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Vive XR Elite先行体験!軽さを求める自分の求めた最新デバイス 愛機のPICO4との比較も

簡単な自己紹介

初めまして、あむと申します。
普段はNeosVR、時々VRChatで生活しているヘビーメタバーサーです!
使用しているVRHMDはOculusGo→OculusQuest→OculusQuest2→PICO4という風に変遷してきています。ちなみに今はPICO4がメインHMDです。

今回はVive XR Eliteの体験会に参加してきたので、ぶっちゃけ本当にオススメなのかどうか、辛口レビューでお伝えいたします!!!!!

入口オシャだった

Vive XR Eliteのスペック

こんな記事にたどり着いた方でしたらもうすでにご存じとは思いますが、念のためVive XR Eliteのスペックをここでご紹介します。

  • 解像度:片目1920 x 1920ピクセル(両目3840 x 1920ピクセル)

  • ヘッドセットトラッキング:6DoFインサイドアウトトラッキング

  • リフレッシュレート:90 Hz

  • 視野角(FOV):最大110°

  • オーディオ:マイク、内蔵スピーカー

  • プロセッサー:Qualcomm® Snapdragon™ XR2

  • ストレージ&メモリ:128 GB / 12 GB

  • インターフェース:USB-C、Bluetooth、Wi-Fi、3.5mmオーディオジャック

  • バッテリー:取り外し可能、最大3時間使用可能

  • 重量:バッテリー込みで625g

  • その他:折りたたみ可能、パススルーモード対応、PC VRモード対応

とまあこんな感じで、通常のVRHMDとしての機能は十分ですが、今までのVRHMDと一線を画しているのは、その軽さです。

一見Vive Flowと見間違えるほどの見た目

ここからは、体験会の流れで感じたVive XR Eliteの特徴を時系列とともに紹介いたします!

圧倒的な見た目

体験が始まるまで、自由に置いてあるデバイスを触ったりすることができました。
筆者は比較用にPico4を持って行っていたので、許可を頂いて見た目の比較をしてみました。

前面はかなり異なる二つのHMD
Vive XR Eliteはさすがの薄さ
クッションありだとその差がわかりやすい

Vive XR Eliteが後部にバッテリーを持ってきているのと同様に、Pico4も後部にバッテリーがあるため、両者ともにバランスはばっちりです。
ただし、Pico4が重心をど真ん中に設計しているのに対し、Vive XR Eliteは後ろ寄りに重心が存在していました。
この理由は、Pico4よりもかなり前面を軽くして、顔への圧迫感をできるだけ少なくするためだと思われます。

写真を見てもらうとわかりますが、全面の薄さはかなりVive XR Eliteに軍配が上がります。
Pico4でも十分薄いと感じていた筆者でしたが、ここまで薄いと逆にどうなっているんだと感じるレベルです。

また、Vive XR Eliteの特徴として、後部のバッテリーを外すことができるのはとても魅力的です。

スタッフ(?)の方に外す様子を見せてもらったとき
こんな感じでバッテリーを外すとかなりコンパクト。持ち運びしやすそう

レンズ部分はこんな感じになっています。

Vive XR Elite

パンケーキレンズであることが一目瞭然ですね。
数字の書いてあるツマミは視度調整用です。
比較用にPico4のレンズ部分もお見せしましょう。

Pico4のレンズ部分

こうやって見るとかなりわかりやすいのですが、ぶっちゃけレンズはPico4が大きいです。視野角に関してはレンズと目の距離によって変わるため一概には言えませんが、もしかしたら構造上仕方なかったのかもしれませんね…。

さっそく体験

Pico4との比較を終えて、さっそく体験!
スタッフの方の指示の下、チュートリアルを進めていきます。

バッテリーを線で繋いでポケットに入れることでコンパクトな使用感に

使用したのは後頭部のバッテリーを外した写真の状態。
右側のUSB-Cポートにポケットにあるモバイルバッテリーを繋いで体験しました。
バッテリーが頭に乗っていない分かなり軽くて、まるで大きな眼鏡を付けているような感覚でした。

被るとき、こういったタイプのHMDを付けたことが無いせいで、どうやって装着すればいいのか少し手惑いました。
しかし実際装着してみるとフィット感も良く、つけていて全く違和感を感じませんでした

チュートリアルは視度調整やIPD調整、コントローラーの操作など基本的なものでした。

コントローラーはQuestライクでバッテリー式。かなり軽い。

最初の体験が終了してまず感じたのは、その軽さ髪がボサボサにならないということ!
筆者はVR体験をするとその重さで顔に跡がついてしまったり、髪がボサボサになってしまうなどが起きてしまい、あまり外で装着するのは嫌いでした。
しかしVive XR Eliteではそういったストレスもなく、ついそういうのが気になってしまう女性にも安心だと感じました。

