見出し画像

【感想】シャニアニ2nd Season先行上映第一章を観に行きました【#シャニアニネタバレ感想】

【速報】クソダサフォントサブタイトルくん、続投








あ、こんばんは。
今月からも無事に月一更新できそうな物が溢れてきて嬉しいようなちょっと心に軋みを感じるような。そんな感じです。
というわけで皆さん見に行きましたか「アイドルマスターシャイニーカラーズ2nd Season」の第一章! 改めて言葉にすると凄く長いな。劇場版ガールズ&パンツァー最終章第一話ぐらいの長さにはなってきたかもしれない。

1st Season…いわゆる1クール目がいろんな形になって話題になった春アニメからあっという間にニ週間が過ぎました。ニコニコ動画がダウンしてぼちぼち一ヶ月が経つんですねえ。月日の流れは早いものです。早くニコ生したいから戻ってきてくれないかなあ。俺のTwitterアカウントもついでに凍結解除してくれねえかなあ(
かくいう僕も前回の1st Seasonを先行上映ですべて見に行って、最終的には「酷評」という感じに相成りました。それでも映画館での先行上映にはやっぱり集中して見れるという環境もあってか当時を考えるとだいぶプラスの評価だった気がします。本放送が「あれ…こんなだったっけ…」って感じの気持ちになってしまったので。

しかし今回は遂に2nd Season!
公式屈指の人気ユニットであるストレイライトとノクチルの参戦により、彼女たちならなんとかしてくれる…の空気が一気に漂ってきました。
実際、前回で1stライブを終え、ようやくノルマらしいノルマも達成しきったと思うので、ここから新しい物語に一歩踏み入れる予感!
さぁ、旅立ちましょう!
私達の新しい空へ!!!







⇨TO THE NEXT NETABARE







1.率直な感想


うん…まあ…
悪くはないんじゃないですかね…

これぐらい盛り上がりたかった

歯切れが悪い~~~!!!!!!
いやまあ、間違いなく前回の先行上映と本放送の反省が加わってるんだろうなみたいなところはあるんですけど、多分本編じゃなくて「先行上映用の演出」みたいな部分なんですよねOPカットとかそういうところ。そういうのは最初からやってほしかったしあとCM入りと明けの場所が明らかにそういうつなぎする目的なんだろうなみたいなのが見えてすげ~集中力をそがれるんだわ!
センターステージで一曲終えた甜花ちゃんがいつの間にかメインステージに戻っててアルストロメリア衣装で観客席に手を降ってて「どういう早着替えだよ!」みたいになりました。

まぁとは言えこの辺は粗探しの一環です。逆に言えばCMやアイキャッチ、OPの場所を意識したアニメ向きの映像を作ったという証明でもある。全体的に前回の反省を踏まえて、「ちゃんと面白くなるよう」な所が随所に見えました。尤も本来アニメ作品であることを考えると逆算してOPとCMを取り除いた結果生まれたのが「コレ」ってのが正しいんだろうが…
特にストレイライトはenzaの名作「Straylight.run()」をアニメアレンジが加わりながらも14話(先行上映の2話)をまるまる使って貰えるという好待遇。あの名作コミュがアニメーションで動く! という点は僕も非常に楽しく見ることが出来ました。
特に今回、芹沢あさひのパンチの強さがよく出てたなと。黛冬優子の方が人気は高いとは言え、本人の二面性が出るのはプロデューサーやストレイライトの他二人の前だけなのを考えると、アニメではどうしても「ふゆ」の丸っこい部分だけが描かれがちですのでここは仕方ないのかもしれない。もちろん「冬優子」を出せる部分ではきっちり出し切ったので、そこの不満は殆ど有りません。

あさひは「アイドルとはなんぞや」の正論をパンチする役割として、今までシャニアニに無かった「毒」を植え付けた印象があります。初期16人の283プロのアイドルは全体的にいい子ばかりで、アイドルをやるということに対してそこを深く掘り下げません。自分もやってるし周りも同じようにやってるからいいか~でそこは深く他人に立ち入らない。
でもあさひは真乃が「どんなアイドルになるか」を気にするし、自分が努力することを「すごい」とも思わない。我道を持ちつつ、同時に周りに対する興味と好奇心を失わないからこそ、他人への疑いも持ちますし、納得するまで走ろうとします。
こういう「今まで居なかったタイプの子」との対話を掘り下げることで、真乃本人に「じゃあなんで自分はアイドルを今やってるんだ」という原点に立ち返らせ、本人の内気な性格ゆえになかなか表に出てこなかった場所が少しずつ顕になっていきます。
でもその内容、1stの2話とか3話でやってよかったんじゃないかな…(

