日曜日の障害戦（9/15）

中京１Ｒ　未勝利

ここは、「ピーターサイト組 vs. プリモスペランツァ組」という割とシンプルな構図になっていて、ここに別路線組のヒルノショパンやプリンセスララアあたりがどこまで絡んでくるのか、こないのか。
大枠としては、そんなレースになりそうです。

問題は、ピーターサイト組はレースレベル自体に疑問が残りますし、プリモスペランツァ組はそこで完敗した各馬の出走になることをどう捉えるかで、人気上位を形成しそうな馬たちに隙がまったくないとは言えないところが、このレースの予想を難しくしている。そう言えるのかもしれません。

中心には、⑦ニシノパプルブリリを推します。

この馬は、初障害の前走でザスリーサーティに敗れましたが、飛越ごとにロスを作る中、終始内からプレッシャーをかけられたのでは最後に苦しくなったのも仕方がないでしょう。
そんな中、今回は一度使ってのレースになりますので、ザスリーサーティを逆転できる感触は十分。舞台が中京コースに替わることがマイナスになる印象もありませんから、前走同様に好位をとって前受けする形になれば、勝ち負けのラインまで届く公算が高いのではないか。そう考えました。

２番手は、④ヨドノマックス。

この馬の前走は、久々の実戦かつ初障害。そこで前半頭を上げて行きたがっては、終いにスタミナ切れしたのも致し方ありません。
今回は、休み明け２戦目かつ慣れが見込める入障２戦目となりますし、鞍上も折り合い上手な石神Ｊに替わるとなれば、どの角度から見ても、大幅なパフォーマンスアップが望めるのではないか。
そう考えて、この位置に抜擢しました。

３番手は、⑤プリンセスララア。

この馬は、今回が久々の障害戦となりますが、以前はあと一歩で馬券圏内というレースを繰り返していた馬ですからね。
しかも、当時は鞍上があえて入着狙いのレースをしていたフシもありましたから、大江原圭Ｊに乗り替わる今回、今までのイメージを払拭する走りを見せる可能性に期待する手もありかな、と。
もちろん、過度な期待まではできませんけど、どうせまったく人気はないでしょうから、この馬の一発をケアしておくことに一定の合理性を見出すことはできる。そう判断しました。

４番手は、③ヒルノショパン。

この馬の前走は、これと言った見せ場なく敗れた印象で、仮に入障２戦目で大きな上積みがあったとしても、地力でライバルたちをなで斬りにするイメージまでは湧いてきません。
それでも、走破時計だけを見ればザスリーサーティを上回っていますし、そのザスリーサーティが時計面での限界を抱えていることに着目するのであれば、今回はこの馬が先着するほうに一票を投じてみる価値は十分。そう考えてみました。

その他、そのザスリーサーティですが、得意の新潟コースでスローになってもハイペースになっても似たような時計でしか走れない現実がありますし、勝負どころでのペースアップについて行けず一気に離されるシーンがあった前走を振り返ってみても、中京へのコース替わりがプラスに出るとは到底思えないのですよね。
であるならば、１番人気が予想されるこの馬に、今回は真正面から歯向かってみるという選択があってもいいのではないか、と。

カイトレッドは、自分のレースができた前走が案外の結果。時計面では走っているものの、年齢的な衰えを感じさせるレースぶりではありましたし、ニシノパプルブリリに外からプレッシャーをかけられそうな今回は、より厳しいレースを強いられるのではないかと考えています。