【最近の音ゲーに対する意識と人付き合いに関して】

どうも、RABBITです。
現在宿直中ですが大してやる事も無い(途中まで勉強していたが集中力が途切れたのと眠い)ので、最近感じているタイトル通りの事について徒然なるままに書いてやろうと思います。

僕は2000年にbeatmania 4th mix(五鍵盤)から音楽ゲームをやり始めて、その過程でdrummaniaにも出会いました。
つい最近まで二足の草鞋で続けて来ましたがここ数年の譜面の異常な難易度上昇に伴い

「演奏している感」
「音楽を演奏して楽しむゲーム」

から

「ただリズムもへったくれも無い譜面を叩かされるゲーム」
「演奏感皆無」

に変化してからはdrummaniaはスキル上げをやめて好きな曲をまったり楽しむ様になりました。
beatmaniaに関しては五鍵盤が終了してもIIDXの収録曲をこよなく愛し、古参には超有名な方の信条に基づき簡単な曲でも綺麗に演奏してたまたま見てくれた方、聞いてくれた方を魅了できる様なプレイを心掛けています。

ただ、この自分のスタイルは賛同されない事が多いです。

何故なら現代のプレイヤーは「クリア」出来ればそれでいい、一回クリアランプ(easy→normal→HARD→EXH→フルコン)が点灯したらもうやらないという方が殆どなので好きな曲を沢山演奏して音楽を楽しむという人がいない気がします。

僕はTwitterもやっていますが、この曲大好きです!とか好きな曲伸びた、嬉しい!というツイートを見た事が正直殆どありません。
見た事あるのはクリアランプ更新のリザルトが大半です。

ただ☆4や☆5で初めて出来た~!というツイートはほんわかします。
音ゲーやり始めなのかな、これからもっと楽しくなるよーとか思いながらそのツイートを見ています。
極々稀にスコア伸びたというツイートも見ます、その様な方は曲を正確に弾きたいという気持ちがあるんだなと思うので親近感が持てます。

しかし十段受かった!中伝受かった!と仰る方が☆11とか☆12をBとかCとかで無理矢理クリアしてようやくランプついた!と喜んでいる人の気持ちは分かりますが自分とはスタイルが違うが故に戸惑いもあります。
本人は嬉しいのでしょうし、もっと楽しくなるという観点では先に述べた気持ちと同じなのでしょうけど。

何故なら段位という存在の位置付けについて考え方が違うからです。
スポーツでもそうですが段位とは「その物事に対する実力の目安」と僕は考えています。
確かに難しい譜面をこなせる技術面では目安になると思えますが、その曲がキチンと曲として成り立っているか?正確に弾けているか?も段位の目安として必要な部分ではないかと思うのです。
空手の型がいい例じゃないでしょうか。
いくら難しい型を形だけ覚えて演舞した所でだらしなく見えてそれで終わりです。
逆に腰のキレ、蹴りの角度、突きを出した時の音、全て一つ一つ意識して繰り出した時の演舞は見入ってしまう程の美しいものなのです。
beatmaniaも同じで、一つ一つのオブジェを正確に叩く事でその「音楽」が形を成すと思っています。
しかし五月雨みたいなオブジェをとりあえずゲージ残ればいいから叩け叩けみたいな感じでやればそれは不協和音にしかなりません。
そこはもうbeatmaniaという存在を「音楽」として楽しんでいるか「ゲーム」としてしか楽しんでいないのかの考え方の違いなのでしょう。
練習して高スコア出そうとしている過程なのかもしれないとも思いますが、そういう方程同じ曲のリザルトなんか張りません。あくまでランプ。
今はだらしなくても難しいのが出来れば優遇される時代なのです。

