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明日の注目3歳戦(1/23)


残念ながら、明日は大注目というほどの3歳戦は組まれておらず、正直、「明日の注目3歳戦」という表題はどうなのかなあとは思ったのですが、まあ、急に大した理由もなく表題を変えるのも微妙なんで、今回は、このままいくことにします。

中京4R 3歳1勝クラス


ここは、馬券云々は横に置いて、2頭の馬の走りに注目したいと思います。

1頭目は、⑤ヨッシーフェイス。中山に遠征した前走は、この馬らしいスピードを見せるシーンもなく、特に見せ場もないまま8着に敗れました。この馬、未勝利勝ちの内容は非常に優秀ですし、ややもの足りない内容に映った2走前でも、最低限、ハナに行くぐらいのスピードは見せられていたので、やっぱり前走の敗因はちょっと不可解ですよね。

もっとも可能性が高いのは、芝スタートだとダッシュがつかないというパターンで、もし、今回、テンにいいスピードを見せられるようなら、その推測が概ね当たっているということを意味します。一方、オールダートの今回も、前走と同じようなレースになるようだと、ちょっと早熟傾向を疑う必要が出てくるのかなと。そこをしっかりと見極めるためにも、ここでヨッシーフェイスがどんなレースを見せてくるのか、ちょっと注目しておきたいですね。

2頭目は、⑪ワイズマンハート。こちらは、芝を使った前走で大敗したわけですが、その敗因が芝なのか、体調面なのか、それともその両方なのかを見極めておく必要があるでしょう。

ここで、即巻き返してくるようなら、ダート馬と決めつけてもいいのでしょうから、この馬のキャラを特定するためにも、しっかりと今回のレースぶりを注視しておきたいと思います。

中京10R 若駒ステークス


ここは少頭数ながら、馬券的には難解なメンバー構成になっていますが、見どころという意味では、意外に少なくないイメージもあります。


まずは、①ジャスパードリーム。この馬は、前走、中京ダート千八で、終始外々を回されながらも好時計勝ち。まだ馬は子どもながら、秘めたるポテンシャルの高さを見せつける形になりました。

問題は、レースぶりが一変した理由がどこにあるのかというところ。一般的な評価では、適性の高いダート戦で砂を被らずにレースを進められたことが勝因と見る向きが多いのでしょうが、個人的には、今の段階で芝適性がないと決めつけるのは危険なようにも思っているのですよね。今回、おそらく芝・ダートの適性に関する一定の答えが出るのでしょうから、人気薄でも、そのレースぶりにはちょっと注目しておこうと思います。


次は、③レヴェッツァ。この馬、やんちゃな気性がお父さん似の印象で、まだまだ子供っぽさが目立つ現状ですが、前走の勝ち時計は、前日に行われた古馬2勝クラスと0秒1差。チャレンジカップでも入着級と、地味に好時計なんですよね。

まだまだ上昇の余地が残されていて、荒れた馬場への適性も高そう。着順ももちろんそうですが、やっぱりそのレースぶりは要注目でしょう。


④アドマイヤザーゲは、前走のホープフルSで、デビュー以来はじめて行きたがる面を見せて惨敗。普通、このパターンは、急に折り合いが元どおりになることは少ないのですが、さてさて、どうなることやら。素質はそこそこ高い馬なので、今回のレースぶり次第で、良くも悪くもこの馬の未来が少し見えてくるのかなと。

⑦グロリアムンディの前走は、安全運転に徹しての4着。それでも、そこそこ相手が揃っていた中での4着ですから、少なくとも素質の一端は見せられたのかなと思います。そういう意味で言うと、ここは試金石のレース。このメンバー相手に取りこぼすようだと、さすがに将来性に疑問符が付くようなことにもなりかねませんから。まずは、勝ちきれるのかどうか。その上で、レース内容にも注目しておきたいですね。

小倉10R 萌黄賞


ここは、どれくらいの人気になるのかちょっと読めないですけれど、⑨クープドクールのレースぶりに注目してもらいたいと思います。

デビュー戦は、ハイペースで終始引っ掛り気味の追走になったにもかかわらず、ギリギリ押し切ってしまう強い競馬。ただし、2戦目は完全に折り合いを欠いての大敗、前走は内枠で大きく出遅れて万事休すと、まだ、一度も自分の力を出し切るレースができていません。

気持ち的には、難波Jに乗り続けてほしい馬だったのですが、ここは斎藤新Jに乗り替わって、おそらく一定程度はレースぶりに進境があると見込んでいます。僕がこの馬に注目しているのは、もちろん、「地味で、人気になりづらいタイプの馬だから」という理由もあるのですが、願わくば、ここらで1勝クラスを勝ち上がっておいてもらって、桜花賞に出走してハイペースの逃げを打ってほしいと考えているのですよね。

まあ、ほとんど妄想レベルの話なんですけど、もしそれが実現したら、今年の桜花賞は底力が試される素晴らしいレースになるんじゃないかと。それくらい、このクープドクールのスピードには、魅力を感じているというわけなんです。

気性的には、間違いなくハナに行ったほうがいいタイプだと思いますので、スタートを決めてポンとハナを切れるようなら、前半3ハロンを32秒台で入っても、ギリギリ押し切れるような気もするんですよね。まあ、それまでに外差し傾向が顕著な馬場になっていたら厳しいですけど、そうでなければ、ワンチャンスあっていい馬だとは思います。

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