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4年後、息子の悔しさと共に雪辱を
パシュート
3人一組で隊列を組んで滑りタイムを競うスピードスケート。
先日閉幕した北京2022オリンピックで私が1番楽しみにしていた競技が、女子団体パシュート。
前回の平昌五輪で金メダルを獲得したメンバーで今回も挑み、決勝に駒をすすめた。
その決勝が、息子(3歳)を保育園に迎えに行った帰りの車中で始まった。
家までは目と鼻の先ではあったが、私は車を止め、カーテレビを指さし、後座席のチャイ
指切りげんまんに7年
私は19歳。
彼は22歳。
彼と私は幼馴染。
川に行って魚を獲ったり、近所のレンコン畑でかくれんぼをしたりと、物心ついた頃から私は彼と一緒だった。
彼はこう言ってくれた。
「もどったら結婚しよう」
ごつごつした手を私の頭にのせ、小指をだして指きりげんまん。
1939年9月 第二次世界大戦
瞬く間に平穏な日々は消えた。
でもひとつだけ、私の心が安らぐときがあった。
彼の両親あてに
心を許せる唯一のネコ
嫌いじゃない、怖いんだ。
子供の頃、追い回されたトラウマから犬が怖い。
身近な動物である猫も同じ。
体の大小は関係ない。
リールにつながれていても、心の臓が騒ぎだす。
ただ唯一心を許せるのが、妻の実家で飼っている猫。
名前はチイ。
齢17で、人間だと84歳くらいだという。
出会った頃は目も合わせず、近づいてきたら距離をとるを繰り返していた。
だが出会ってから早11年、心の距離はい
人の名前を呼ぶ行為でわかること
大人になったのび太君。
彼は幼なじみのしずかちゃんを、なぜ「しずかさん」と呼ぶようになったのだろうか?
先日、スーパーの食料品売り場で、こんな一幕を見かけた。
「ねぇねぇねぇ、これ、この間の、美味しかったよね?ねぇ、ねぇ!」
声のする方に目をやると、年配の婦人が誰かに話しかけている。
婦人の視線の先に目をやると、年配の紳士がいる。
おそらく夫婦だろう。
しかし、紳士の視線は婦人ではな
人生最後の日に、食べたいものは何かな。
何が食べたいか?
人生最後の日に。
高校2年の時、3人の友人といつも一緒に昼食をとっていた。
給食がなかったため、母が作った弁当を毎日持参していた。
ある日、私は体調が悪く食欲もなかった。
母親が作った弁当を残すのは気が引ける。
そう思っていると「食べないの?」友人の1人が聞いてくる。
食欲がないことを伝えた相手は、食べざかりの男子高校生。
「俺が食べてやる!」そう言うと、俺も俺も
石に布団は着せられず、私は今、幸せな境遇にいる
『24年前の今日、長い不妊治療を経て産まれてきた子どもは4人。
初めての子育てにオロオロしながら、泣けば抱き、オムツを替え、ミルクを飲ませ、怒涛(どとう)の毎日を過ごした。
そんな待ったなしの子育てに奮闘しているさなか、子どもたちが12歳の誕生日を迎えた頃、妻がガンで亡くなった。
あれから12年過ぎた今、4人はそれぞれの場所でがんばっている。』
某新聞に掲載されていたエッセイの一部。
私