決意だけ焼き付け強くなって 世界へ叫ぶのさ


ORβIT「UNIVERSE」M/V (full ver.)

ORβITのデビューアルバムタイトルトラック「UNIVERSE」を聴いて、
何かしら彼らを縛るものがあって、苦しみと退路を断つ強い信念の元で、前例のない新しい世界を始める、という決意表明を伝えたいのかなと感じました。

総じて、イメージは「暗闇の中の希望」。曲調も切なく、胸を貫く様なファルセット。だけど、その七色の声はとても縛り付けておくことはもう不可能で、どうしたって隠す事は出来ない位の強い光を放っていて。

そうきたかと。赤裸々というか、正直というか。

これが彼らの望みを100%反映した、0から作った、はじまりの曲なんだ、と驚きと不思議な納得がありました。

デビュー曲というのは、アーティストがずっと大切に歌いつぐものになることが多いからこそ、普遍的であるように、明るく前向きな夢の部分のみを語ったり、メッセージがあったとしても、ラブソングにも取れる様なものにしたりすることが多いように思うのだけど。
新しい始まりなのだから、完全に真っ白なもので始めたっていいはずで。
だけど、ORβITはまるで、「今までの苦しみも、強い信念と一緒に忘れないようにしよう」としているかのように思えて。

彼らのこれまでを考えると、日プから(又はその前から)追って来たファンならみんな心に傷を負っている。種類は違えど、無傷の人はいないと言ってもいいと思います。
もちろん彼ら本人の痛みとは比べ物にならないだろうけど、本気で応援するということは、本気で傷つくということでもあると思いますし、恐らく彼らもそこをずっと気にかけているでしょう。

だけど、本人たちがここまで赤裸々に、痛みとともにこの過去をなかった事にしなかった。
その上で、新しくこの曲でORβITを知って行くであろう沢山の人に隠すでもなく、ファンの分の痛みすら抱えたまま、自らにも、周囲にも前に進むのだと宣言し、強く手を引いてくれているように感じて。

もう、ファンである私も、前に進む時は来たのだなと思いました。
日プも、その後のことも、なかったことにはしない。全部、一緒に抱きしめていく。
だけど、もう、振り向かないようにしようかな。
比べたがり屋や、足を引っ張ろうとする様々は残念ながらなくならないけど、もう別の次元に行かせてもらおう。

改めまして、ORβIT、デビューおめでとうございます。
色々あったけど、それを含めて、私はあなたたちを誇りに思います。
これからもきっと色々あると思うけど、泣いたり笑ったりしながら一緒に進んで行きたいな。

アーティストとしての「幸せ」の新しい形を作ろう。
そして、ORβIT自身の幸せがファンを一番幸せにするんだって事を、
どうか、ずっと忘れないでいてね。


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