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リウマチ患者は薬局ではVIP扱い?!

私が初めて生物学的製剤の処方箋を持って、自宅近くの薬局に行った時まで話はさかのぼる。

いつも子供の薬の処方箋でお世話になっていた馴染みの小さな薬局。
薬剤師さんも顔を覚えていてくれ、親しげに話しかけてくださる。

生物学的製剤は高いお薬。
保険適用でも自己負担はそれなりにかかるだろうと覚悟していた。

でも、私の覚悟が甘かった・・・。

提示された請求金額が確か8万超え。
多めに用意していたつもりの手持ち現金5万円では全然足りない。

そこの小さな薬局はカード払い未対応だったのだ。

その日は不足金を取りに急いで自宅に戻ったけど、今後のことを考えると、カード払いができない薬局を使いつづけるのは現実的ではないと判断。

正直に、そこの薬剤師さんにも次回以降はカード払いができる薬局にお世話になるつもりであることを伝えた。

もちろん、薬剤師さんも私の意向に同情と理解を示してくれた。笑

それから1〜2ヶ月経って、子供の処方箋を持って再びその薬局を訪れた時のこと。

「すみれさん!!(若干小さめの声で)うちもカード払い対応できるようになりましたので、またよろしくお願いします!!あまり大体的にはしてないんですけどね。笑」と、いつもの薬剤師さんに言われた。

きっと他の方々からの要望もあっただろうし、私だけの為ではなかったと思うけど、なんだか嬉しくなった。

もちろん、カード払いできるというなら、次回以降も生物学的製剤の処方箋持ってくると、その場でお約束した。笑

ちなみに、当時住んでいた自宅エリアには、徒歩1〜2分圏内に薬局が4件乱立する「激戦区」。

どこの薬局も初めての来店時にはティッシュ箱をプレゼントしてくれるのは、そのエリアならではの慣習(?)だったことに気付いたのは、引っ越した後。

いつもお世話になっていた小さな薬局は、「初めての来店時」といわず、私が家族の誰かしらの処方箋を持って「来店する度」にティッシュ箱をプレゼントしてくれた。

おかげであの頃は全くティッシュ箱に困ったことはない。笑

生物学的製剤の処方箋による薬局収入がどれだけのものかよく分からないけど、普通の飲み薬を出すよりかずっと良いものなのだろう。

だから、その薬局は「カード払い可」で私を繋ぎ止めてくれたのかな。笑

結果、県外へ引っ越したので、そこの小さな薬局には2年ほどしかお世話にならなかったけど、私の中では今でも「ホスピタリティーNo.1の薬局」にランクインしている。

・・・・・・・・・

あとがき

そこの薬局の薬剤師さんに聞いたお話。

生物学的製剤は薬局で取り扱っている他のお薬と違って、薬局がメーカー(卸?)に販売できなくても、返品できない決まりになっているらしい。

だから、処方箋を事前にリモート提出していても、他の処方箋提出時とは違い、毎回、確実に取りに来れるかどうか、確認の電話があった。笑


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