政府が10万円の貸付を特例措置として検討

コロナウイルスの影響で収入が減った世帯に対して、生活福祉資金貸付制度の特例で10万円の貸付を検討している。

早ければ10日に決定される見込み。


生活福祉資金貸付制度について

低所得世帯…資金の貸付けにあわせて必要な支援を受けることにより独立自活できると認められる世帯であって、必要な資金を他から借り受けることが困難な世帯(市町村民税非課税程度)。
障害者世帯…身体障害者手帳、療育手帳、精神障害者保健福祉手帳の交付を受けた者(現に障害者総合支援法によるサービスを利用している等これと同程度と認められる者を含みます。)の属する世帯。
高齢者世帯…65歳以上の高齢者の属する世帯(日常生活上療養または介護を要する高齢者等)。
参照 -- 全国社会福祉協議会
https://www.shakyo.or.jp/guide/shikin/seikatsu/index.html

つまり、生活福祉資金貸付制度というものは、生活に困っていてお金を借りられればもとの生活に戻れるけれど、銀行や消費者金融からは借りることが難しい人にも低金利で貸付する制度のこと。

生活福祉資金貸付制度には大きく4種類ある
1つめが総合支援資金、2つめが福祉資金、3つめが教育支援資金で、4つめが不動産担保型生活資金。

総合支援資金では
新しい生活を始めるために引っ越しや転職を行う際に支援してもらえる制度。

福祉資金
障がいや介護サービス、天災によって生じた損失など。

教育支援資金
教育費を支払うことが困難な人に向けての措置。

不動産担保型生活資金
生活苦に陥った高齢者に対して、必要とした人の土地を担保にお金を借りられるもの。

それぞれのなかに、さらにいくつか別れていて、今回の措置では2の福祉資金にある緊急小口資金と思われる。

連帯保証人が不要で、無利子で10万円まで借りられる制度で、返済期間は現在は12ヶ月となっている。


参照
https://www.shakyo.or.jp/guide/shikin/seikatsu/pdf/ichiran_20160128.pdf


10万円って確かに大きい額ではあるが、正直言って少ないと思う。
というか貸付ってところがなんかセコいんじゃない?

国の構造が違うから一概には比較できないけど、香港は1人に約14万円を支給するとしているし、韓国も一人あたり約2万7200円の支給を2回行うとしている。
香港に関しては支給額が月収とほとんど一緒なんだよなあ・・・