Ryosuke
オリエンテーリングにおけるチャレンジ精神

オリエンテーリングにおけるチャレンジ精神

Ryosuke

同時公開!→「テレインハンティングは面白い?

慶應オリエンテーリングクラブ(KOLC)の西下です。ここでいう「チャレンジ精神」とは、「オリエンテーリングに触れる機会を増やすために合宿に参加してみよう」「もっと上手くなりたいから強い先輩に教わろう」という所謂"競技者"サイドの考えではなく「こんな練習会にしてみたい」「こんなコースを組んでみたい」という"運営者"サイドの考えです。たとえ大学入学時に運営経験・オリエンテーリング経験ゼロでも、3・4年目には結構力がついて(本当?)運営に参加しまくってる、いや運営を企画している人になっているかもしれません。

簡単に自己紹介

2016年度 慶應義塾大学入学。4月からオリエンテーリングを始める
2017年度 5月に初めてコースを組む。オリエンテーリングにのめりこんだ結果留年する(おい)
2018年度 2018年度インターハイ競技責任者、第8回KOLC大会(公認A)&ナイトO調査責任者・コースプランナー・地図デザイナー
最近はどこかの大会で見た方もいるかもしれませんが、実は大きな大会の運営自体は3年目に入ってからなので、まだまだ経験は浅いです。実際に今まで運営にかかわった数をLapcenterから数えてみました。

2016年 0回
2017年 6回(競:3、そ:3) 
2018年 7回(運:1、競:3、計:1、そ:2)
2019年 23回(運:3、競:4、計:7、そ:9)
運:運責、競:競責・コースプランナー、計:計セン、そ:その他雑務

とこんな感じです。今年に入っていかに多くの運営をしているかがよく分かりますね。1年生のときはほとんど運営してないし、あと計センの機会が多いのはなぜなのか自分でもよく分からない...
ここまで回数が大きく変化してしまったのは、自分の今まで人生で大切にしてきた「新しいことにチャレンジする精神」が大きく関わっているのではないかと思います。

「運営は...」という時期

自分の中のオリエンテーリングに対する気持ちが変わったのは2年目後半からでした。それまでは普通に競技する方が楽しかった。「運営に参加してみようかな」という漠然とした気持ちからインターハイ運営に関わるのです。でもそこではまだ「自分で運営やろう!」という気持ちにはまだ至りませんでした。というのも、この時期は全国各地の自前のテレインガイドを作成したり、部室に大量にある地図をデータ化したり(まだ終わってない)、中止になったインハイ個人戦の代替としてテレインクイズの決勝問題を作ったりと、所謂マニアの世界に入っていたからです。テレインガイドの作成により、どこどこにこういうテレインあるというのが分かるようになり、矢板テレインや愛知テレインの位置関係も暗記できました。今でもGoogle Driveには県別で地図が分別されてます、最近はあんまり整理してないですが。こんなことするから留n...(皆さんも気を付けましょう)

矢板テレインの位置写真 全部わかりますか? (日本学連HPより)

凄まじき2018年

インハイの次年度競技責任者に任命されたときは予想だにしていなかったので自分でもびっくりしました。でも自分の良い癖か(悪い癖なのか)引き受けることにしました(近年で未経験者が三役になったのは自分が端緒だと思います)この後、競技責任者の「責任」の重大さをしっかりと学ばされることになりましたが。またこの年に留年してしまったこともあって、同時並行で次のKOLC大会(千駄刈)に向けて動いてました。でも作図の仕方が全く分かっていない、調査の仕方もあまりよく分からないのにどうしたらと考え、とりあえずOCADを使いこなせるようにたくさん調べてました、英語のHPを舐めるように見て。そこにナイトOテレイン(八子ヶ峰)の調査も入り、さらに公認大会となったKOLC大会のコースも組むことになったので、もうこの年はすごかったですね。欲張りセット三点盛りでも足りないくらい。海外でのオリエンテーリング経験もない自分がネット上で様々な海外のミドルコースをあさっていたのを覚えています。

個人的に好きな2008WOC Middle-Finalの地図。千駄刈の参考にもなっている

KOLC大会M21Eの地図 調査やコース設定に加えてなんと地図のレイアウトも。WOCの地図などを参考に作ってました

ナイトOの地図 こちらも調査・コースアドバイスと地図レイアウトを担当。慶應カラーはやっぱりカッコいい!

そして2019年へ...

今年に入ってからはとにかく新しいものに触れてみる・使ってみるのオンパレードでした。練習会でスプリントリレーをやったり、ロングのコースを組んだり、練習会へのSI導入などなど...
また、自分が考えた練習会は全部公開練習会にすると決めています。それはKOLCの他の人に経験を積んでもらいたいのも勿論ですが、もっと他の大学や社会人と交流してほしいという気持ちがあるからです。「この前○○の練習会でお会いしましたね」「いつも来ていただきありがとうございます」といった何気ない会話をできる人を増やしたいからです。というと聞こえは良いかもしれませんが、本音は公開練習会にすれば収益が出るからだと思います(!?)

