続 秩父化石小旅行

やっとの思いで完全オフの日を作ることに成功した私は、車を借りておがの化石館に向かうプランを実行に移そうとしていた。
そしておがの化石館だけでは時間が余るので
そのまま群馬県に突入しようとしていた。
今年3月の話である。
秩父を走る国道299号線から、少し荒川に寄った場所におがの化石館はある。299号線を更に北上すれば、群馬県神流町にも繋がっている。実は神流町には珍しい恐竜の化石が沢山あるのだ。3月なら雪も無いし、アイスバーンや吹雪さえなければ問題は無い筈だ👍
ルートはこのようになった。

起点が西武秩父駅前、赤丸がおがの化石館、終点が神流町恐竜センターである。
初めて運転する地域とはいえ、西武秩父駅から化石館まで車で約25分程度。そこから神流町までは1時間ぐらいだ。楽勝である😊
それに今回駅前のトヨタレンタカーで借りたのはヴィッツだった。福島で働いていた頃に社用車で乗り慣れてる車なので問題無し!通る道も国道だからまぁ大丈夫でしょ!
ついでに山奥の♨️にでも入ってのんびりしよう!😍そして昼は何にしようかな?🤤
秩父・群馬の山を完全に楽観視し、完全に浮かれてフラグを建築しまくっていた私であった。しかしこの後、己が手の施しようの無い阿呆だった事を思い知る事になる😱

快晴の朝。前回より一本早い特急レッドアローに乗り込み、私は池袋駅を発った。朝食を食べ終え、ネット麻雀でもしようかと思ったがメンツがいない。暇になってしまったので、前回の温泉の話でもしようと思うw

祭の湯は設備が整っており、駅の側ということもあり人気の温泉だ。駐車場も大きく中は清潔感があるし、休憩スペースも整っている。更にはコインランドリーもあった。
湯は割とぬる目だったが浴場は大きい方だ。無論サウナ完備である。
しかし、駅の隣なのでそれでもかなり混み合っていた。家族連れも多く、静かに過ごすには向いていない場所かもしれない。これは時間帯を変えれば良かったかと反省した😭
しかし!秩父に温泉はまだまだある!というかあり過ぎなのだ😅次は秩父からそう遠くない大滝温泉「遊湯館」に行こう!帰りの特急で岩魚寿司を肴に缶ビールを飲みながら、私は決意を固めた。

・・・つまらない話で申し訳ない🙇‍♂️そして駅に着いたようだ😅

予定より早いが、早速トヨタレンタカーへ行き手続きを済ませる。
アプリで車が手配出来るのは本当に便利である。良い時代になったものだ。
早速運転しおがの化石館を目指すも、道中にいきなり雄鹿が二匹も出てきて驚いた。これが秩父か!すげーなぁと思っていたが本番は山の向こうだった⛰

おがの化石館。
秩父のシンボル、パレオパラドキシアや秩父の生き物達を見ることが出来る小さな博物館だ。入館料は300円である。
そしてやはりというか、分かり切っていたが先ずは主役の登場である。
見ただけで分かった方へ。あなたは確実に古生物マニアへの道を歩んでいる😁

パレオパラドキシア。
しつこいかもしれないが念のため紹介しよう。そして今回は細かく説明する。
以前の記事で、彼がジュゴンやマナティーに近い生き物だと説明したと思う。そして少なくとも約1200万年前まで、彼らは日本に生きていた。
では何故彼がここまで注目されているのか?それは彼が束柱目という、極めて珍しいタイプの哺乳類だからである。
下の写真は束柱目デスモスチルスの口の化石だが、丸いのが彼の歯である。

束柱目というのは臼歯が円柱の集まりみたいになっている哺乳類である。しかしこの歯、一体何を食べていたのか、何故こうなったのか皆目見当がつかないのだ。更に祖先が何で、どこから分岐したのか?それも分かっていない。
というのも束柱目の化石、実は大半が日本から発掘されるのだ。そして秩父は産地の一つでもある。海外だと一部の化石が、米国カリフォルニア州からたまに出る程度。それぐらい珍しい化石なのである。
当時の日本はバラバラの島の集まりで、暖かく海流も緩やかだった。だから纏まった化石が出てくるのでは?と推測されている。

チチブクジラ。
全長3〜4mのかなり小さな髭鯨である。
歯が退化し、プランクトン食に移行しているのが分かるだろうか?更にいうと、潮を吹く鼻腔も今の鯨より前にある。
ケトテリウム科という原始的な髭鯨のグループに分類されるチチブクジラだが、その中の新種である事が分かると騒ぎになった。
尚余談だが、現生しているコセミクジラも同じグループである事が判明した。コセミクジラは生きた化石として今も海を泳いでいる。

いつものメソサウルスもいた。
もう説明はしないぞ!

モササウルス!
前情報が無かったのでとても驚かされた。レプリカとはいえ、ここまで間近にモササウルスを見れる機会はまずないだろう!
以前紹介したティロサウルスよりも小さいが、彼もまた白亜紀の海の頂点だ。モササウルスは海に完全に適応した爬虫類で、現代のコモドオオトカゲに近縁とも言われている。
下のアンモナイトに喰らい付いたと思われる化石が示す通り、大抵の生き物はひとたまりもなかったことだろう😨
また近年では淡水棲のモササウルスの仲間も発見され、更なる研究が期待される。

小さい博物館なので、割とすぐ見終わる方もいるかもしれない。それなら少し足を伸ばして「ようばけ」を観に行っては如何だろうか。荒川沿いにある貴重な地層で、国指定天然記念物でもある。
足場はそこまで良くないので、👠みたいな靴を履いている方へはお勧めしないが、絶景だ。

秩父盆地層群秩父町層という長い名前なのだが、要するにかつて海だった秩父の生き物が大勢眠っているであろう崖なのだ。かの宮沢賢治も見学に訪れたこともある。
宝の山じゃないか!掘って色々調べてやろう!と思った方。勝手に掘るのはNGです👮
貴方が警察に捕まって、色々と調べあげられるのがオチでしょう。

さて、次の目的地は群馬県の神流町だ!
さっさと山を越えて化石を楽しむぞ!私もここまでは元気いっぱいだった。実際国道299号線はかなり空いており、快速で走れる。
途中でコンビニに寄ってのんびり休憩を取り、私は意気揚々と山へ向かった。

(タイトルが変わりますが続きます)

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