分かりやすい例としてTwitterにはイイね!のボタンがありその個数も見れますが、NormalやHyperでMAXや一桁出してもイイねなんか付きません。
沢山のイイね!が付くのは先に述べた様な段位合格とAnother譜面のクリアランプ更新。
この2パターン位でしょう。
本当はもう1個あるけど流石に書けません(汗)
最近はイイねが無くても自分が楽しめればそれでいいので大して気にしなくなりました、分かってくれる人に分かってもらえればいい位の感覚です。
そもそもイイねよりコメントの方が好き(笑)

また、僕は他にtwitchでbeatmaniaのゲーム配信もしていますが視聴者は殆どいません。☆12を殆どやる事が無いからです。
逆に☆12しかやらない人の配信は常に8~10人いる感じです。
これが今の音ゲーの現状なので、そこで「もっと曲の話をしようよ!」といっても何言ってんの?コイツで終わる事は容易に想像出来ます。
このネット社会、迂闊に発言しただけで叩かれるご時世です。
特に音ゲー業界なんか今も昔も俺つえー!な人が必要以上に人を叩くところは変わっていないですからね(笑)
特に最近の段位至上主義は正直気が滅入ります。

とは言え、ぶっちゃけ今年5月くらいまでは

「何で自分はずっと十段なんだろう、周りは中伝・皆伝合格報告で溢れているのに」
「俺だって努力していない訳じゃないのに」
「正確さなら皆伝にだって負けないのに」

と思い続け、絶対中伝になって行く末は皆伝にと思いながら☆12を無理矢理に新規クリアしても心のどこかで楽しくない自分がいました。
曲を聞く余裕も無い、ガチャガチャやって気が付いたら終わった。
ランプが点いたという達成感多少あれど何かが違う気がしてました。
しかし最近は段位も永久に十段ならそれでもいいし、たまに中伝チャレンジして取れたらいいなくらいでいいやと思う様になってから物凄く気が楽になって自宅でのbeatmaniaもとても楽しくなりました。

そんな訳でこれ以上心を使い減らす必要も無いなとここ1・2か月で強く感じる様になった為、最近はあまり自分で表立って「自分も音ゲーやっています!宜しくお願いいたします!」という事は無くなりました。
自分の配信リアルに見てくれて、☆12HARD点いておめでとう!と言ってくれた方には申し訳ありません。嬉しかったのは本当です。
そしてTwitterから飛んできてこの記事を読み、不快に思った方はフォロー外して頂いても構いません。
僕・私は音ゲーの音楽を愛している、という気持ちを持つ方やこんな極端な僕でも仲良くして頂ける方にはこれからも仲良くさせて頂きたいと思っています。
別に☆12やる人は嫌です!と言ってる訳ではないので。
もしその様に感じられてしまったらそれは僕の文才が無いというか書き方が下手くそなだけです、そこは謝罪させて下さい。

この記事をお読み頂けた方には本当に感謝致します。
この気持ちは実はかなり前から心の奥底にあったのですが、色々な事があり抑えられなくなって大好きなbeatmania自体が楽しめなくなってきていたので葛藤の中で記させて頂きました。
一番伝えたかったのは、考え方は人それぞれ。
もう人を羨み無理に同じ場所に立ちたいと思わずに自分の信じる道を進んでいく事にしますという今の気持ちです。
正確さだけでARENAでA3まで行けただけでも、自分の信じた道が決して間違いではないと思っているから。
宜しければ、これからも末永くお付き合いの程お願いいたします。


22年程前、私がほぼ毎日通っていたゲームセンター。
そこで出会った先生の言葉があります。

「難しい曲をやって凄いのは当たり前」
「簡単な曲を何回何十回何百回何千回やっても同じ結果が出せる、人を魅了させる事の方が何倍も難しい」
「だから俺は好きな曲しかやらないけど、納得のいくまでやる」

DJ RABBITはこれからもこの言葉を常に抱き、Normal・HYPER譜面を中心とした単発譜面と音楽を愛し続け、生涯beatmaniaを愛していきます。

…という雑文でした。
お読み頂き、ありがとうございました。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?