リアファク考察 シュカ編。

Team風雷Bowさん「RE:act Artifact」
2021/4/14-18 萬劇場
観劇日:4/18 17:00公演(大千穐楽)

推しの高橋茉琴さんがヒロイン「シュカ」を演じていらしたので千秋楽を観劇しました。
いくつか分けて作品感想と考察。

最初はシュカ編。

Twitterに長々書いてたやつ。(コピペ)

推しが演ってたということもあり1800字近くなってしまった。大学のレポートかな?

シュカについて考えてたんだけど、トリガーと一緒にいる時は言動や仕草が幼くて所謂「世間知らず」の印象が強かったんだよね。でも、いざお父さんとのシーンやヒバリとの会話を見てると、めちゃくちゃに賢い。
800453?だっけ、定命数値的にスラム街の生まれだとヒバリに言われてて、賢いシュカがそれを否定しなかったってことは自覚がある。
あとはシュカ自身が本来の名前をわかってない/知らない/そもそもないのいずれかでシュカと名乗っているはずなので、スラム街の生まれということは確かなんだよな。
それを踏まえて、スラム街の生まれの幼児が本来ここまでの知識を得ることも、理解して言葉に組み替えるのも難しいはずなんだよね。
そうなると、やっぱり研究所に送られた生存期限がだいぶ小さな子供(凡そ7.8歳〜14歳くらい?)
(幼い私のことを〜みたいなアスラへのシュカの台詞もありき)
あまりにも幼い子供に実験をしたことに対する懺悔か、哀れに思った同情か、博士は被験体番号で呼ばれ、学もなければ知識もないけど非常に賢い幼子のシュカに「シュカ」という名前を与えて、本来実験者と被験者においてあり得ない距離感でシュカと接し始めたと考えてる。
その中で、シュカは人体実験の弊害か影響かで幼児退行的なことが起きていて、15.6歳の知識と賢さがあっても、内面がおおよそ9.10歳くらいだったんじゃないかな……
それも博士にとってはすごい後悔で、広い世界で生きるための何も知らない幼い少女を我が子のように愛して学ばせたのかな。
シュカは幼いゆえの疑いを知らない子供のような状態で、スラム街の孤児だとしたら、もしかしたら博士が初めて自分のことを愛してくれて大切にして、向き合ってくれた人かもしれないんだよな。そりゃ距離感バグるわ。お父さんのような存在になるよな。
シュカが教授と世界の話をした時が15.6歳と考えていて、トリガーにいる時が二十代前半、おおよそ20歳くらいだそうなので、
シュカは賢い子なので、お父さんとの交流ですぐに同年代かそれ以上の知識をつけたけど、内面自体はまだ追いついていなさそうだった。内面は最後まで追い付かなそう
それにより、シュカは人体実験を行なったのは博士で、アスラの企みということも理解していたんだと思うんだよな。
感情で動く人間において、本来この時点でアスラと博士に憎悪を抱いてもおかしくない。
シュカはあくまでも人類のためであり、アスラの目指しているものへの理解も深かった。
ガンナ政府や境遇に憎悪を抱かず、もはや哀れみすら抱いていたのは、
アスラの英雄譚と現在の定命数値制度がどのような因果関係があって、というのをしっかりと理解していたのでは。
トリガーにいた間が20歳以降だと仮定すると、知識と思考は20歳、考え方もしっかり大人なんだけど、それを表す言動や仕草がすごく幼くて、13.14歳くらいに見えるので、これはやっぱり幼児退行または幼少期の自己主張がなかった(ガンナ政府の思惑通り=意思がなかった)影響かな。
研究所に来た時点でシュカ自身には一切の意思がない=実験も当然受け入れるわけだ。これも博士の同情の要因かな?
父娘として接していくうちに、博士にはあった意思をシュカがめちゃくちゃに吸収してそう。
シュカはアスラの感情は理解できないけど行動も、自身の人工肺も博士の実験も、懺悔もしっかり理解している上で、それでもお父さんと呼び慕っていた。
それは色んな嫌なことがあってもそれでも慕う気持ちが勝ったシュカの最初の意思ってことだと思う。
そうそう、幼児退行と考えてるのはもう一個理由があって
アスラへの最後の吐き捨てるような「変なもん埋め込みやがって、お嫁にいけなくなったらどうすんだばかやろう!」ってセリフがあって、定命数値制度によっておそらく結婚相手なども決められてる/結婚という概念が抹消されていそうなこの国で、お嫁さんになりたい、という小さな女の子がよく言う言葉とともに、言わないつもりだったようなパンチのある言葉を口に出しちゃうあたりが中々幼い子供らしいなと思ったから……
シュカは生存期限のある間は一切の意思のないガンナ政府の作り上げた人間で、実験後は幼児退行の影響で言動に幼さが残り、博士との交流の中で意思を持ち始め、非常に聡明で中々に気の強い(=意思の強い)一人の自由な人に成長した。
(=トリガーの理念が服着て歩いてるみたいな人)

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