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何故HI-STANDARD(ハイスタ)は色褪せず人気なのか?

私と同い年の方(32歳)は中学の頃『ハイスタ』『モンパチ』『ゴイステ』の時代ではないでしょうか?友達からCDを借りて、MDに4倍速で録音し、通学途中で聴きながら、たまに鳥肌が立っていたりしませんでしたか?

カラオケに行っても、コピバンでも必ずと言っていい程謳う『STAY GOLD』

あの青春時代に響いた曲は、大人になっても廃れないものですね。あのMDはいったいどこへ行ったのだろう。

そんなハイスタ復活のニュースを聞いた2017年

告知なしで14万枚、このCDの売れない時代としてはミリオンセラーも難しい時代。販売初日で4.8万枚、初週で13.6万枚の売り上げ。
当時の星野源、SEKAINOOWARIを抑えオリコンチャート初の1位!!売り方も告知なしでCDショップのみで販売→売れきれ店が続出事態。

何故売れたのか?

 ①ハイスタ世代はCDを買う時代に生きていた

②ギター横山健の地道なバンド活動と、ピザオブデスの活動と若いバンドとの壁の無い身近にさせる人間性

③今のパンクメロコア好きなキッズ(死語?)のファンの現在のバンドが、ハイスタ神的存在になっている事

④16年ぶりという超レアシングル

⑤SNSの普及で情報が簡単に広がる事

⑥今回のエアジャムで、現在進行形のバンドとライブをすること     


これらを全て分かり切ってて、ハイスタは告知無しでリリースして、遊び心たっぷりな事をして結果を出し格好いい事をしたのではないかと。  

 一つずつ解説しますと  


①毎週タワレコに通っていた世代だから

私らハイスタ世代はCDを買ってなんぼ、ダウンロードよりCD時代に生きてきたアラサー・アラフォー世代であります。  

我々は『CDのジャケットセンス、歌詞、はたまた、最後に書いてあるゲストコーラスはいるのか?』など音楽以外でも楽しみがあるのです。

お金にも余裕がありCDを買うのに何ら抵抗がありません。

しかも、しばらく音楽配信せず、CD発売のみも購買意欲わ沸かせたのもあるでしょう。これを買わない人は僕らの世代にはいないでしょう。  

そしてSNSが化学反応を引き立てる。  

ハイスタが宣伝しなくても、CDショップで見かけたファンが、つぶやいたり、Facebookに乗せたりして瞬く間に広がる。実際私もFacebookで友達が掲載して、それを見た私は、まじかよ!!!ッて、シェアするわけです。

私は訳あってCDショップに行けず、発売日三日後に地元横須賀のCD屋に駆け込んでラスト一枚をゲットしました。    

 

②テレビ取材を頑なに断っていた人が、テレビ出演&対バン活動&日本語を歌う変化にファンが心酔いしれる

ギターの横山健とKENBANDの活動
ハイスタが活動休止後ギターの横山健は、BBQCHICKENSで活動。

まだ無名時代のハワイアン6のドラムを迎え入れた。

この頃から、横山健が若手バンドとの交流を深め、続くKENBANDの活動に役立てた。

現に私の友達のスカバンドが渋谷のサイクロンというL.Hでライブをした時、お客さん数人の中に横山健が立って見ていた!

マジでビビりすぎて、声かけられなかった。

階段でハワイアンのドラムと仲間で話していました。恐らくハワイアンの友達のAIMってバンドを見に行っていたのでしょう。こういった活動も大きいと思います。      

 

③伝説は継承される

現在パンクシーンを牽引している

 【WANIMA、10-FEET、SIM、マキシマムザホルモン】

 これらのバンドは、皆ハイスタを聞いて育っている。SIMやホルモンなんて、ハイスタと曲調違うが。それらのファンはルーツを知りたくてそのバンドを聴く!どのジャンルもそうだと思いますが  

 

パンクファン
アンダーグランドを好み奥深く追求します。

ビジュアル
X→GLAY→BOOWY Θ.
メロコアは、ハイスタになります。    

 

現に私がエアジャム2011横浜スタジアムに行った際、仲良くなった子が20前後の大阪から来た子だった。お目当てはハイスタ!10-FEETから辿ってハイスタを知ったらしい。

こういった現象が自然に起き、活動無くてもファンを掴んでいました。

そんなバンド達とフェスでKENBANDで共演でハイスタの名曲STAYGOLD披露したり、ベースの難波のバンドNANBA69でも、カリフォルニアドリーミンやNEWLIFEを披露している。

因みにギターのK5は地元のバンド後輩で、スタートフロムスクラッチでエイベックス、メジャーでやっていました。若い子との絡みでの拡大現象は馬鹿になりません。    

 

④待たせすぎでしょ!でも俺らは信じて待ってたよ

活動休止から16年、人気最高潮の時に活動休止。

ファンはまだまだハイスタの新曲が聴きたい!!ライブが観たい!!!状態だった。

解散活動休止時期のタイミングは様々、流行り廃りが激しい音楽業界、ハイスタは良くも悪くも、ファンに飽きられる前に活動休止をしたため、熱がマックス状態で待ちわびていたわけです!   

