必見!梅雨時期の体調管理方法
今朝も東京は素晴らしい天気です。
ただ来週から梅雨入りだとか。ひと一倍汗っかきの私にとってはジメジメベトベトな季節が始まります。
訪問施術の移動もなかなか大変になりますが、紫陽花が雨に濡れている様子はとても綺麗なので、この時期は大好きです。院内にこもっていてはわからない四季の流れを感じられることは、訪問施術の良いことの一つです。
湿邪の特徴
梅雨といえば湿気。東洋医学では湿邪と言います。
この「湿り気の邪気」が体内に停滞すると悪さをします。この状態を「水滞」と言います。
全身→下痢、夜間の頻尿、浮腫み
胸→水様の鼻汁や痰
関節→節々の痛み(特に膝が多い)、手のこわばり
胃腸→食欲不振、下痢、手足の冷えなど
この時期に上記のような症状が出て調子が悪くなる方は、冷えの強いことが多いので保温に努めましょう。溜まった水分が冷やされて各所に不具合を起こすようなイメージです。
昨日も訪問看護師さんから「この時期になると腰が痛くて神経痛も出る。今まで鎮痛剤でごまかしていたけど今年はきついから施術して欲しい」と依頼を受けました。典型的な湿邪→水滞タイプですね。
湿邪対策
⭐︎身体を動かす
湿邪は流れにくく、停滞する性質をもっていますので、動かないとどんどん水が溜まってしまいます。特に溜まりやすいのは関節です。
散歩、ストレッチ、ヨガ、四股踏みなど、身体を動かして軽く汗を出しましょう。内にこもっているものを外に発散する、体の中の気血を巡らせる。
外に出られなくても家でできることは色々ありますね。
⭐︎水分を摂り過ぎない
水分を摂り過ぎれば、余分な水分が溜まって害となります。発散できない状態なので、内にたまる。自然ですね。
つい冷たい水にさらに氷を入れたり、凍らせたジョッキにキンキンに冷えたビールを注いでがぶ飲みなどしていませんか?蒸し暑さから解放される瞬間は気持ちが良くても、後になって身体に影響してきます。
ただし、熱中症予防のためにはある程度の水は飲んでくださいね。冷やし過ぎるのは良くない、というお話です。
⭐︎旬の食べ物で体の熱を冷ます
夏野菜は身体の熱をとり、尿として水分を出す利尿作用があります。飲み物だけでなく、食べ物から水分を摂取するようにしましょう。
代表的なものとしてきゅうり、トマト、茄子、枝豆、オクラ、スイカ、メロンなど。もちろん食べ過ぎは冷えに繋がってしまいますが、これらばかり食べるという人はいないと思いますので、バランス良く摂りましょう。
何より旬の食べ物は味が濃くて美味しいです。
⭐︎とにかく冷やし過ぎない!
外出から帰った後にそのままクーラーに当たると冷え過ぎてしまいます。しっかりと汗を拭き取ってから熱を冷ますようにしましょう。
また、室内にこもってばかりでは汗もかきにくく、余分な水分を溜め込みやすい身体になってしまいます。定期的に外気と日光にあたる時間をとって、自律神経の働きを高め、湿邪に負けない体を作りましょう。
⭐︎その他では、シャワーで済ませずにしっかりと湯船に浸かる、カビやダニが発生しないように部屋の掃除や結露対策をこまめにする、甘いものやコーヒーは控えるなどの対策も有効です。
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まとめ
梅雨は農作物にとっては恵みの雨、絶対に必要な季節でもあります。また、先にも書いたように雨に濡れた紫陽花はとても美しいものです。
ジメジメして嫌な時期ではありますが、良い面にもしっかり目を向けて楽しむことがこの時期を乗り越える秘訣です。この時期にしか味わえないことを五感で感じたいですね。
しっかりと対策をして、この季節を乗り切りましょう!
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