一斉休校から子供も大人も学ぶべきこと

政府から一斉休校の要請が出されてからしばらくが経ちました。社会人の身分では子育て世帯の業務をどう回していくのかを真っ先に懸念してしまいます。実際には柔軟な対応をとっていらっしゃるようで、特段の不便があるような話は聞きません。早めの春休みに入ったと理解すれば確かに大した影響はなさそうです。

しかし子供の視点に立つと、また別の感情が芽生えてきます。それは、突然の別れでもあるからです。

政府から休校の要請が出されたのが木曜日の夜でした。休校は翌月曜日からが対象です。子供にとってみれば、金曜に投稿したらいきなり慣れ親しんだ学級が最後になってしまっていたのです。卒園や卒業を控えた学年は学校生活自体が最後になってしまいます。その金曜日に体調不良などで休んでしまっていた子については、お別れも言えないまま最後を迎えてしまいます。

自分たちがそうであったように、子供にとって学校や幼稚園というのは人生の基盤であり、世界そのものだと思います。その世界が急に終わるというのは堪え難い出来事だと思います。

そうは思っていても、自分としては「大変だな」という感想しか持てませんでした。しかし、竹田恒泰氏の動画を見て少し考えさせられました。

小中高いきなりの休校で、みんなに学んでほしい事。|竹田恒泰チャンネル2

「幸せな時間というのは、いきなり終わったりすることがあります。大切な人がいきなり居なくなってしまうこともあるんですよね。大切な人と過ごす時間を大切にしてほしいなと思うんですよね。」

東日本震災のことも挙げられていました。震災が起きたのは3月11日です。ちょうどこの時期ですね。学級どころか学校自体が無くなってしまうわけですから、筆舌に尽くし難い思いだったかと思います。

この事態を受けて、改めて自分事として「幸せな時間はいきなり終わる」というのを旨に刻んで起きたいと思います。

やりたいことは後回しにせずに全力でとりかかる。大切な人と過ごす時間は一瞬たりとも蔑ろにしない。後悔の無いようにというのもそうですが、その積み重ねが充実した人生に繋がるのだと思っています。

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