第69回 東京大賞典のみどころ
大井9R 東京大賞典
簡単に、、、とはなりますが、東京大賞典のみどころについても簡単に解説しておくことにしましょう。
この開催の大井は、それなりに後ろからの差しも決まってはいるものの、相変わらず全体時計がかかっている印象で、砂を入れ替える前の実績はもはや絶対的なものとは言えない。そんな見方ができそうです。
そうすると、現状と酷似した馬場で好走したJBCクラシック組上位馬の信頼度が増しているのは確かで、あとはウシュバテソーロとミックファイア、ドゥラエレーデをどの位置に置くかがポイントになってくるのでしょう。
展開的には、ノットゥルノとドゥラエレーデの2頭が前に行く形が濃厚で、その後ろにキングズソードとミックファイアあたりが続くと考えるのが自然なのかな、と。
ただ、いずれにしても道中でペースが上がるイメージはまったく湧いてきませんので、基本はスローの前残りにヤマを張りつつ、レースシミュレーションを組んでいく形になると考えていいように思います。
ということで、中心には②ノットゥルノを推します。
普通に考えれば、ゲート五分ならこの馬が再度ハナに行き切れそうですし、仮にハナを譲る格好になったとしても、この枠ならロスを最小限にとどめる立ち回りができるでしょうから、勝ち切るところまで行くかはともかく、馬券圏内の可能性を重視するのならこの馬中心でいいのかな、と。
何より、今の大井の砂をこなしている点は大きいですし、もともと大井の内枠がベストの馬でもありますので。
2番手は、①キングズソード。
この馬を推す根拠としては、良くも悪くも前走の実績を素直に信頼すること以外にありません。
JBCクラシック前の力関係を振り返ってみれば、「本当にこの馬で大丈夫か?」ということにはなりますが、今年はやや特殊な舞台で行われるレースであることを考慮に入れるとするならば、夏以前の力関係は一旦横に置いておいて……ということになるでしょうか。
3番手は、⑥ドゥラエレーデ。
この馬は、前に行ってしぶとく粘るタイプの馬ですので、今の大井に馬場にフィットする可能性は十分。そう考えています。
本当は、ノットゥルノとの「行った行った」狙いをメインに据えようかとも考えていたのですけれど、「この馬がスタートで躓いて落馬」という絵面が少しだけ頭に浮かんできてしまったので、最終的には一列下げてこの位置に置くこととしました。
4番手は、⑤ウシュバテソーロ。
この馬は、今の大井の馬場がフィットするイメージがあまり湧いてこないのですけれど、地力が地力ですので、消すのはさすがにやり過ぎと判断しました。今回に関しては、本当にそれ以上でも以下でもなく、仮にここで負けたとしても、個人的にすごく驚くとかは特にありません。
その他、テンカハルは、力はここでも通用していい馬ですけど、今回は展開と馬場が合わないとみて、スパッと消すことにします。もしもこの馬を拾うなら、ウシュバテソーロをもっと上位に評価していないとつじつまが合いませんし。
ミックファイアは、ジャパンダートダービーで負かした中央馬のその後がひと息であることと、前走内容にもの足りなさが残ったことから、ノーチャンスとは言わないまでも、古馬の一線級相手だと現状はまだ「ドンと来い!」とは言えない。そんな力関係なのかな、と。
ウィルソンテソーロは、二千の距離が長いのと、大井の馬場への適性もひと息に見えるので、迷わずスパッと消します。
グロリアムンディは、体調面が未だ良化途上という印象が強く、力はここで通用するだけのものを秘めてはいても、今のデキではまだ少し厳しい。そう判断しました。
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