寒空の帰り道。
君が、振り返って笑った。

ふわり

と、音が聞こえるように。
寒さを忘れそうになるほど、
君のその笑顔を、どうか守りたいと。
君がもう二度と、泣きませんようにと。

そんな風に、願った。