週末の障害戦(7/20,21)
今週末は業務多忙のため、障害戦に関しては枠順確定前に土日分をまとめて投稿させていただきます。どうかご了承ください。
土曜 小倉1R オープン
ここは、地力上位馬のコース適性に疑問が残ったり、近走成績がひと息だったりと、今ひとつ信頼におけない馬たちが集まった感じなんですよね。
よってどの馬を狙うにしても、それ相応のリスクを背負わないといけない難解な組合せになった。そんな見立てになるでしょうか。
また、いかにも前受けした馬に有利な展開となりそうなんですけど、はたしてどの馬とどの馬が前受けする形になるのか、そこを正確に読むことすら簡単でない点も、予想の難しさに拍車をかけている印象があります。
中心には、クラップサンダーを推します。
この馬は、メンバー中唯一と言っていいポカのないタイプですし、小倉コースがベストかどうかはともかく、機動力があってまったくダメというタイプでもありませんので、このメンバー構成ならこの馬を中心視するのが妥当ではないか、と。
能力的にも、当地でオールザワールドと好戦を演じていればむしろ比較上位と言えるわけですからね。
2番手は、ファルコニア。
この馬に関しては、前走の大敗をどう捉えるかですが、新潟コースで終始引っ掛かり気味の追走になったことが主たる敗因であると捉えるならば、ヴァリアメンテと接戦を演じたこのコースに舞台が替わり、即巻き返しがあってもいいのかな、と。
3番手は、ニンギルス。
この馬は、小倉コースでの立ち回り勝負がもっとも適したタイプの馬ですので、道中はインでじっと我慢する理想の形に持ち込めれば、勝ち負けの期待まであっていいように思います。それができるかどうかは、あくまでも鞍上次第なんですけどね。
4番手は、ワールドスケール。
この馬は、前2走が「どうした!?」という残念なレース内容で大敗しているのですけれど、舞台が未勝利を勝ち上がった小倉コースに替わり、鞍上も乗り慣れた小牧加Jに戻るとなれば、ここで一気の巻き返しがあってもまったく驚けないな、と。
その他、テイエムタツマキは、この鞍上だとどうしても道中で外を回る大味なレースになってしまいそう。
ドンカルロは、オープンで通用する能力はあるものの小回りコースに良績がなく……
メイショウアツイタは、前半で位置を取れればチャンスがありそうですが、最近のモッコラとした出脚ではたして好位置キープが叶うのかどうか……
ブラビオは、先行力があることと鞍上に魅力を感じるものの、前走の時計だと対ファルコニアで明らかに劣勢ですので、この4頭はノーチャンスではないということを理解しつつ選外扱いとしました。
土曜 小倉4R 未勝利
ここは、低レベル戦だった前走シゲルタヌキ組の再戦ムードとなってどことなく穴ムードが漂いますが、その反面、伏兵陣にもこれと言って触手を伸ばしたくなる馬が見当たらないのも事実なんですよね。
ある程度時計を要する低レベル戦になると予想される中、正確に順番をつけるのは簡単でないわけですが、とはいえ少頭数のレースでもありますので、思い切った取捨選択が求められるところもあるのでしょう。
中心には、サンライズグリットを推します。
この馬は、前走の最終障害で体当たりを喰らうことがなければ、おそらく勝っていたのではないか、と。
それを思うと、前走シゲルタヌキ組からはこの馬を最上位に取るべきという結論にならざるを得ませんので、あえてひと捻りすることはせず、素直にこの馬を中心視することにしました。
2番手は、テイエムイダテン。
この馬の前走は、猛烈に行きたがる馬を鞍上が無理やり抑え込んだ結果、完全なタメ殺しになって最後は失速してしまったわけですが、一度使ってのメンバー大幅弱化で、前走から3、4秒ほど時計を詰めると勝負になりそうな気配も漂います。
あえて低レベルだとわかっているシゲルタヌキ組の上位独占に張る理由も特にありませんから、だとすればこの馬をこの位置に抜擢するという判断があってもいいのかな、と。
3番手は、カイトレッド。
右回りは外にモタれる馬だけに、小倉では襷を抜けた後の走りがポイントになる馬ではありますが、ここは単騎逃げも可能なメンバー構成となりましたので、上野Jのレースメイク次第では上位争いに持ち込む余地は少なくない。そう判断しました。
4番手は、パーリーブラック。
この馬は、前走でようやく復調気配を見せてきたわけですが、最終障害が鬼門というところを一年に2度も見せつけられては、さすがに上位には推せません。それでも、自分から動いて行ける機動力は確実な武器となりますので、この組合せなら最後のひと枠に拾っておいてもいいのかな、と。
その他、ダノンジャッカルは、前走で確実に進化した姿を見せたものの、レースぶり自体は粗削りなまま。ここは前受けする馬にペースをうまくコントロールされてしまいそうなイメージが強いので、本来、パーリーブラックあたりとならば互角の評価でいいのかもしれませんが、コスパも加味してあえてここは選外扱いとしてみました。
日曜 福島1R 未勝利
ここは、平地力のある初障害馬が複数頭いて、前走から乗り替わりになる人気馬も複数頭いてと、紛れる要素には事欠かないレースとなりました。
こんな時は、高いコース実績がある馬を信頼する以外に方法がありませんので、ここはシンプルに適性面を重視してシミュレーションを組んでみようと思います。
中心には、ノアチェリーを推します。
この馬は、福島コースでは崩れるイメージがまったく湧かないコース巧者ですので、実績面を含めここは最低でも勝ち負けを期待したいな、と。
道中の位置取りが悪くなったら嫌だなというのはありますけど、それでもここに入ればなんだかんだ上位争いをしてくれるはずと信頼します。
2番手は、トップスターサン。
この馬は、初障害だった前走の内容に見どころがありましたので、入障2戦目の上積みを加味すれば、上位争いを期待できる存在であると見ます。
その前走で福島コースを経験している点も、当然プラスに作用するのでしょうし、、、
3番手は、クラウンセト。
どうでしょう、ここはこの馬の単騎逃げになりませんか……
まあ、末が甘いことはすでにハッキリとわかっていますので、少しでも道中でスタミナをロスしたら厳しいのは承知の上、人気上位馬の脚質を考えるとこの馬の残り目もケアしておくべき。そう判断しました。
4番手は、ノーティアス。
この馬も今ひとつパンチに欠ける印象が否めないのですけれど、レースぶりに器用さはありますので、うまく前々でレースに流れに乗れるようだと、馬券圏内突入も夢ではないのかな、と。
その他、ジローは使って良くなるタイプの馬ですし、レース序盤で位置取りが悪くなりそうな点もやはり気になります。実績上位でもちろん勝ち負けになっておかしくない存在ではありますが、今回は終いがじりっぽくなるほうに賭けてみようかな、と。
コスモチプリアとシュハリの2頭に関しても、このメンバー構成ならワンチャンスあっても良さそうな感じですが、平地力に課題がある点がどうしても気になります。ガンダルフ、ミトロジーという初障害馬の好走も考えられる中においては、この2頭を拾ったからと言って幅広に全体をうまくケアできるわけでもありませんし。
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