理想は想像することで生まれて、現実に抑圧されながら叶えていく
未来になにがあるのか分からないから、
今は今をやっていくしかない。
もし未来が分かれば、今やるべきことに奮闘するはずだ。だけど未来なんて知れるはずもないから人は怠慢になるし、理想と現実のギャップで生きていく意味が分からなくなる。
未来でこうなっていたいという理想は想像することから生まれる。想像された理想が現実になるとき、この上ない幸せを感じることになる。だけど理想に到達することは簡単ではなく、時間も資金も情報も必要になってくる。
理想はあるのに、すごく遠くにいる。どうしよう、何から始めたらいい?それが叶うのはいつ?私はそれのために今を我慢していつまで頑張ればいい?
そうやって未来を思うたび苦しくなる。
孤独であることに打ちひしがれる。
やはり理想を叶えるためには、現実を見なくてはならない。が、私はずっと想像のなかに身を置いて息をしていることがある。ずっとずっとそう。癖なんだと思う。自分が自分をコントロールしてくる。それはストレスから逃れるために、自分の尊厳を守るために。
だから現実を生きている人はすごいと感じる。私もそこに属したいと思う反面、自分のなかにある想像された理想を大事にしたいと思う気持ちがある。
矛盾が並んで申し訳ない。現実に身を置きすぎると、大事しているものが壊される気がするんだ。これがないと私はこの世界で生きていけない。もしそれを他人に脅かされた時、私は本当の意味で憤りを感じて悪態をつくと思う。
だけど現実に抑圧されながら理想を叶えていくことは、必然的に現実を見つめなければいけないし、理想だけが先導すると結果的にめちゃくちゃになるのは確かだ。
だから前述している理想への固執とは時と場合によって切り離していく必要がある。完全に離れるのではなく、距離感を保つ。
理想が善、現実を悪として見做している部分が自分の価値観にあるから、それを少しずつフラットにしていきたい。どちらが良い悪いではなく、平均をとっていきたい。
きっと現実に向き合うことは悪いことだけではない。理想に反しているけど新しい視点や気付きが得られるということを覚えていてほしい。それを恐れないでいてほしい。
仮に自分自身を否定するような言葉を投げかけられたとしても、所詮他人で私とは違う人間であるということを忘れないでほしい。
私のことをなんにも分かっていない他人の言葉を全部受け止める必要なんてない。私は私が一番理解している。堂々とそう思っていていいんだよ。
時々、人生の長さに打ちひしがられてすぐそばにあるブラックホールに連れていかれそうになる。でも自分を救えるのは自分だけだと思うから、こころを強くありたい。
どうか、皆様、ご自愛ください。
叶えたいことはできるだけ叶えよう。この世の中に打ちひしがられても、私たちはここに居ていいし、表現できることが必ずあります。どうかそのことを覚えていてほしいです。
今日も心穏やかな1日となりますように。
それでは。
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