週末の障害戦回顧（7/23,24）

この週末は、小倉、福島で計３鞍の障害戦が行われました。

では、早速、レースを振り返っていくことにしましょう。

土曜 小倉１Ｒ　未勝利

ここは、まさに小倉替わりで一変したシャイニーズランが逃げ切り勝ち。読み通り、スピードの落ちない低い飛越が、見事に小倉コースにフィットした印象でしたね。

時計的にも、この馬としては目一杯の走りができていると思うので、ここは植野Ｊのエスコートともども、もろ手を挙げて「グッドジョブ！」とこの勝利を称えたいと思います。

２着のグレートバローズは、初障害でもセンス抜群の走りを見せてきました。安定したレースぶりはもちろん、時計面にもまったく不満はありませんから、次走はほぼ確勝級という評価でいいのではないでしょうか。

３着メイショウアツイタは、まあこんなところでしょう。いつもの自分の時計で走ったら、この位置にいた。そんな評価でいいように思います。

４着メイショウベンガルは、前走からの上積みがありませんでしたね。それでも馬場差を考えれば、前走と同じくらいの走りはしているのですが、それだとここでは相対的に足りなかった。そんな評価になるのでしょう。

９着メイショウメイユウは、スタートを出たにもかかわらず、パフォーマンスを落とす結果に。時計的にも走れていませんし、結果的に体調面が下降線だったのかもしれません。

土曜 小倉４Ｒ　オープン

ここは、好位でロスなく立ち回ったクライムメジャーが、早めに抜け出す競馬で快勝。見事、オープン初勝利を挙げました。

やはり、この馬は小倉のこの距離向きでしたし、今回は、久しぶりにスムーズな競馬ができましたから、思いのほか人気はなかったですけど、まずは順当勝ちという評価でいいように思います。

ただし、この馬にとって距離延長は大きなマイナスですし、他場へのコース替わりも歓迎できないクチなので、次があるかと言えば、それは非常に難しい情勢だな、と。

そうそう、これで植野Ｊはこの日２連勝。しかも、８，５番人気での勝利ですから、これはもう見事というほかありません。

２着のメイショウウチデは、長期休養明けでも地力の高さを見せつける見事な走りをしてくれました。やはりこの馬は、シンプルに重賞級の器であると考えていいのでしょう。

３着ネビーイームは、この時計で走ったら上々。ただ、これ以上は、、、って感じでしょうか。

４着テイエムタツマキは、完全にレースの流れに乗り損ねてしまいました。ここのところ影を潜めていた黒岩Ｊの逆噴射が、ここで炸裂してしまった印象ですね。うまく立ち回れていれば、別の結果が待っていたと思えるだけに、ちょっと残念なレースになってしまいました。

５着ダイメイコスモスは、着順ほど悪い内容ではなかったのかな、と。

６着ニホンピロヘイローに関しては、一番人気に推すほうが間違っているのであって、この馬なりには頑張っていると思います。

７着フリーフリッカーは、やはり小倉のスピード勝負は向きません。今回に関しては、斤量云々以前の問題でしたね。

日曜 福島１Ｒ　未勝利

ここは、結果的に上位人気３頭での決着となりました。

勝ったアルーフクライは、前半から強気な組み立てのレースをして、しっかりと勝ち切りました。やはり福島コースがベストとは思えませんが、ここは相手にも恵まれての完勝だったのかな、と。

２着ジャディードは、自分の時計ではしっかりと走れていますから、ここはどう乗っても勝つのは難しかったのだろうと思います。堅実と言えば堅実、詰めが甘いと言えば詰めが甘い馬なので、今後も付き合い方には苦労させられる馬になりそうですね。

３着カツジは、一戦ごとにレース内容が良化していますが、時計面はまだまだもの足りませんし、次走でさらに人気になるようだと、かなり危険な人気馬になりそうな予感も漂います。

６着ビップテッペンは、上手な立ち回りができてのこの結果ですから、ここは完全にこちらの見込み違いだったのだろうと思います。この内容では、まだまだ勝ち負けまでは遠い。そんな気がします。

８着スフバータルは、パドックの気配が上向いていましたし、前半から積極的なレースを仕掛けて行くことはできましたが、そこまででしたね。伴Ｊもやれる限りのことはやってくれたのでまったく悔いはありませんが、この内容だと、この先もう狙い目はないかもしれません。う～ん、残念！