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アシスト自転車の時代

2017年度は、61万台と原付バイクを大幅に追い越してどんどん伸びています。今までは国内のモーターユニットメーカーはヤマハとパナソニックしかなく、(ホンダやサンスターなどは撤退)
昨年からブリジストンがオリジナルユニットで市場参戦しています。

世界的に見ても、自転車ショーに出てくるメーカーのほとんどにアシストユニット搭載モデルがあります。もう展示の80%くらいがアシストかもしれません、ユニットはBOSCHを始め多くのメーカーがあるのですが、今までは日本のお得意の国内の独特な規格で海外メーカーの参入を拒んできましたが、今年から沢山のメーカーが承認検査申請をしていますので、今後は新しいアシスト自転車メーカーを目にする機会が多くなると思います。

2012年にオリジナルフレームで、初めてのアシスト自転車を販売したのですが、この時代はニッケル電池とリチュウム電池の過渡期で価格の安いニッケルで販売しました、しかし1年後の電池の劣化のバラツキが酷く100台以降の販売は中止した経緯があります。
最近のアシスト自転車が好調なのはこのリチュウム電池(LiB)の性能が大幅に良くなっているからなのです。
現在電池の市場はどうなっているのか、バッテリーパックの中には単三電池と同じ大きさの電池セルがビッシリ入っています、その製造メーカーは大きく韓国と日本の4社程です(これから中華メーカーがどんどん出てくるでしょうが)

1、Panasonic
2、サムソン
3、LG
4、村田製作所(SONYから譲渡)

しかしまだLiB電池も完全ではありません、熱や白煙が出てリコールで回収、撤退になったメーカーも多数あります。
しかも電池は生物なのです、製造日から一年以上経過したものは販売できません、置いておくだけでどんどん劣化して行くのです。
1番劣化の少ない条件は 充電率50%で気温20℃の所です、充電中電池は熱を保ちます、夏場屋外で100%充電のバッテリーを放置するのが1番劣化を進めます。

2013年からはYAMAHAのbabbyをカスタムして販売していましたが販売しても利益が出ない為現在休止中です、海外のアシスト自転車は20万円以上が普通なのですが、日本は価格が安過ぎて販売店の利益が出ない、大量販売の家電大手で家電と同じ仕組みで販売されています。
まあそこに飛び込む勇気も資金もないのですが、お客様の要望はアシスト自転車なのです。
どうにかしてこのご要望に答えられないか!

2017年アシストの試作品を作って台湾のサイクルショーに展示しました、CARGOバイクの性質上アシストの要望が海外からも多かったのです、
問題は販売後の保守および部品(バッテリー)の継続提供なのです、
バッテリーを補修用としていつまでストックするのか?
修理のフローはどうするのか?
プログラムのファームアップはどうするのか?

アシスト自転車を作るのは可能なのですが、お客様がずっと安心して利用して利用して頂ける体制の構築が個人レベルでは難し過ぎたのです。

アシストユニットは大手メーカー物が誰にとっても安心です、修理も全国で可能です。どこか少数で作っていただけませんか??
色々な形でアタックはしているのですが・・・

それが叶わぬ場合は、販売の方法自体を見直すかも!
この案はまた後日・・・・・

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