  

⑤Hi-Standardを知らない世代達へ

今の音楽業界はアイドル・アニソン・ダンスミュージック等が売れる時代です。僕らが演奏している音楽は「時代遅れ」かもしれませんが、心に響く歌詞をメロディーに乗せて表現している訳です。

100%全員に響くわけではありません。響かない人も中にはいます。それは感性が人それぞれですから、しょうがないかもしれません。

ただ、CD1枚分をじっくりと聞いたことはありますか?ヘッドフォンを片時も離さずにいた日がありますか?僕らにはあるんです。

発売と同時にその日は何度もCDをリピートした日が。
「この曲順にこの曲をもってくるのか~」なんて感慨深くもそのバンドだけに1時間耳を傾けるんです。

IT化が進み、YouTubeなどで手軽に誰でも世界中の音楽が聴ける時代。このハイスタ世代の人達だけは今も昔も変わらずに届けてくれる「何か」があります。受け止め方は千差万別ですから、

私の感想等は書きませんが聴けば感じます。是非その耳で、身体で感じてみて下さい。そして興味が出た方は、16年前の他のバンドの声も聴いてみて下さい。テレビでは流れない本物の声を聴けるはずです


***

1980年代ブルーハーツを筆頭に空前のバンドブームと呼ばれた時代も90年に入ると衰退、小室哲哉のダンスミュージックがブームに。。

そんな中90年中期にスケートパンク・メロコアとゆうスケートボード・サーフィンのビデオで流れる、疾走感ある演奏に爽やかなメロディーに乗った音楽が現れました。

 

GREEN DAYとかが有名ですね!

 

今までのパンクと言えばライダースジャケットにブラックのタイトなデニム。それがスケートボードをするお洒落な格好でバンドをするのが流行りました。

そんな中でひときわ人気もあったのがハイスタンダード。

現Kenbandのギター横山健が所属するバンド。 私はこの頃から横山健に憧れてました。人間的にも基本真面目だが、おちゃらけたり、フルチンになったり。。。けど、考えと自分をしっかり持っている所と、ギタープレイはもろに影響受けてます。

 

2015年7月10日ミュージックステーションで初めてテレビ出演したんですが、私にとっては一大事件!!!ハイスタンダード時代はテレビのメディアに一切出演しなく、それでも出すアルバムは100万枚売上。

当時もCMのタイアップ曲の依頼もあったんですが、 「~のCMでお馴染みのハイスタンダードです」 って言われたり、思われたりするのが嫌だったみたいです。

当時急激にパンクメロディクシーンが加速した頃、今までだったら

【タトゥー・モヒカン・スケーター】がふらっとライブハウスに遊びに来ていたが、チケット予約しないと行けない状態になるという・・・

その手の方々が来なくなって、寂しくなったり。

売れれば売れる程、周りを取り巻く人間が増え気づけば、ライブの打ち上げで誰だかわからない人だらけ

2ndアルバムのANGRY FISTの海外ツアーで、自分達のクオリティに横山健は考え始め、メンバー間はバラバラに、この当時一番おとなしいドラムの恒岡章が『も~駄目だ!!!』と切り出し追い打ちを。。

そんな中メジャーレーベルのTOYS FACTORYを離れ、横山健が社長を務めるレーベルPIZZA OF DEATHから3rdアルバムMAKING THE ROADをリリースするが、横山健が鬱状態になり、野外イベントAIRJAM2000を最後に活動停止。  

その後10年の時を経て東日本震災の復興の為復活、今年のFATレコードの20周年イベントで、新曲引っさげてライブしたいと発言していました。  

 

Hi-STANDARDのお勧め曲

そんなHI-STANDARDのお勧めは、曲で言うと「STAYGOLD」って曲ですが、アルバムでいうと、輸入盤の1枚目のアルバム「GROWIN UP」ではないでしょうか??

一時期カバーが流行った時期ありましたが、走りは、ハイスタではないかと思います。

 アルバム1枚に2曲入っていて、1996年のファーストアルバムでは

『SATURDAYNIGHT CALIFORNIADREAMIN』 

2枚目のアルバムでは「GOTTA PULL MYSELF TOGETHER」いずれも選曲が激熱!昔耳にしたことあるんだよなーって曲を、うまい具合にカバーしてます。

シングルレコードで、ジョンレノンの「WAR IS OVERのカバーは鳥肌物!!!

はじめてのチュウを英語でパンク調で、でも、最後のサビではじめてのチュウで、日本語で歌ってるのが憎い。これは、横山健が、深夜牛丼屋?でかかってたはじめてのチュウに涙が出る程やたら感動して、カバーすることを決めていたらしいです。

後にスマップや色んな人がカバーしてますが、ハイスタが元祖です!!!  

