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明日(8/30)の注目2歳戦


明日は、新潟で2歳Sが行われますし、小倉の1Rには注目馬テンバガーが出走してくるので、簡単にメモを書いておこうと思います。


小倉1R 2歳未勝利 芝2,000m


圧倒的一番人気に推されている③テンバガー……
なんて書きかけてから前売りオッズを見たら、なんと単勝二番人気。さらに馬連も①トーセンインパルス中心に売れているのには、さすがにちょっと驚きました。

まあ、一騎打ちムードは確かなんですけれど、さすがに①トーセンインパルスあたりには負けてほしくないというのが本音です。もしかすると、終いの切れ味勝負では分が悪いかもしれませんが、自分でレースを動かしてでも地力勝負に持ち込めば、まず負けないと思うんですけどね。

いずれにしても、このレースで③テンバガーの現在地がわかりますから、そうすると、ダノンザキッド組の評価の精度が一段と上がってくると思います。馬券的な話はともかくとして、ここは③テンバガーのレースぶりだけを注視しておくつもりです。

でも、最終オッズが単勝2.8倍、馬単③→①4.5倍とかだったとしたら、もうそれはスゴイ誘惑ですよね。もしかすると、新手のハニートラップかもしれないけれど…(笑)


新潟11R 新潟2歳ステークス


ここは人気もかなり割れていますが、確かに出走馬の能力比較が難しいレースだなと思います。こんなときは、新馬戦のレースレベルで比較すると少し視界が開けるのですが、そのレースレベルの比較も難しい。そういう意味では、非常に難解な一戦になっていると言えるでしょう。

そうすると、次に注目したいのが経験値です。ただ経験値と言っても、注目すべきはどれだけレース数をこなしたかではなく、どれだけ厳しいレースを経験したかというところ。少なくともここは、どの馬にとっても前走以上に相手が強くなるわけですから、他馬からのプレッシャーをはねのけられるだけの強い精神力を持っているかどうかも、非常に重要な要素になってきます。


この視点で言うと、⑨ブルーシンフォニーの初戦は、出遅れて、包まれて、蓋をされて、それでも立て直して勝ち切ったことには大いに価値があります。直線で外から蓋をしてきて結果4着に敗れたスーパーホープは、2戦目、3戦目と強い相手に馬券圏内を確保していますから、この比較で見ても、ここで十分に通用する下地があると言えるでしょう。

ラップの推移やレースぶりから、新潟コースとの相性も悪くないはず。外差しが利きやすい馬場状態であることも考慮に入れれば、この馬に条件が揃っている印象もあります。不確定要素も多いですが、可能性という意味ではこの馬を筆頭に推しておきたいですね。


もう一頭の注目は、⑪ショックアクション。実はこの馬、僕が以前低レベルだと指摘したヴェールクレール組の一頭なんですよね。ただ、その後ヴェールクレール組の中から何頭も好走する馬が出てきて、どういうことかといろいろ分析してみると、どうやら先行した3頭にはかなり厳しい流れだったことがわかってきました。この3頭の中には、先日小倉の未勝利戦でレコード勝ちをしたフリードも含まれていますから、ヴェールクレール組のレベルが低かったのではなくて、着順があてにならなかっただけなのだと評価を改める必要が出てきたというわけです。

それはさておくとしても、前走の⑪ショックアクションの勝ちっぷりは実に鮮やかでした。ここは外枠を引けたことも有利に働きそうで、ジュラメントの番手か、フラーズダルムを番手に行かせての3番手でもいいでしょう。とにかくスムーズなレースはできそうですから、馬場のいいところ選びながらしぶとさを活かすレースができれば、ここでも好勝負に持ち込めそうな気がしています。


条件が合いそうなのはこの2頭ですが、そのほかの有力馬にも、簡単に触れておくことにします。

①シュヴァリエローズの初戦は、一旦、外から交わされた相手を追い比べで差し返しての勝利。相手関係も悪くなく、ここでも通用する素質はあるでしょう。ただ初戦の感じからすると、馬群の中でピタリと折り合えるイメージが湧かないのと、この枠で馬場の悪い内を走らせられるのは大きなマイナスだと思います。

③ロードマックスは、いかんせん初戦の馬場が悪すぎたので、正確な評価が難しいというのが本音です。ただ、その初戦が逃げ切りでの勝利ですし、相手関係も一枚落ちるという中で、なかなか高い評価をするのは難しい。良馬場でさらに一変とかもありうるわけですが、その可能性まではさすがに拾いきれない印象もありますね。

④ファルヴォーレにとって、今の新潟のトラックバイアスは間違いなくプラスに作用するでしょう。素質的に一枚劣るのは事実ですが、終いは必ず外から脚を使ってきそうなイメージもあります。人気はありませんが、ノーチャンスとは言い切れない微妙な立ち位置にいるとひとまず評価しておきましょう。

⑤フラーズダルムの初戦は完勝。時計も標準以上ですし、相手に恵まれたわけでもないので、素質はここでも上位の存在です。ただ、お母さんのクーデグレイスがそうであったように、これまでの産駒もスムーズなレースができた時は強いけれど、少しでもリズムが崩れると脆いという部分は、なんだかこの馬にも引き継がれていそうな雰囲気があるのですよね。他馬からキツいプレッシャーを受けることなく、番手からスムーズに抜け出すような競馬ができれば当然勝ち負けまであるけれども、馬群の中でもまれたり、⑪ショックアクションあたりに厳しくマークされる形になると思わぬ惨敗もありうる。そんな印象を持っています。

⑩ブルーバードは、レースセンスが良くて人気以上に走る玄人好みの馬。ここも自分の力はしっかりと出してくるはずですから、大崩れするイメージはあまりありません。ただ、前走はジャカランダレーンの凡走に助けられた部分もありましたし、対④ファルヴォーレでようやく互角に持ち込めるかどうかという力関係にも思えるのですよね。そう考えると、もっとも確率が高いのは掲示板の下の方か、さらにその下あたり。そんな評価にしておきます。


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