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第57回スプリンターズステークスのみどころ


中山11R スプリンターズステークス


現状のスプリント路線は、「枠の並びや展開、トラックバイアス次第で勢力図が大きく変わる群雄割拠の様相を呈している」と理解すべきでしょう。

ここ一年、もっとも安定した成績を残しているナムラクレアにしても、枠の並びやトラックバイアスを味方につけての好走を続けていますけど、一年前のこのレースでは、枠の並びに恵まれずにコースをロスして負けているわけですからね。

もちろん、ここで勝ち負けをするには、このメンバーを相手に互角以上に戦える基礎的能力が必要にはなりますが、そこをクリアしてさえいれば、あとは諸々の「運」次第で、どの馬にも勝ち負けの可能性が十分。そう考えるのが自然なのかな、と。


なお、明日の中山は天気予報が微妙で、ほぼほぼ降らないパターンから、ゲリラ豪雨に見舞われるパターンまで、なんでもアリの様相を呈しているんですよね。

ちなみに本投稿は、極端な道悪にはならないだろうという想定でシミュレーションを組んでいますので、もしも予想外に馬場が悪化したりするようなことがあれば、あまり内容を参考になさらないほうがいいかもしれません。その点、どうかご了承くださいませ。


ということで、ここは③ピクシーナイトを再度中心視することにしました。

もしも全馬が100%の力を出し切れると想定した場合、この馬の力が一枚抜けていることは明らかなんですよね。

もちろん、2年前と同等のコンディションにないことは承知の上、ゲートを五分に出てレースの流れに乗ることができれば、この程度の相手なら今のこの馬でも勝ち負けに持ち込めていいはず。そう判断しました。


2番手は、⑧メイケイエール

折り合いに課題が残るこの馬にとって、この中枠は間違いなく好都合でしょうし、もしも力を出し切れれば……ではありますが、ピクシーナイトと同等に近い評価をしていいのではないか、と。

こちらも2年前のこのレースでは、4着に敗れたものの非常に内容の濃いレースをしていましたから。


3番手は、①ナムラクレア

ここはGⅠですし、脚質的にドン詰まりの不安を拭えないわけですが、外々を回って勝ち切れるほどの力はない馬だけに、この馬にとって、この最内枠はやはり絶好枠と言っていいのではないでしょうか。

堅実味では、上位評価の2頭を明らかに上回っていますので、「馬券圏内の期待」という意味でなら、この馬が一番かもしれません。


4番手は、⑭エイシンスポッター

この馬は、常に自分の脚を終いに使える馬ですし、これくらいのメンバー構成なら、展開次第で十分に戦える力をすでに備えているとみます。

展開的にも、テンが速くなって外差しが利くような流れになるようだと、最後の最後にこの馬の出番がやってきそうだな、と。


その他、ここはほぼすべての馬に馬券圏内のチャンスがあるレースだと考えていますので、だからこそ、あえて手を広げる意味はない。そう考えます。

拾いきれなかったママコチャ、ナランフレグ、アグリあたりにも、普通に勝ち負けのチャンスがあるのでしょうし。


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