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『秘境駅に消える』風戸涼 著

『秘境駅に消える』
風戸涼 鉄道ミステリー 第2弾!
Kindleで出版しました。

あらすじ
大井川鉄道井川線は秘境駅が多いことで知られている。
その一つである尾盛駅は、深い山中にあり、周囲には何もない。
熊や野犬が出没し、心霊スポットとしても知られている異界である。
しかも、列車に乗るか線路を歩く以外に、たどり着く方法がないと言われている。
主人公、花邑楓は東京神田にある《黒薔薇女学院》文学部三年生。鉄研に所属している。鉄研では、春休みに、泊りがけで遠方の鉄道に乗りにゆくのが毎年の恒例行事になっている。今年の遠征旅行の行き先は奥大井。大井川鉄道井川線に乗ることに決まった。
鉄研顧問の雨宮まことは、文学部の准教授。雨宮先生は、旅行の下見として、ひとり、井川線に乗りに行く。だが、尾盛駅で降りたあと、先生は消息を絶つ。
楓と鉄研部員たちは、雨宮先生が熊か野犬に襲われた可能性を考慮し、尾盛駅を訪ねる。しかし、先生の遺体や遺留品などはみつからない。
雨宮先生が乗り込んだ列車の乗務員によれば、雨宮先生はその日、確かに尾盛駅で下車していた。だが先生は、そのあと列車に乗っていなかった。しかもその日、尾盛駅で乗り降りした客は雨宮先生一人だけ。
尾盛駅の近くで作業をしていた保線員によれば、線路を歩く人影も見かけなかったという。
雨宮先生は無人の尾盛駅で、幻のように消えてしまったのだ。
楓たちは、雨宮先生の失踪の謎を追う。
女子大生鉄女たちが繰り広げる、軽妙なタッチのサスペンス&ミステリー。

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