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週末の障害戦回顧(3/16,17)


土曜 中山8R ペガサスジャンプステークス


ここは、レース序盤こそペースが上がることはありませんでしたが、各馬の仕掛けが早かった分、一定のスタミナがないと最後まで我慢しきれない持続力戦となりました。


勝ったビレッジイーグルは、スタートを五分に出られたことで単騎の逃げに持ち込むことができましたので、後続のマークはきつかったですけど、この程度の相手関係なら横綱相撲で押し切ることができた。そんなシンプルなレースになりました。

本番を見据えてどうかという部分では、目立った収穫があったとも言いづらいですが、最低限、まずはここを順当に勝ち切って、次につなげるイイ流れをつくることはできたように思います。


2着アサクサゲンキは、近走の中でもっともスムーズなレースができていましたので、それで勝ち切れないのなら、完敗という評価にならざるを得ないのは確かでしょう。

ただ、懸念された年齢的な衰えを露骨に見せることはありませんでしたので、「まだまだ健在」というところをしっかり見せられたのは、大きな収穫だったのだろうと思います。


3着サンデイビスは、いろいろとロスのある競馬になってしまいましたけど、それでいて最後に盛り返して馬券圏内を確保したのですから、これはもう本当に立派な走りであったと評価すべきでしょう。

井上Jのエスコートでは本番云々を言える状況にありませんけど、もしも破壊力抜群の乗り替わり込みで本番を使ってくるようなら、ちょっと面白い存在になるかもしれません。


4着ロスコフは、勝負どころからのコース取りと最終障害の着地を失敗した分、馬券圏内に届きませんでした。敗因は、事前の想定どおり鞍上のエスコートのところに尽きますので、この馬自身はよく走っていると評価していいように思います。

5着ナリノモンターニュは、金子Jが見事なエスコートを見せてきましたけど、ここまで相手が強くなると、さすがにまだ厳しかったようです。

7着ギガバッケンは、自分のやりたいレースができませんでしたけど、終いはしっかりと脚を使っていましたので、体調面が戻ってきているのは間違いなさそうです。感覚的には、次はそろそろ……という感じでしょうか。


日曜 阪神4R 未勝利


ここは、前半からやや出入りの激しいレースとなりましたが、結果は阪神コースに対する適性で他馬を凌駕していたアスターディゴンの圧勝。走破時計もしっかりと詰めてきて、この馬にとって文句のつけようがないレースとなりました。

2着ノーティアスは、鞍上がうまく漁夫の利を手に入れた感じの好走劇でしたが、この馬自身、3分22秒台で走ったのは大きな収穫と言えるでしょう。中山コースに替われば、もう一段パフォーマンスレベルが上がりそうなイメージもありますし、、、

3着ゴールドブリーズは、現状の力はほぼ出し切ったようなレースぶりでしたね。当研究所の計算では、3分21台後半くらいで走れるかなと考えていたのですが、実際は少しこの馬の能力を買い被っていたのかもしれません。

6着ユキノグローリーは、何かアクシデントでもあったのでしょうか。ちょっと後退の仕方が気にはなりました。

ソリタリオに関しては、やはりというか何と言うか……。
小牧加Jも道中はかなり気を遣って障害を飛ばせていましたが、最終障害はどうしたって勝負を賭けざるを得ませんので、そこでの落馬は致し方なかったと思いますし、逆に競馬ファンの立場からすれば、一定程度想像できる結末ではあったのかな、と。


今週は久々にしてやったり感が残る結果となって、ひとまずはホッとしています。

なんならスイープできれば理想ではありましたけど、さすがにそこまでの贅沢は言えません。

では、引き続き「本気の競馬力向上研究所」をどうぞよろしくお願いいたします。

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