「勝負の夏」突入への準備。

 勝負の夏まで残り1ヶ月を切り始めました。「夏は受験の天王山」なんて言葉があるようにこの夏は君たちの第一志望校合格の明暗を大きく分けることになります。そんな夏を100%で駆け抜けるためには気持ちだけの精神論ではうまくいきません。つまり,夏が本格化するまでのこの1ヶ月で夏で達成するべき目標が何なのかを明らかにし,それを達成するための取り組みの準備が必要です。

 

 夏期講習会のオリエンテーションでも話しますが,夏にするべきことは「苦手克服」の一点のみです。これが上手くいくかどうかで第一志望校合格に近づけるかが決まってきます。もうここまでで勘のいい人は気づいたかもしれませんが,この準備というのは「苦手」を発見し,それを具体的に解決・克服するためのアクションプランを考えていくことです。この準備がしっかりできた上でこそ,夏を100%で駆け抜けることができます。では,具体的にどのように苦手を発見すればよいか。それは模試やCTの演習に他なりません。実際の今の自分の力を明らかにし,点数が伸び悩んでいる科目や苦手を感じている単元など細かく分析をしていきます。ここが非常に重要で一番難しいところでもあります。ただまずは,問題を解かないと始まりません。ですからはじめに分析をしていくための材料を増やすことに徹してください。特に数学ではこんなに重要な三平方の定理と空間図形という分野にもかかわらず,宿題を軽めにしていると思います。それは演習の時間を確保してもらうためです。ですから今,楽になっている人はおかしいと思ってください。来る日も来る日も演習に,授業の復習に大変なはずです。それができた上で分析をし,苦手を分類して、具体的な対策を考えていきましょう。ここでは分析とアクションプランのやり方に関しては触れません。毎年,僕は夏期講習会のオリエンテーションを7月の一番初めの授業でやります。どこの生徒よりも2週間以上前倒しでやることが夏を成功させるための重要な鍵だと思っているからです。今年は難チャレが後ろ倒しになったことでその分オリエンも例年通りにはいかないですが,そのタイミングでその分析とアクションプランのやり方に関してみんなに説明していきたいと思います。ですからこれから難チャレが終わるまでの約2週間はとにかく演習をしていってください。

 

 あっという間に夏が来ます。これまで「有馬がまた脅してるよ〜(笑)」なんて思ってた人もいたかとも思いますが,3月が始まってからここまで約4ヶ月が経ちました。早い!と感じる人の方が多いと思います。入試までも大して時間はないと思ってください。気づけば毎週,週5の授業+必勝という鬼のようなスケジュールに追われ,過去問解きまくって絶望して,冬を迎え,入試に突入していくことになります。まだ,これまでの4ヶ月の2倍の時間はあります。まだ!まだ大丈夫です。夏明けたらもう遅い。もう一度気合入れ直してこの2週間を今日,この瞬間から頑張ってほしいと思います。

 このWeeklyBlogも14回目。1回目のものをもう一度読み直してほしい。原点に立ち返ろう。「本気」に勝るものはない。それこそが本物のカッコ良さだし,必ずこれからにつながる。後悔するのは結果じゃなくて本気でやれなかった自分。妥協せずに,前だけ見て取り組もう。すべては「第一志望校合格」これだけのため。一回一回のテストの成績なんかで一喜一憂してる場合じゃない。常に前に進み,第一志望校合格に近づくためを考えよう。そしたら自ずとやるべきことは見えてくるし,辛くなったら横で必死こいて誰よりも本気で自分に向き合ってる仲間見てごらん。負けてらんないよ。俺達には合格しかない。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?