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週末の障害戦回顧(2/10,11)


土曜 小倉4R 未勝利


ここは、ぶっちゃけいろいろと思うところの多いレースとなりました。


勝ったユーベルントは、もともと未勝利を勝てる能力があった馬ですが、あえて忖度なしに書いてしまえば、明確な狙いをもってずっと入着賞金を稼ぐレースに徹していたのだろうと個人的に理解していました。

ところが今回、鞍上が"本気"で乗った結果、あっと驚く差し切り勝ちを決め込んだわけですけど、おそらくこの大激走劇と大庭Jがフリーから小手川厩舎所属になったタイミングが重なったことは、およそ偶然とは思えないのですよ。

これは、あくまでも勘ぐりの域を出ない話であって、断定的なことまでは言えませんけど、長く障害戦を見続けている一競馬ファンの立場から言わせてもらえれば、いろいろと思うところの多いレースにはなったのかな、と。

もちろん、一個人を誹謗・中傷する意図などはなく、大庭Jには今後も今回のような騎乗を続けて行ってほしいと願っていますけど、これまでそのような眼で見ていた競馬ファンがいるのだということだけは、ここにはっきり書き記しておきたいと思います。


2着メイショウキョウジは、思ったほどは走れなかった中でそれでも2着には喰い込めた。そんなレースだったと思います。

3着サンマルグレイトは、ほぼこちらが想像したどおりの走りはしてくれました。おそらく今後も、健闘はするけど詰め切れないというレースがしばらく続くのではないか、と。

5着キガンは、急遽乗り替わった草野Jが、難しいこの馬をうまく乗りこなしたという印象でしたが、前走よりもスタミナを要求される馬場になったことで、ややパフォーマンスを下げる結果となった。そう捉えています。

7着ジローに関しては、やはりコンディション面がどうだったのか……とはなります。パドックの見た目的に悪い印象はありませんでしたけど、はたして内面がどうだったのかという疑問が残る走りとなってしまいました。


土曜 小倉5R オープン


ここは、オープンとしてはもの足りないレース内容となったことにより、道中でロスのあったにも勝ち負けのチャンスが生まれるレースとなりました。


勝ったアランデルは、直前に急遽大江原Jに乗り替わった中での出遅れでしたから、スタート直後はほぼノーチャンスかと思われたところ、道中でうまく盛り返しを図り、最後は前を捉えてキッチリと勝ち切るところまで行ってしまいました。

まあ、これはレースレベルが下がったからこそできた芸当であるとも言えますけど、結果的にここでは純粋に力が違った。そんな評価が妥当でしょう。


2着ヴィジュネルは、前走から特に上積みがなかった中での2着。この時計なら普通に走れる馬ですし、それ以上特に言及するところはありません。

3着スマッシャーは、小牧加Jの乗馬技術の高さを見せつけるレースができたのですけれど、それでも最後は伸び切れず。この内容からすると、やはり力を出し切れるのは阪神コースだけなのかもしれません。

5着キスラーは、悪いレースではありませんでしたが、この勝ち時計でも掲示板がギリギリとは、ちょっと期待外れではありました。乗り替わった五十嵐Jは、概ねソツなく乗ってくれたとは思うのですけれど。

6着アンブロジオは、この馬なりのレースはできたように思います。切れる脚を使えるタイプではないだけに、もっとペースが流れていたら違う結果があったのかもしれないですけど。


日曜 小倉4R 未勝利


ここは、圧倒的な人気を集めていたスマイルスルーの大きな着地ミスによって、結果が紛れることとなりました。


勝ったルリアンは、気性的に障害が向くのだろうと想像はつきましたけど、それにしても鮮やかな勝ちっぷり。レース慣れして行けば、オープンでも十分に勝負になりそうな予感がしますね。

2着トラファルガーは、平地時代を通じて一度もいいところを見せたことすらなかった馬ですので、この好走を説明するのは困難というほかないでしょう。ただ、走破時計、レースぶりとも、およそ一過性のものとは思えない走りをしていましたので、次走以降も上位争いと考えてよさそう。それにしても大庭J、大きな憑き物がやっぱり取れたみたいです。

3着スマイルスルーは、正面スタンド前での着地ミスがすべてでした。最後はよく盛り返してきただけに、痛恨のミスとなってしまいました。

10着ヴィナクローナ、11着ライアンは、まったくいいところ無しの惨敗。ともにここまで大きく負ける馬ではないだけに、なんと説明していいのやらという残念な結果にただただガッカリです。


いや~、今週は「中身もなければ運もなし」という情けない結果となってしまいました。反省すべきは反省し、来週からしっかりと立て直しを図っていかないといけません。

まあ、いずれにしても来週以降における大庭Jの扱いについては、よ~く考えないといけないな、と。

では、引き続き「本気の競馬力向上研究所」をどうぞよろしくお願いいたします。

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