アイドルの細かい所作が良かったところに関しては1stから変わっていません。アイドル個人個人の行動とかに「いやこれはやらないんじゃないかなあ」みたいな所がないところはやっぱり評価できる。そこで不都合なこともあんまり起きないし。
個人的にはあさひと愛依が外に出ていった直後のモンスターみたいなため息を吐く冬優子と、シャッフルユニット内で甜花に秘密を作られて明らかに表情とは別の「曇」を見せる甘奈とそれにしっかり感づく甜花のシーンも良かったです。
真乃の陰キャっぷりも存分に出てて心が苦しくなるね! 15話の見どころは「今日こそ意見を言うぞ!」って気合を入れてみんなで集まるのに最終的に周りの「陽」の気に押されて結局何も言えなくなる陰キャ櫻木が存分に画面から溢れてて非常に良かったです。性格の悪い楽しみ方。チーム的に冬優子がマイナスイオンに包まれて頭が幸せになるユニットだと思ってたら陰キャ櫻木を全力サポートユニットでした。これはこれで好き。
あとなんかアイマスSPみたいなアニメ的表現のエフェクトを顔に付けたりするのも良かったですね。ちょこ先輩が冬優子の「萌え」にやられてたり。ああいう日常シーンみたいなものがもっとあると嬉しかったな~と思いつつ。

あとやっぱりライブパートがあると話がちょっとアレでも満足感があるのは否めないですね! 今回は5ユニットのメンバー全員をシャッフルして4ユニットに分割し、それぞれがハロウィンライブにふさわしい新曲を発表したわけですが、なんだかんだ言ってこういうの見せられるとそれだけで嬉しいな~って気持ちになっちゃう。チョロいんだわ!!!!!
PVで見た時はドギツい色合いのマスクでちょっと敬遠してたんですけど、楽曲に合わせて動いてみると外連味があってちゃんと面白い。
アニメの新曲のあるなしに拘る方ではなかったんですけど、やっぱりコンセプトに合った新しい楽曲がちゃんとアニメ内で演じられるというのはワクワクしちゃいますね。僕は昔からコンセプトライブが好きです。

あとはノクチルの出し方には唸りました。特に透の初登場シーンの演出、あれが透だって気づいた瞬間にちょっと声が出そうになっちゃったぐらい良かった。
今回は顔見せというか身体見せぐらいの立ち位置に収まりましたが、今回の流れにノクチルを加えたら多分しっちゃかめっちゃかになってた事は想像に難くないので、まずストレイライトの話からやろうというのはすごい良かったし実際見やすかったなあ、と思いました。2章は遂に「あの名作」をやる予兆が見えたので、そこも楽しみですね。
ストレイライト回に関しては前回の不満点だった「間に他のアイドルユニットのパートが挟まってテンポを削ぐ」みたいなのもなかったので集中して楽しむことが出来たのも良かった。ノクチルもそういう演じ方がされると良いなと思ってます。流石にするだろうけど。

明らかに前回の反省を活かし、面白くしよう!という意欲は間違いなく見えた作品でした。とはいえまだ第一章ですので今後がどうなるかというのは難しいところですが…






2.それはそれとしてキツめの話


うん、それでもやっぱりこっちのほうが多い気がする。
頑張ってるんだろうな~ってのも解るし、前回みたいな無味無臭感はそこまでなかったと思う。これからどうなるんだ~!みたいなドキドキもちゃんと用意してた。
でもやっぱそれはそれとしてここどうなの、って所も多いわけで。
主にストーリーラインの部分です。

まずなんですけど、ストレイライトと他メンバーの顔合わせしたその場所で「ユニットシャッフルしたライブやるぜ!」って話になるのは正気を疑うんですけどどうなんです?
いや初期16人はいいけど、新しく入ったメンバーも併せて急にメンバーシャッフルしたらストレイライトとして入ってきた意味がねえじゃんかよ! もうちょっと仕事というか段階を経てからでも良いだろ!
あと更に追い打ちをかけるように「やりたい事はみんなに任せる」じゃねえんだよ!! お前も考えるんだよ!!!! 何様のつもりだ!!!!

