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健康麻雀とは実際どんなものか?

祝日限定に開催させて頂いた健康麻雀をリポート。
麻雀を知らない若い世代や、遠ざかっている方が、好きになるきっかけに

健康麻雀は純粋にゲームを楽しむことで、脳の活性化に大いに期待できます。認知症・アルツハイマー・若年性痴呆症などを抑制でき、更に脳内ニューロンを増やすことで身体の基本的動作の改善、言語野領域の増大に繋がります。

参考資料:実際に認知症予防の研究を進めている株式会社シグナルトーク様より

凄いですね。脳波を測定しながら麻雀をすると、本当に感覚領域から言語野まで活性化されています。脳に刺激を与えることで、脳の退行性を予防できます。他にも対人と触れ合うことで意欲の活性ができ、元気の源となるのです。

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昨今の超高齢化社会において、認知症の方が増えることが懸念されています。家に引きこもっているとそれだけで脳が退行し、筋肉も衰え、膝痛腰痛が加速し、更に外に出るのが億劫になってしまいます。後期高齢者の全員が福祉施設や老人ホームに入れませんね。
介護認定を受けなくても元気な方はたくさんいます。もしも高齢者の方が「外出したいほどの用事」を作ってみれば良いのでは?と考えた結果、そうだ、麻雀をやってみようと思ったのがきっかけです。

健康麻雀とは?

1、飲まない・吸わない・賭けない
2、脳内トレーニングで、痴呆防止に効果あり
3、手指の運動で、冷え・指の変形予防を促す
4、対局中の会話で、左脳の言語野を活性化

純粋に麻雀ゲームを楽しむものです。最近では老人ホームやデイサービス・介護施設などで盛んに行われ、痴呆防止の効果が医学的にも証明されています。

ルールは知らなくてもご安心ください。役が解らない等は、周りのスタッフやメンバーの方達からも優しく教われます。ゲーム中の会話を積極的に行い、集まった方々の交流もかねて楽しく行います。

牌を集める時に、手や指を使うので『手の痺れ・指の変形がある方』のリハビリにも適しています。洗牌(シーパイ)が苦手の方も、ゆっくりで良いので焦らず積んで大丈夫です。


和ごころ健康麻雀教室の軌跡-第一回-

2014年11月3日に第一回和ごころ健康教室にて健康麻雀を開催しました。お集まり頂いた皆様、本当にありがとうございました。第一回目ということもあり、全てが初めてで、行き届いていない所も多々ありましたが、まずは無事に終えることができ感謝しています。

和ごころ初期健康麻雀 (11)

こう掲げましても実際に本当に集まってくれるか心配で、前日からドキドキが止まらなかったですが、メンバー揃って一安心です。
外の掲示板や、ブラックボードに開催のお知らせ中に、ある質疑応答がありました。

「賭けないんじゃあ、つまらないねぇ」
「お金がかからないと、燃えないんだよよねー」
「賭けないんなら、やる意味ないなー」
「フリコミも痛くないなら、高い手ぇばっかり狙って、逆につまらないじゃんよー」

確かに、賭けないと慣れている人は燃えません。
つまらないのも解ります。私もできれば普通の麻雀がしたい。
ただ、初心者にも参加しやすいフランクな感じでいきたいのです。

麻雀=ギャンブル、賭けることが全てではありません。女性の方も気軽に参加しやすい為に、健康重視で行うのです。

手積み卓を購入し、和室で行いました。何故か「麻雀は和室で」が先入観にあったんですね。

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みんなで一緒に楽しく学ぶものです。麻雀が初めての方、知っているけど実際に牌を扱ったことが無い方でも大歓迎!と雀荘勤務経験もない私が、右も左も解らないやり方で独自にやっていました。

2014年11月24日-第二回-

前回より参加人数も増え、今回は80代の女性2名に参加頂くことができました。麻雀は「30年前にやったことがあるのよ」とおっしゃっていましたが、牌の並びが上手すぎる・・・と驚きを隠せません。とても80歳以上の高齢の方とは思えない麻雀です。

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前回参加して頂いた方から、お父様をご紹介頂き、親子対決も見れました。親子で麻雀は、私にとって夢のようですが、彼ら親子も初めての親子対決だそうです。

和ごころ初期健康麻雀 (3)

卓が二卓も立ち、大変賑やかに開催することができました。楽しい時間はあっという間でしたが、皆で元気に麻雀することができ、感無量です。
雀卓も足りなかったので、昔ながらの炬燵の机をひっくり返して胡坐をかいて麻雀してます!昭和の雰囲気ですね。

2014年12月30日-第三回-

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年越し麻雀です。雀卓を汚してすみません。
近所の「芽生え寿司」さんから、お寿司を頂きました。とても美味しいので評判です。
年末ということもあり、メンバーが集まらずでしたが、おじいちゃん達と激しく争いました。

団塊世代の再燃性

実は横浜市金沢区は健康麻雀が盛んです。
参加された方に教えてもらったのですが、地方自治会・区役所・愛好会など10団体が既に存在するらしく、平日の昼間から仁義なき戦いが繰り広げられています。老人ホームなどでも行われているので、次回私も勉強がてら参加させて頂きます。

主に痴呆防止・コミュニケーションの場作り・活力増強になるため、今後は娯楽→リハビリの分野に進出するはずです。ルールや役は確かに複雑・難しいですが、それを「覚える→習おうとする→その場に行く」のが大事です。

家に引きこもってばかりですと、脳が活性化せずに後退するばかりです。外に出て刺激を受け、人と喋ることが痴呆防止のスタートだと思います。今後世の中が、麻雀をリハビリに取り入れる為に。まずは金沢区を盛り上げていきましょう。

私が麻雀をする理由

昔、日本が高度経済成長だったころは其処らじゅうに雀荘があり、学生から大人まで混ざって打っていたそうです。学生のアルバイトは雀荘で稼ぐといった方も多いのではないでしょうか?
現在の若者、特に20代以下は麻雀自体を知らないという子も多いと聞きます。

ネットやSNSが普及した昨今ではスマホ・PCが当たり前で『昔の遊び』が時代とともに薄れてきました。家から出かけて遊びに行かなくても、PC・スマホがあればネット対戦も可能な時代です。これはこれで人類の英知がたどり着いた素晴らしいことですが、少し寂しい気もします。

人と人が直接会って、挨拶を交わし、話をする『場』が私は好きです。
麻雀はお金を賭けるギャンブルという黒いイメージが未だにありますが、健康麻雀は純粋にゲームを楽しむものです。常に思考しながら手を動かす動作がついているので、頭の体操には最適です。

外に出て、直接人と話し合いながらゲームを楽しむ昔ながらの遊びは、超高齢化と言われる社会に必要なことではないでしょうか?人の繋がりを築ける『場』を金沢文庫に作りたいと思います。


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