あとは最近は地図を書きまくってます、今年に入って既に4枚くらいは書いてますね。あの地道にやっていく感じがとても好きなんです。現地に入って違う発見をしたりすると、それでまた楽しくなります。気が付いたら9時間以上書いてることもよくあります。

今年作成したロゲイニング用地図 右上のシンボルに一番手間をかけました

インカレスプリントの対策地図 基盤地図情報・航空写真・ストリートビューさえあればどこまでも書けてしまう

とかいろいろやってるうちに、オリエンテーリングやGIS関連のソフトが増えてしまいフォルダ内もこんな感じに。

このようなソフトを作って下さった方には本当に尊敬します。専門性の高い知識を要求されるものを扱うのはなかなかに難しく、人によってはそれだけで3〜4年もかかってしまいます。なので、分かりやすく使えるようにしてもらえるのは本当にありがたいです。

このように、どんどんと新しいことを吸収しています。しかし自分には致命的な弱点があり、それが「物事が長続きしない」という性格です。すぐ別のものや新しいものに飛びついてしまいます(地図だけは長続きするのに)
ただ、これを逆手に取って「浅く広く」をモットーに自分の引き出しを常に拡げるよう心がけています。「専門性の高いことは専門家に任せて、自分は知ってるだけでもいい、とにかくたくさん知ってアドバイスできるような立場になろう」ということを大事にしてきました。

ここで、3〜4年間のオリエンテーリングである程度(?)は理解できるソフトや概念、機能を以下にざっと書き出してみました。自分が理解できることももちろんですが、「この分野はこの人が詳しいよ」と案内できる部分も多くなってきています。

作図・コースプランニング
OCAD9、12、2019
OpenOrienteeringMapper
- PurplePen
Condes(少ししか触ってないのでほとんど分からない)

調査
- 調査用GPS
- マイラーフィルム
- GNSS
- マルチパス
- 平面直角座標系
- 測地系
- ジオリファレンス

作図下絵準備
- 基盤地図情報
- OpenStreetMap
- VectorMapMaker(公式HPはどこへ...)
- QGIS
- CS立体図
- 赤色立体図
- オルソ補正
- LiDARデータ
- DEM/DSM
- WebMappingService(12月に入ってようやく理解した、OCADの最新Verで使える結構便利な機能)

アナリシス・記録
- RouteGagdet2(一応ジオリファレンスできる)
- Quickroute
- Lapcombat
- 3Drerun
- Livelox(まだよく分かっていない)

計セン
- Mulka2
- Mulkaクラウド
- espressolka2

Emit関連
- Ecard
- Emitタッチフリー

SI関連
- SIcard
- SIAC
- Sportident Air+
- SPORTident config+
- ステーションの種類
- ビーコン/ノーマルステーションの違いと設定
- ビーコンスレイブモード(BS-11のゲートモード)
- Masterステーションによる時刻合わせ・設定
※SIのほとんどはここ数ヶ月で学んだことがほとんどです

地図図式/ディスクリプション図式
- JSOM/JSSOM2007
- ISOM2017/2017-2
- ISSprOM2019
- JSCD2008
- ISCD2018(Out-of-bounds Areaの記号が好き)

その他
- 地図の特色表示
- 競技規則(JOA/IOF)
- オリエンテーリング指導教本
- html(ホムペ簡単にいじる程度)
- 有志が作成したテレインガイドによる地域のテレイン所在

これ以外にもまだあるかもしれませんが、大体こんな感じです。意外と最近知った概念や機能も多く、常に新たな発見を求めています。新たな発見を求め過ぎて、とうとう今年の8月には単身でノルウェーでのWOC併設大会に参加してきました。日本のオリエンテーリングにはない未知の体験だらけでした(給水所のベリージュース、大会会場の広さなど)。10月には品川で開催されたOCADworkshopにも参加させていただきました。

とうとう海外進出 北欧は8月でもとにかく寒かったです

WOCの巨大な会場 このテレインはでかすぎて1:15000のA3サイズでは収まりきらないほどの広さがありました

おわりに

このように、自分は常に新しいものを見ていないと気が済まない性格なので、遂に大きめの運営に参加する機会が多くなりつつあります。いったいどこまで行くのか、自分でも分かりません。この志は社会人になっても保ち続けていきたいです(まだ1年以上あるけど)

何かと理由をつけて学んでいかないのは機会の損失であり、残念なことです。興味が無いのならばしょうがないのかもしれませんが、興味あるのにやらないのはもっての外です。まだ運営経験のない人も一度で良いので是非ほんの少しでも運営をやってみるといいかもしれません。運営経験がある人は、もっともっと色々なことを吸収して今後の練習会・大会に活かしてください。

そして今はまた新しいことを始めようとしています。これまでにない、かなり大掛かりなものになっているのは確かです。オリエンテーリング界を盛り上げたい、今までにない大会の運営に参加したいという方はぜひご連絡ください!(TwitterのDMでもLINEでもなんでも構いません)

テレイン位置答え
①塩谷熊ノ木 ②矢板塩田 ③矢板長井 ④番匠峰古墳 ⑤矢板片俣
⑥倉掛湧水池 ⑦塩谷田所 ⑧矢板高塩 ⑨矢板合会 ⑩矢板山苗代
⑪矢板幸岡 ⑫矢板山田 ⑬矢板日新
全問正解の人は素晴らしい!

この記事が気に入ったら、サポートをしてみませんか?
気軽にクリエイターの支援と、記事のオススメができます!
Ryosuke