いや1st Season全部先行上映で見た時はあんまり気にして無かったんですけど、改めて本放送を見たらシャニアニのPたんちょっとヤバくない…?
なんか「仕事ができる雰囲気」と「部下に丸投げする面の皮」という両方の性質を併せ持ってて、一緒に仕事したくない同僚ランキングだったら間違いなく三本の指に入るんですけど。
こいつだけSHS実装されてるのも気に入らねえ。なんか事務所にいる時はラフな格好してるけど、別に事務所にいるだけで仕事中なのは変わんないんだから髪を下ろしたリラックスモード入ってるのは違うと思う。
Pのモデリング差分を凛世の和服に分けてやる気概が欲しい。
なんかこの人色んなところで仁王立ちするよな。

まぁ個人的な愚痴はさておきまして。
「Straylight.run()」をやった14話(※このアニメは分割2クールだと僕は認識してるのでこういう風に表現します)がちゃんと面白かったのは良かったんですけど、それとライブの16話以外の13話と15話に関してはぶっちゃけ1stの頃と特に変わらないテンポの雑でフワッとした毒にも薬にもならない会話が繰り広げられるので、本質的には1stSeasonの頃から何も変わってない気がしますこのアニメ。
特に途中に全員がLINEで会話するシーン! みんなで集まれる機会も少ないから意見を出し合いたいみたいなのを実際にenza版で行われてる演出に則ってやろうとしたのは伝わるんですけど、なんというか…すげえ安っぽいんだよな! 演出の安っぽさにアニメが負けてるという稀有なシーンを見た気がします。
15話、アイドル同士が普段と違うユニット内で会話したりするのが良かっただけにこういう演出ですごい損してる気がする。15話の一番好きなシーンは八百屋でカボチャが見つからなくて落ち込みながら歩いてる5人の姿です。全員すげえ気だるそうに歩いてて笑っちゃいそうになる。すき。
もしかして「Straylight.run()がただ面白かっただけ」なのでは? という事実に気づき始めてきました。気づいちゃいけなかったかもしれない。

あとWondering Dream Chaser流し過ぎ~~~!!!!
5回ぐらいイントロ聞いた気がするわ! ストレイライトにどれだけの信頼をおいてるんだこのアニメ。
作中でもそうなんですけど、明らかに一段飛び抜けて金のかかったデビューライブを任されてるのも不自然です。ビルの最上階でヘリで撮影されるってだけでもだいぶファンタジーしてるのに渋谷駅前のモニターをジャックしてるのも併せてちょっと「実在性」という言葉に対する信頼が壊れそうな音がしてきました。283プロどんだけ金持ってんの?
あの映像だけで3回は間違いなく見ました。冬優子の「負けない…!」も3回は間違いなく聞きました。良いシーン撮れたからって擦りすぎなんだよ!!
あと冬優子のキャラづくり(っていうと好きな人は怒るだろうけど作中での発言なので許して)に関してはツッコミを入れるのに、愛依ちゃんがステージ上でクールキャラやってるのに関しては特にツッコミ入れないんですねこのアニメ。まぁ…描いてる余白もないか…
これWDCだから流れるだけでアガれる曲っていうのもあって何回流されてもいいけど、「いつだって僕らは」をこのテンポで流し続けられると流石に「違うな…」って顔になりそう。そういうんじゃないんで…ノクチルはそういうんじゃないんで…(

んで16話のライブシーンもなんですけど…これ、12話のときも思ったんですけど、「ライブの実在性」を勘違いしてる気がするんだよな…全員のアンコール後の挨拶パートでも思ったけど、今回は「ライブ終盤のファンへの情報発表パート」が丁寧に描かれていて、正直変な寒気が来ました。
何がキツいってモニターに映し出される情報に対してアイドルがいちいち反応を返すのが「台本」って感じで寒すぎる。このパート別にいらんかったんとちゃうか? というかこういうのって事前に演者は流石に理解してるもんじゃないのか? そういうのを解ってて僕らが楽しむもんだと思ってるんですけど…
いや解るんですよ、そういうのも含めて全部サプライズにしてアイドルたちも驚かせてえな~ってのをやりたいみたいな。でもそれをやろうとしてたならやっぱりこのプロデューサーくん信用できないわ。多分ゲームのPと別人なんだと思う。そう思いたい。

僕、基本的にこういう時って演者は裏に引っ込んでてアンコール楽曲のための着替えをしてるから戻ってきたときに反応するものだと思うので、こういう反応はむしろリアリティを削ぐと思ってるんですけど、最近のシャニのライブってこういうことしてるんですか?
なんかなあ…ライブシーン、特にダンスに力を入れてるのは解るんですよ。今回良かったところと言えばやっぱりダンスの途中でステージに戻らないといけないのに間に合わなくてギリギリでダッシュして自分の立ち位置に戻っていく小宮果穂さんですよね。「あってもいいライブのリアリティ」ってああいうのだと思うんです。
なんかそれ以外の小技に「芸術」を見出そうとしてる感じがする。そこは特に深く掘り下げなくていい場所です。

あとライブ最後の曲がEDで流れるのなんなの!?
この曲確か2ndPVで公開されたハロウィンライブの全体曲だよね!? ライブパート一番しっかり作り込むべき場所じゃないのここ!?

