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「世界は□□に満ちている」

2014年春アニメ 「悪魔のリドル」 第1話 ★★★★☆

ミョウジョウ学園10年黒組の生徒は、13名。全員女子高生で、ターゲットの1人を除いて、みんなが暗殺者である。・・・ターゲットは誰なのか?

・・・みたいなストーリーで始まったこのアニメ。原作者が高河ゆん先生ということで、注目をしておりました。原作小説は読んでいないので、アニメで初めてお目にかかりましたが、セリフの一つ一つが、非常にゆん先生っぽくてゾクゾクします。

切れ味よく手厳しくて、ドキッとさせれられて、ドS集団のような、アサシンのキャラクターたちが、まさにゆん先生のキャラでした。(百合気味なのは、この先生の話ではよくあることですが、ガチ百合にはならないはず。友情+愛情+αぐらいなもん。)

1話は、状況説明とキャラクター紹介で進められました。

主人公の東兎角(あずま・とかく)さん。フォルムといい、言葉づかいといい、少年にしかみえませんが、女子っぽさも垣間見れます。よい、ツンデレさんです。

ゆん先生は、「王子・王女」さまストーリーがお好きで、漫画でもよくそういう立ち位置のキャラをだされますが、今回の王子は、きっと兎角さんなんでしょう。

そして、もう1人の主人公の一ノ瀬晴(いちのせ・はる)さん。ファーストショットから、可愛らしいほほえみで、まさに陽だまりという感じ。王女役は、彼女でしょうね。

そして、黒組で唯一暗殺者っぽくないことから、みんなが殺すべき標的は彼女なんだろうなと予想できます。(まだ、1話では明示されてはいませんが。ゆん先生のことだから、どんでん返しを準備してるかも?)

ゆん先生っぽいといいますか、このアニメ謎かけが多い。謎かけが伏線のようにあちこちに散らばっていて、続きがきになります。過去の経験から、「おいおい、ゆん先生。今度はちゃんと風呂敷畳むんだよね?(伏線回収するんだよね?の意味)」と思わなくはないけど。

私は、ブログのアニメ感想で革新に触れる事項をネタバレしないようにしてるので、くわしく知りたい方は、下記をみてみるといいかもです。

【ストーリー解析】悪魔のリドル 第1話「世界は□□に満ちている」:ストーリー解析ブロマガ - ブロマガ

今回、私が心に刺さった言葉はふたつ。

ひとつは、兎角に対して教官のカイバが言ったこと。「殺して生かすか、生かして死ぬか選べ、あるいは生かして生きてみるか」

兎角は、暗殺者なのだから、前の2つはわかる(暗殺成功と暗殺失敗)として、「生かして生きてみるか」とは、どういう意図で言ったんだろう?暗殺者を育ててる教官がいうセリフとしては、思うはずもないことじゃないんだろうか?

もう一つは、晴が穴埋め問題の答えとして望んだ「世界は”赦し”に満ちている」という言葉。陽だまりのような彼女にも、暗い影があるようで、そこがなんなのか?が気になります。

私は、人が死んだり傷ついたりという血の流れるストーリーがいまひとつ好きじゃなくて、見ようかどうか迷っていました。結局、ファンの高河ゆん先生原作ということでのひいき目で見ることにしたのですが、作品の後ろに「悲哀と愛情」が感じられそうなので、視聴を続けることにしますー。

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