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日曜日の障害戦(12/11)

明日は、中山で未勝利戦が行われます。

では、早速、レースのみどころについて解説していくことにしましょう。

中山4R 未勝利


ここは、突き抜けるところまではいかないまでも、中山で堅実な走りを見せるグラスディアブロに対して、キャリアの浅い組が上昇度の差で上回れるのかどうか。ズバリ、そこがみどころのレースと言えるでしょう。


ただし、レース全体のレベルが高いとは言えず、平地力のある初障害馬が出走してきたことをも踏まえると、上位人気馬同士によるガチガチ決着以外の結果になる可能性も一定の確率ではあり得るのかな、と。

グラスディアブロに続く人気馬たちは、皆、大きな障害を飛ぶのが初めてになりますし、そこの適性をどう評価するかも、成否を分ける非常に重要なポイントとなってきそうですしね。


ということで、ここは素直に②グラスディアブロを中心視することにします。

この馬の現状の力だと、相手次第では得意の中山でもアッサリ負けてしまうシーンが想像できるわけですが、それでもこのメンバー構成なら、最も信頼が置けるのはこの馬。そう判断しました。


2番手には、入障2戦目の変わりに身に期待して、⑩ロッソモラーレを指名します。

この馬の前走は、上野Jが初障害馬に乗る時によくやる「外々安全運転」に終始していましたから、2回目となる今回、一定の上昇があることは間違いないように思うのですよね。

「それだけで勝ち負けに持ち込めるのか」と問われたら、正直、そこまでの確信はないのですけれど、慎重に飛ぶので本場の固定障害はこなせそうですし、ブリンカー着用でヤル気を見せてきたことを含めて考えるならば、思い切ってこの位置に抜擢するのはアリなのかな、と。


いろいろと考えて、上位はこの2頭とすることにしました。

⑬ダンツキタイは、力的には十分にここでも通用する、いや、むしろ上位の扱いでもいいかも……という感覚ではあるものの、どうしてもこの馬の跨ぐような低い飛越が気になるんですよね。本場仕様の飛びにカスタマイズしてきたら上位争いは必至ですが、「この馬の飛びは、大きな飛越ミスを引き起こすリスクが高い」という自分の感覚を信じてみようと思います。

③ヒストリアノワールにも、似たような課題があるように感じています。走破時計の比較では、明らかにこの馬が抜けていますし、コース形態的にも、間違いなく中山は合うと思うのですけれど、どちらかというと前のめりになりながらの飛越が目立つタイプなので、着地で躓いて……というシーンが、どうしても頭をよぎってしまい……。

その他、初障害組ではやはり①ショウナンバルディのレースぶりに注目でしょう。平地重賞の勝ち馬がここでどんなレースを見せてくれるのか、やはりその点に要注目ではありますね。


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