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外出自粛をすると商店街が賑わうパラドックス

緊急事態宣言が出されてから初めての週末でした。「STAY HOME」が1つの標語となって各々が自宅での生活を選択されているのだと思います。

「STAY HOME」の最中ではありますが、私は医療機関にいく予定があったので池袋まで行ってきました。感染クラスタ発生条件である「密集」「近接」「閉鎖空間」を避けるべく、電車は利用しません。運動不足と気分転換を兼ねてシェアサイクルで移動しました。

商店街の意外な活気

気分転換を兼ねていたので、ついでに普段は利用しない道を選んでみました。すると興味深い現象を目の当たりにしました。それは、商店街の活気です。具体的に言うと通りがかった板橋区の仲宿商店街です。旧中山道に位置する歴史ある商店街です。

仲宿商店街は頻繁に通らないので平均的な活気は分かりません。しかしスーパーマーケットを中心に非常に混雑していました。スーパーマーケットだけでなく、通り全体に人が集まってました。

これは推測ですが、おそらく大半の人が「散歩がてら」で外出をした結果だと思います。池袋が過疎化した一方で、住宅地に近い商店に人が殺到しているのだと思います。

巣鴨が賑わう現象の本質

仲宿商店街の様子をみて、巣鴨を思い出しました。1週間前、閑散とした原宿や秋葉原と比較されるように、巣鴨の賑わった様子が話題となっていました。とりあえず「巣鴨現象」と名付けます。

否定的な意見で代表的なのは「縁日」を行っていたというものです。露天は確かに危機管理ができてないと思います。

巣鴨の地蔵通り商店街の実態は地域の商店街です。有名なので観光に訪れる人もいますが、近所に住む人が遊びや買い物に出かける場所でもあります。原宿や秋葉原とは街の性質が異なります。

巣鴨の光景と仲宿商店街の光景を照らし合わせてみると、これらの現象は単なる危機感の欠如ではなさそうです。近所に住む方々が単に繁華街への外出を避けた結果として、近所の商店街が賑わったという現象なのかと想像します。

そして地蔵通り商店街や仲宿商店街のような現象は各地で起きているのではと予想します。

結局「STAY HOME」なのか

代表的な繁華街を避けたところで、結局近所の商店街が賑わってしまうという実態を目の当たりにしました。東京都全体で言えば住人の数は減っていないので、考えてみれば当然かもしれません。

私は経済は可能な限り回していかなければならないと考えています。いくら補助金等が出ると言っても、時短でも営業を決断している店はあります。その店の背景には食品ないし製品を卸している方々がいます。特に食材関係は休業するわけにはいかないと思います。私達の生活を支えてくださっている方々を思うと、極力いつも通りに利用してあげたいです。しかし、考えが変わりました。

結果として目の当たりにしたのは、開店している数少ない店に人が殺到する様子です。普段は並ばないような店にも列が出来ていたり、普段以上に賑わっている店もありました。入る店が限られている上に、時短営業で利用できる時間が限られています。密な状態が作られるのは必然的です。これでは意味がありません。

緊急事態宣言の内容をめぐり、鉄道のダイヤを間引けば満員電車が増えるという議論がなされていました。それは正しい観点だと思います。鉄道に於いてはそれを容易に想像できていましたが、街全体の仕組みに於いて同様の現象が起きる事態は全く想像が出来ていませんでした。

やはり基本は「STAY HOME」なのだと考えさせられました。あるいは、出かけても混雑している店や場所は避ける選択が必要です。入場規制を行っている店舗もありますが、基本はやはり消費者自らが判断しなければならないのだと思います。

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