気合入れてけ!!

 先日YouTubeでさこだTがアップロードしていた動画を見ていた中で僕自身も浪人していた時に実際に授業の中で言われていたことがあり,懐かしく感じながらも心からそうだなと思えることがありました。


「気持ちが強い順番に受かっていく。」
 

 一昨年の生徒で「なんとしてでも慶應義塾大学に行きたい,だから私は慶女に合格したいんです。」そういう生徒がいました。この子は中3の6月のT選でRクラスに行くことになってしまいました。(ちなみにこの年のT選の女子の合格ラインは210点でした…)早慶に行きたい生徒からしたら絶望的な状況。ほとんどの生徒が県立高校へ志望校をシフトし,早慶へのチャンレンジを断念してしまうような状況になってしまったわけです。周りの友達や先生からも慶女を目指してるなんてと思われてもおかしくなかったはず。それでも毎週のように僕のところに来て,何やればいいですかとか質問していいですかとか必死にTのカリキュラムに自力でついてこようとしていました。それはなぜか。どうしても慶應義塾大学に行きたいっていう強い思いがあったからです。どんだけ成績が振わなくたって周りから厳しいでしょって言われたって彼女の中で譲れなかったものがあったのでしょう。最終的にSFCに行くことになりましたが,Rクラスから早慶の合格を勝ち取り,彼女の慶應義塾大学に行きたいという目標に近づくこととなりました。ぶっちゃけ可能性で言えば,そんなに大きくなかったと思います。ただ,そういったものをすべて跳ね除けて合格を掴んだ。これこそ「気持ちの強い順番に受かっていく」ということだと思います。みんなだって今の成績とか関係なく第一志望校は受けるでしょ,どうせ。それが仮に厳しい結果になる可能性があったとしても。俺もそうだったし,今のお前らの状況ならそうすると思う。だからとっても分かる。ただそれは,“記念受験“じゃないはずだ。誰かにその高校を目指しているっていうマウントとるわけでもなく,本気でその高校に行きたいわけでしょ。その思いは確かか?その高校を受験する受験生の誰よりも合格を熱望しているか?今一度,第一志望校への強烈なこだわりを再確認して,入試当日を迎えるまでにできる第一志望校合格への準備をしてほしいと思います。
 

 過去問もだいぶ進んできて実際にこのくらい点数が取れるのかであったり,合格点超えてる超えてないとかも明確に見えてきたと思います。前から伝えている通り,入試は点数を積み上げていくものです。減点方式ではありません。だからこそ受験する高校の受験者の中で合格ラインを突破するために取らなければいけない問題を取れているかどうか,取れていなかったのであれば何が原因でどう対策すればその問題がとれるるようになるのかといったところを残り3ヶ月で埋めていかなければなりません。自分の答案を客観的に分析して,志望校との距離を理解する。その上でもし自分が講師だとしたらどういったことをコメントするかな,どうアドバイスするかなといったことを考えればOK。そうやって勉強を進めれば間違えなく,合格ラインに近づくはず。1/15の1発目の本番まで残り64日。筑附まですらも100日切りました。残りの期間で劇的に変わることはありません。そんなこと期待してる人はいないと思うけど,だとしたらやれることは1歩1歩,着実に前に進むだけです。頑張ろう。
 今週末は最後のOP模試があります。別にこれ悪かったら死ぬとかじゃないんで,肩の力抜いて,適度な緊張感を持って全力で取り組んできてください。

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