COCOAに「濃厚接触」通知「だけ」がきて、PCR検査を受けた件 ー前編ー

タイトルの通りなのだが、COCOAに「濃厚接触」通知が来て、先日、PCR検査を受けてきた。(のんきにnoteを残している時点でお分かりの通り、陰性だった。)今後、通知が来て動揺する方の参考になればと、COCOAに翻弄された数日間の顛末を書き記してみる。

え、来たのは通知だけ?

始まりは9月5日(土)、スッキリ目覚めた週末の早朝。起き抜けにスマホの画面をチェックすると、見慣れない通知が。(カッコつけて英語にしててスイマセン。壁紙は、セクシーな人見てればセクシーになれるかなとソフィア・ローレンにしている。)

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要するに、コロナウイルスの陽性者と「濃厚接触」してますよ、という通知だ。ついにきたか、とCOCOAを開いて、いきなり問題発生。アプリ上では「陽性者との接触は確認されませんでした。」と出るわけだ。エェッ!そんなことあるぅ?

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バグか?もう無視しちゃおうか?と思ったけれど、世の中に迷惑をかける大人になっちゃいけないと、グッと我慢し調べる。

まず厚生労働省のウェブサイトを見てみたのだが、メールで問い合わせろとしか記載されていない。

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申し訳ないが面倒くさい。きっと返信が来るのは週明けだろうし、待つのも面倒くさい。きっと同じ状況にある奇特な方が状況をシェアしてくださっているはずだと、頼みの綱のTwitterを開く。

どうやらiOSで起きているバグらしい

時間を割いてシェアしてくださった皆さま、本当にありがとうございます、なのだが、どうやらiOSのヴァージョンアップに伴い、通知のみが来てアプリ上には表示されないバグが発生しているらしいことが分かる。

本当に接触しているかどうかは、iPhoneの場合、「設定」→「プライバシー」→「ヘルスケア」→「COVID-19接触のログ記録」→「接触チェックの記録」を確認。ログ上の「一致したキーの数」で1以上のものがあれば、陽性者と接触があった、ということになるらしい。

厚生労働省様、いろいろ事情はあるのでしょうがメール返信ではなく、Q&Aにこのバグの件を説明してしまったほうが効率的なのでは…?と首をかしげながら、上記の手順でログ記録を調べてみると、あ…

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ひとつならず、ふたつも「1」がついたログが現れたではないか…!通知が来た時間は寝てるし、どういうことよ?と思ってさらに調べると、どうやら通知のタイミングと接触のタイミングは一致しないらしい。(本来はアプリ上に接触した日付が表示されるそうな。)

有志のエラい方が作ってくださったこのサイトで、HASH値(上の画像では隠してあります)の先頭部分を入れると、接触日が出るのを突き止め、入力してみた。

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これによると、私は8月31日(月)と9月1日(火)に陽性者の方と濃厚接触しているらしいことが判明する。うーん、会社にしか行ってない。会社に陽性者はまだ出ていないし、週の半分はリモートワーク、出勤時は常にマスク着用、会議室にはアクリル板を設置、共用部を定期消毒するなど、まぁまぁ対策していると思うので、ここで感染が広がるとは考えにくい。電車なのか?でも、通勤時間帯の電車内は静かだし、マスクなしでおしゃべりに花を咲かせている方々がいようもんなら、失礼ながらそっと車両を移動している。約一週間たったいま、体調はすこぶるいいし、厚生労働省のウェブサイトには、思い当たる行動歴がなく、体調に異常もない場合は「普段通りの生活をしていただいて差し支えない」と書いてあったので、会社には週明け報告すればいいかと考え、グウタラしていた。

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今思うと本当にアホなのだが、この後にくる自宅待機生活を想像もせず、のんきに固いあたりめを食べ、奥歯が縦に真っ二つに割れる悲劇にみまわれたりしていたところ…(この話は別の記事に書こうと思う。)

通知が来たのは私だけではなかった

9月6日(日)の夕方になり、上司から「もしやCOCOAから濃厚接触通知来てない?」という連絡が入る。話を聞くと、私以外にも上司を含め、同僚の複数人に濃厚接触通知が来ているらしい。え?まさかの会社でしたか?

感染拡大を防ぐため、また会社の方針として、体調が普段通りであっても、(たとえ自費診療になったとしても)PCR検査を受け「陰性」が確認できるまでは、自宅待機(勤務)しろという指示が出た。

申し訳ないが、まず「この割れてグラグラする歯のまましばらく過ごさなければいけないのか。修行…」と思ってしまった。(COCOAの接触感知機能の精度が高い前提で)世の中のためを考えたら、そもそも自宅待機するのが正しい選択だったよねと、ここにきて思い至る。重ねて申し訳ない。

(後編に続く…)

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