いやEDがちゃんとライブ映像付きとかなら良いけど、スタッフロールの横にあるの明らかに「ライブの使い回し映像」と「ライブ後のお疲れ様写真」だったと思うんですけど! 俺の見落としがあったらごめんな!?
ED終わった後にCパートでアイドル一列に並んでライブ終了した瞬間に「えっもしかして今のがラスト楽曲!?」って困惑したよ俺は!
なんかこう…面白い部分に集中させてくれねえかなあ!!!!!!
素直に褒めづらいんだわ君!!!!!!!!!!!!!!!!!




3.おわりに


僕の中では高く見積もって「45点」といったところです。100点満点中。
赤点と言うほどつまらないわけじゃないし1st Seasonの反省は随所に見られるし間違いなく良い出来になった印象はあるけど、かといって今までの不満点を全部ひっくり返せるほどの出来ではないというか、むしろ「そこじゃなくないですか…?」みたいな点が散見される印象があります。こんなに制作側と俺とで意識の差があるとは思わなかった…!
ストーリーラインそのものは悪くないんだけど、やっぱりそこに至るまでの流れに無駄というか「妙な間」が多すぎるというか。イベントコミュをそのまま読み上げたみたいなテンポが変わらないままっていうのはどうなのかなあと。あとライブの事信頼しすぎじゃない?
ただ、それを差し引いてもStraylight.run()がアニメーションで見られるというところは評価が高いです。ライブパートも見所として悪くは有りませんので、なんか妙な「ライブのリアリティ」に目を瞑れば出来そのものは悪く有りません。
あと間違いなく劇場で見た補正も掛かってます。音響も含めて劇場で見るとやっぱりワクワクが一つ違う。なのでこのアニメを楽しく見たい人は劇場に見に行くことをおすすめします。多分本放送だとまた変なツッコミが入りがちになると思います。予感がする。
集中して見られるのもいいですよね、劇場。

前回を思うとどうだったかなあ…でも1stも僕は第一章はあんまり良くなかったという印象なんですよね。
ただ前回がよくなかったのはいわゆるユニットの「お当番回」の存在だったんですけど、今回に関しては素直にストレイライト回が一番良かったです。ただこの面白さの源流は「Straylight.run()」にあるので「これってシャニアニの面白さなんですかね」って言われたら「う~ん」ってなって、ちょっと返すのに間が空いちゃう気がする。
仕方ないは仕方ないんだけど、冬優子ってストレイライトとP相手にする時の「黛冬優子」としての一面があるからキャラクター性に深みが出るので、こういうアニメ媒体に出たときにやっぱり「ふゆ」の部分がメインになっちゃうとエンタメには欠けちゃうんだなと言う認識を得た次第です。本人としてはそう見てほしいのを承知の上でね。
でもやっぱりStraylight.run()の話があることで「アイドル"なんて"」という部分に今後主題が当たってきそうなのは楽しみです。あんなに当たり前に享受していたアイドルとしての喜びだけじゃない、「アイドルだからこその苦しみ」だったり「普通の女の子だけど」「普通の女の子じゃない」という二面性にどう立ち向かうかがシャニマスの根底にある物語性だと思うので。

次回予告の映像で「あの名作コミュ達が来る」、という予感がひしひしと感じられており、第二章もなんだかんだ言って楽しみにさせられています。はっきり言って掌の上なんだと思う。
前回もこんな調子だったけど僕は1stSeasonの第二章が好きだったし、まだまだ更に上に行く目はあると思う。8月を楽しみに待っていたいと思います。










ストレイライトもロッカールームの着替えシーンあったけどこれは前回のキャミソール櫻木と同じようなノルマなんですかね? スタッフにお色気シーンを推してるやつが絶対にいると思う。俺の同類(




※追記
なんか冬優子の3Dモデルが顔が面長で可愛くなかった気がするんですけど僕だけですかね。2話ぐらい見たら慣れてきたんだけど初見全然可愛くなくてちょっとそれだけで興が削がれた記憶があるんですけど。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?