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私なりの支援〜まず知ってほしいこと


私の考え方

 これからいろいろ発信していくにあたり、私が人と関わるときに、軸になっている考えについて最初に書いておきたいなと思います(^^)軸といってもそんなに大したことじゃなくて、これまで出会ったたくさんの人とのつながりの中で、「気づいたら私の中にあったことば」って感じですが。。。
 
 簡単に言うと、『自分のことは自分でできるようになろう、でも無理だったら人に頼ったらいいんだよってことです。何でも人に頼ればいいってわけじゃなくて、「自分でも頑張ることは必要、でもがんばってもできないこともあるから、そこは助けてって言っていいんだよ。」ってこと。自分の力で生きていかなきゃいけないんだけど、それと同時に、社会では自分以外の人とも一緒に生きているんだから、人に頼ることもうまく使ってほしい。それを私なりにシンボル的に「自立と共生」という言葉で表現して、いつも人と話すときはその視点で考えるようにしています。本来のことばの意味とは違うかもしれませんが。。。 

人を頼れる心をもつこと

 子育て相談の時にたまに聞かれるんですが、「これから幼稚園(あるいは保育園)に入るにあたって、何を練習しておいたらいいですか?」という質問。特出した発達の課題があるときは別ですが、私はだいたい「困ったときに人に助けを求められるようにしておいてください」と伝えています。

 わからないときに”わからない”という自分の状況がわかっていること、そのときに人に助けを求める術(言葉でもいいし、挙手等のアピールでもいいので)をもっていること、そして私が一番大事だと思うのは「人を頼ってもいい」「人に頼ったらうまくいった」という前向きな気持ちを経験の中でちゃんともてていること、かなと。この例だと、子ども向けな話に思われるかもしれませんが、大人でも人に頼ることが苦手な人多いと思うんです。

 なぜ「人に頼る」ことをそんなに重視するかというと、私自身の経験もあって。自分で言うのも変ですが、子どもの頃の私は「手のかからないいい子」だったんです。勘がいいというか、要領がいいというか、周りの大人の求めてることがわかるから、それに合う自分を見せるように生きてて。それが私にとっての普通だったので、別に望んでないこともいい顔してやるし、嫌だけどできないって訳でもないから人には頼らずこなしていく。で、そんな感じで生きてたら、中学生のときに心がしんどくなっちゃった(そのうち詳しく書くかもしれませんが、鬱病とか自傷とか)んですよね。当時「頑張りすぎ」とか「自分の思っているようにやったらいい」とか言われても、そもそも自分の気持ちがわからない、自分の頑張れるキャパがわからない、って状態で。そこから十数年、いろいろ苦しい時期もありましたが、専門家だけじゃなく、仕事だったり趣味だったりの出会いの中で、少しずつ自分のことがわかるようになって、最近ようやく安定した精神状態で暮らせるようになったかなと思ってます(^^;)

 結局、何があって考え方が変わったのか、何をしたから自分にとって良いと思える方に向かったのかは、正直よくわかりません(^^;)ただ、自分がしんどいときの体のサインがわかるようになったり、こういうことがあると気持ちが乱れる、という「自分のこと」が少しわかるようになったことで、休憩をとったり、嫌なことから距離をとるといった対策ができるようになったことはよかったかなと思います。その対策の1つが、これまでの私には抵抗があった「人を頼る」ということです。「人に頼る」というよりも「人に頼ったらいいんだ~」って気持ちになれたことが変化としては大きいかなと思います。上でも書きましたが、「やってみて(人に頼ってみて)よかったな」と思える経験がないと、対策の選択肢にならないので、そう思えるような経験を重ねられたことが良かったのかもしれませんね。

「人を頼る」ことと「自分を守る」こと

 「人を頼る」というと、物理的に何かをお願いするイメージかもしれませんが、それだけじゃなくて相談したり、愚痴を言ったりすることで、気持ちを整理したり安心したりするような精神的な効果を得るために、人を巻き込むことも、当てはまると思っています。そうやって自分が抱えているものを外に出すことで、体を休められたり、気持ちが楽になったり、「自分を守る」ことにつながるんじゃないかなと思うから。人に迷惑をかけていいとか、自分以外のことはどうでもいいわけじゃなくて、ただただ、頑張っている自分に気づいて褒めてあげてほしい、しんどくなったときに誰かに頼ることは悪い事じゃないことを知って、自分を守ってほしいなと、そんなことを想いながら、私は私なりに人と向き合うようにしています。

 なんか、誘導みたいになっちゃったけど・・・ココオルは、誰かに相談してみたい、気持ちをはき出したい、そんなことを思ったときに、手を伸ばしやすい場所にあるんじゃないかなと。



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