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日曜日の障害戦(9/4)

明日は、小倉で未勝利戦がひと鞍行われます。

では、早速、レースのみどころを解説していくことにしましょう。


小倉1R 未勝利


夏の小倉の2,860m戦を、3分10秒を切る時計で走れるかどうかは、未勝利を勝てるかどうかのひとつの基準になるわけですが、ここは3分10秒前後の持ち時計の馬が揃った印象もあって、標準よりやや下のレベルでの混戦模様という見立てのレースとなります。

ひとつポイントになりそうなのは、テンに行ける脚のない馬がズラリと揃ったということ。

その中でひとつでも前のポジションを取れると、レースを相対的に有利な状況で運ぶことができますから、「このメンバーで前受けできる馬はいったいどの馬なのか」を正確に読み切ることができれば、的中に一歩も二歩も近づける。そんな言い方ができるのかもしれません。


これらの点を総合的に考慮するならば、人気でも②シゲルキンセイに逆らう理由を見つけるのは難しいと言えるのではないでしょうか。

入障2戦目となった前走は、前々から勝ちに行く積極的なレースを見せての3着。走破時計の3:09.7も、このメンバーに入れば威張れるものですから、先行力、時計の裏付けがしっかりしている以上、シンプルにここに入れば最上位という評価でいいように思います。

ただ、デビュー以来、所属厩舎の調教師の教えを忠実に守っているのか、ハナに行くことを極度に嫌う傾向が強い小牧加Jのことですから、ここもハナに行くのを避けようとするんじゃないかと思うのですよね。

そうこうしているうちに、他馬のスピードに合わせて溜め殺す形になるとちょっと嫌だなと思っていて、その点がちょっとした懸念材料ではあるのですけれど、「状況によっては自分でレースをつくってもいい」という覚悟を持って乗ってくれれば、普通に走って普通に勝ち負け。そう考えます。


2番手は、①フィアレスハート

この馬の前走は、上野Jにしてはめずらしくロスの多い道中となってしまいましたが、それでもシゲルキンセイとはたったのコンマ8秒差ですから、ここは逆転含みの2番手という評価でいいように思います。

ブリンカー着用がどう出るかはありますけど、気性に課題が残る馬にとってこの少頭数はプラスに作用しそうですから、シゲルキンセイを徹底マークするような位置でレースを進められれば、おそらく自然と勝ち負けに持ち込めるはず。そう考えます。


3番手は、⑥ララロトリー

この馬は、一瞬の速い脚がないので、前走のような窮屈な競馬はまったくダメですし、逆に自分で外から仕掛けて行くような競馬も苦手なんですよね。

つまり、襷の出口までにハナ、番手外、インのポケットのいずれかの位置を取り切れないとほぼノーチャンスだということ。その点、ここは枠の並びも理想的ですし、うまいこと得意な形に持ち込めそうな予感もするので、持ち時計的に劣勢なことは承知の上で、あえてもう一度だけ上位評価してみたいと思います。


4番手は、⑦メイショウアツイタ

この馬は、どうやら時計面に限界があるフシがありますし、はっきり最後の決め手に欠けるところもあるので、あんまり上位に評価はしたくないのですよね。

ただし、このレースに関しては、「この馬までケアしておけば、おそらく的中に持ち込める」という感触があるので、馬券の買い方に工夫が必要にはなりますけど、消すことはせずこの位置に拾っておくという判断に最後は落ち着きました。


その他、⑤ホウオウアクセルは、前走で西谷Jが驚くようなスーパー好騎乗を見せての4着。つまり、再現性には乏しく、シンプルに考えて「前走で先着したフィアレスハートを再度負かすのはかなり難しいだろう」という判断になりますから、すでに底を見せているこの馬をあえてここで拾う理由もない。そう判断して消します。

④スズカブランコは、鞍上がその気で乗ればワンチャンスあっていい馬なのですけど、どうせお得意の4,5着狙いの乗り方しかしないのでしょうから、ならばあえて拾う理由もない。そう考えます。

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