

事前の見どころ解説でも書いたとおり、それまで折り合いを欠くシーンがまったくなかった馬が、道中で急に行きたがるそぶりを見せるようになったケースでは、すぐに元に戻ることはない。この馬に関しては、まったくもって、そのとおりの結果になってしまいました。

この悪癖を矯正するには、一息入れて立て直すほかありませんから、次も間を開けずに使ってくるようだと、また同じような負け方をするはず。そこのところは、是非、頭に入れておきたいところですね。

土曜 小倉10R 萌黄賞


ここは、注目馬としたクープドクールが単勝14番人気で快勝。馬が落ち着いていた分、テンにまったく行けませんでしたが、外差しが決まる馬場状態になっていたことを考えると、むしろそれがいい方に出ました。

鞍上の斎藤新Jも、前に行く意思を持ってゲートを出したように見えましたが、他が速いと見るや、すぐに差しに構えたところは見事な判断だったと思います。見た目は外からの豪快な差し切り勝ちではありましたが、ラップを見れば、この馬のキレないけどバテないという長所を見事に引き出した形になっているんですよね。

今回は、ジョッキーの見事なアシストもあって、うまく勝ち切れた印象ですが、もし、抽選で桜花賞に出られるとしたら、やっぱり前に行って粘り込むレースをしてほしいな、と。いつも人気にならないですけど、この馬、桜花賞でも見せ場くらいはつくれる能力を持っているんだろうと思っています。

余談ですけど、単勝65.1倍はさすがにちょっと驚きました。無理に穴狙いをするとかじゃなく、オーソドックスに予想しているだけでも、こういう好配当馬券をGETできるんだということが、皆さんにも伝わっていたらうれしいですね。

そうそう、本気で研究を重ねれば、誰だって、勝ち組に入るチャンスがあるってことなんです。

日曜 中山9R 若竹賞


ここは、前日にコネタとして紹介したロードトゥフェイムが、大外ひとマクリの豪快な競馬で快勝しました。

う~ん、自分で言うのも何だけど、この週末は、ちょっと神ってましたね。それは冗談ですけど、まあ、この馬が4番人気って、いったいどういうことなんだろうって、正直思います。クープドクールの14番人気もそうですけど、評論家たちよ、もっとしっかりしてくれ!

だって馬は、血統だけで走るわけじゃないし、生産牧場のブランドだけで走るわけでもない。ロードトゥフェイムやクープドクールにはちょっと失礼だけど、ちょっと雑草臭さを感じさせるこういう馬たちが、良血のエリートを一気に交わし去るレースは、観ていて本当に気持ちがいいですね。

この勝ちっぷりなら、トライアルでの権利取りも、あながち夢ではないかもしれません。さすがにGⅠでどうこうは言いませんが、是非、皐月賞の出走権くらいは、どこかでGETしてくれたらうれしいなと。


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