 

BBQ

2000年の活動休止から、横山健はハワイアン6のドラムらで、BBQCHICKENSを結成。 

当時HAWAIANN6は、インディーズアルバムFANTASYの頃で、横須賀のライブハウスで対バンした際、リハーサル後、その日の出演者DOPING PANDAのメンバーがハワイアンのドラムに『世界のハタノになっちまったな!』って言っていたのを思い出します。

 この頃横山健は若手と絡むように。 渋谷サイクロンに友達のライブを見に行ったら、客少ない中普通に客席に横山健いて、ビビッて声かけられなかった。恐らくハワイアンを見にきてたのでは。

 因みにBBQはハイスタをイメージして聴いたら痛い目見ます。ハードコアです。気をつけましょう。

 それから、5年後、KENBANDになる前にKEN YOKOYAMAで1STアルバム「THE CORST OF MYFREEDOM」リリース!!!

待ってましたと言わんばかりのハイスタ仕上げに、アコースティックを加え名盤に仕上がりました。KENBANDのアルバムでも6枚ありますが、このアルバムが一番いいですね。

最新シングルの「I WONT TURN OFF MY RADIO」も哀愁漂う爽快ナンバーでおすすめです。 

で、今度は東京スカパラダイスオーケストラとコラボで歌うらしいです!しかも日本語で!!!楽しみだけど複雑です。。

 まだまだ書きたりませんがこの辺で。。。


アラサー+アラフォー世代の青春曲

中学生の頃に、僕ら世代は「第1次バンドブーム世代」と呼ばれ

「BOOWY」
「THE BLUEHEARTS」
「JUN SKY WALKER(s)」
「UNICORN」
「X」

他にも、た~~~~~~くさん活躍していました。

テレビ番組でも、イカスバンド天国(通称イカテン)なんてのもあり、今みたいにアイドルもいなかったし(この時代にジャニーズグループの忍者はかわいそうだったなぁ)、ダンスユニットもいなかったんです。

小学生の頃に、ケミカルウオッシュのジージャン、ジーパン(当時はデニムとはいいません!)ローラースケート乗りながら「言わないで、言わないで、さよならは間違いだよ~」って、歌ってた(40年間さよならしか言われて無いですがね(泣)」

 

やはりブルーハーツの存在は、デカイ!

現クロマニヨンズのボーカルとギターのバンドですね。

とにかく、ボーカルのヒロトとギターのマーシーが書く詞が人間味と、飾らない優しさ。たまに書く河ちゃんの詞もいいんだけどね!是非今の若い思春期の子に聞いて頂きたい!

特に「落ちこぼれの子」「いじめられの子」ブルーハーツも時代が違うと響かないのかな~?昔は先生に殴られるの当たり前で、自由がなかったしね。今問題なるもんね。

オススメは、1stアルバムの「THE BLUEHEARTS」 ちなみにBOOK OFFにはないですね。ベストばかりです。

それから15歳の夜にバンドやろうと思い(尾崎豊参照)、オービル(今のエピフォン(超希少)のレスポールカスタムを買い、バンド、ミルキーウェイを結成(ダサダサ)コピーバンド。

それから、オリジナルバンドを組んで、ライブハウスで「横浜FAD」「横須賀かぼちゃや」を主戦場にして、ライブしたり、身に行ったりで、入り浸りました。

もう当時の同年代バンドはいないけど、メンバー変えて今も活躍しています。


横浜現役バンド「ストんピンバード」

もう、パンク、メロディック好きなら説明不用のストんピンバード!!!

いやぁ、結成20年になるんだね!僕が、22、23歳位かなぁ、横須賀汐入にFANって店。後に横須賀中央移転。まだあるのかな?

裏原系(死語)洋服や、PUNK、メロコアのバンドのデモテープも売っていて(当時は、CD化なんて、金かかりすぎてた) ストンピンとか買って、良く聴いていた!メンバーも気さくですよね!ライブは演奏はもちろんMCが面白いから、初めて観る人楽しく帰れる絶対印象に残る! 

私もギターをレスポールの黒にしたのはJUNSKYWALKER(S)のギターに憧れていたのでね。「TOYDOLLS」なんて言ってたかな?残念ながら、ストンピンだけは、共演なかったです。当時からストンピン敷居高かったから(泣)

とにかくストンピンも曲、ライブ、人間全て良いです。アルバム全部良いけど、最新の「WILD RIDE」勧めるかな?DVDに2年前に、横須賀三笠公園でやった入場無料のフリーライブの模様が入ってます!ストンピンの凄さが解ります! 

まだまだ書き足りませんが、そんな横須賀でのパンク世代の源流は、やっぱりハイスタなんですよ。と締めたいと思います。

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