薫間

香木を焚き甘露を浴びる至福の時

此度の夕暮れは針葉樹の森
治安の悪さが助かるBGMで殺伐さを維持しつつ
かなわぬ自然を想い焼ける
焚いているのは自心か薫りか

浸る深緑が冷える前に去る
冷めても乾いても心身ともに暖かさは残り続ける
熱い恋に身を委ねて
酩酊の夜明けまで意識を手放す

気軽な支援など要らない。いつか離れるなら気にかけるな。 支えるなら…どこまで追える。いつまで付き添える。 どれほどの覚悟と信条があって