次の体験はARを楽しめるコンテンツです。
(写真なくてゴメンナシャイ)
体験内容としてはAR空間上で行われているパーティクルライブをいろんな角度から見ることができるというものです。
歩き回ってライブ映像を様々な角度から見ることができるのも楽しかったですが、何より周りの安全をしっかり確認しながら鑑賞できるのはGOODでした。
VRで完全に視界が遮られている状態では怖くて歩き回ることができませんが、ARで周りが見えている状態なら、かなり安心して歩き回ることができます
ぶっちゃけこれを付けながら外を歩いても安心だなというレベルでした笑

途中でバッテリーを交換してもらったのですが、全面側のデバイス事態にも5分くらいは持つバッテリーが搭載されているので、後頭部のバッテリー交換時にいちいちコンテンツが途切れることがないという利点もありました。
こういった部分は、かなり展示会向きであると感じましたね

VRChat体験

さあ皆さんが一番気になるであろう、VRChatでの使い心地です。
結論から言うと、かなり快適で睡眠にもピッタリでした。
VRChat側がまだ対応していないため、若干操作に癖がありましたが、それでもかなり快適に遊ぶことができました。

マイクの音質に関しても良好で、普通に使う分には問題ないなという印象でした。
ただし注意点としては、ボタン自体にタッチセンサ―がついていないということです。(たぶん)

コントローラーはVive Focus3のものと全く同じ、互換性もある。

この画像で説明すると、スティックとトリガー部分にはタッチセンサーがあります。しかしYボタンとXボタンにはタッチセンサーがありません。また、見えづらいですが、ボタンの隣にあるサムレスト部分にも一応センサーがついています。
ここは慣れの問題なので正直どうしようもありませんが、Questのようにボタンにもセンサーがついているのに慣れていると少し戸惑うかもしれませんね…!

ヘッドセットのバッテリーを外した状態にすれば、かなり快適に寝ることもできそうでした
ヘッドレストに頭を預けても、何も障害物がないのはとても快適でしたね…
PICO4だとバッテリーが後頭部で当たってしまうので、少し不快感がありました。
とはいってもVive XR Eliteを付けながら寝るのは、故障の原因にもなりうるので自己責任で!!!!笑

ちなみにパススルーも体験させていただきました。
右手のボタンを二回押すことで簡単にパススルーモードに切り替えることが可能です。
Twitterの文字も問題なく読めるし、キーボードの操作も非常にしやすい。
Pico4と違って歪みも少ないため、かなり快適だと感じました。
ちなみにパススルーモード中でもマイクやスピーカーが途切れないのは地味にGoodポイントに感じました。

評価

ということで、同じ軽量系HMDであるMeganeX、同じ価格帯であるQuestPro、価格帯の異なるPico4と比較してみました。

1.価格

MeganeX(249000円)  > QuestPro(226800円) >  Vive XR Elite(179000円) >>> Pico4(49000円)
ぶっちゃけ妥当な値段だとは思います。(Pico4は安すぎる)
もう少し安かったらうれしいけどもね!🥰

2.視野角(体感)

Pico4 > QuestPro > MeganeX = Vive XR Elite
視野角は少し狭めに感じました。
それでも体験自体には問題ないかとおもいます。

3.画質(体感)

MeganeX >> Pico4 > QuestPro ≥ Vive XR Elite
画質は若干他VR機器に劣る印象でした。しかしこれは設定にもよるので、体験会ではフルの画質が活かしきれていなかった可能性も。
とはいっても特段画質が悪いという印象は受けませんでした。まあQuest2と同じくらいかなという感じです。

4.付け心地(体感)

Vive XR Elite > Pico4 > QuestPro > MeganeX
付け心地はかなり良かったです。
特に寝やすさは圧倒的!!!後頭部のバッテリーを外して使うモードはかなり最高でした。
MeganeXも同様の構造ではあるものの、前面にかなり重さを感じてズレやすかった…!

5.機能モリモリ感

Vive XR Elite ≥ QuestPro > Pico4 > MeganeX
Vive XR Eliteは何よりパススルー機能がかなり見やすくてよかったです。
ハンドトラッキング機能や視度調整機能、拡張性等を考えてもQuestProと同等かそれ以上のモリモリ感があるなと感じました。
フェイシャルトラッカーやアイトラッカーの拡張も楽しみです。

総合評価

髪型や顔の跡が気になる女性や、展示会で使用したい人にはめちゃくちゃオススメ!!!
より軽いデバイスやV睡の質を求めるヘビーユーザーにもかなりオススメ!!!
ただし価格とソフトの対応状況を考えると、初心者にはPico4がお勧め!!

いかがでしたか?

新発売のVive XR Elite、実際に体験してかなりVRHMDの軽量化が進んでいることを感じました。
このレベルの軽さであれば、VR布教用に持ち歩いても場所を取らなくていいですね!
ここからさらに画質や視野角等も上がっていけば、もはや言うことなしかも…!?

ということで以上、Vive XR Eliteの体験レポでした!
VRHMD選びのご参考になれば幸いです!

ではまた!

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