シティリーグの振り返り

はじめまして。初のシティリーグ参加で優勝という結果を残すことができたので記念に書いてみました。

この記事では今回使用したサーナイトの構築に関して思っていること考えていたことをまとめています。一人一人考え方は違うのであくまで一個人の意見であることを念頭にご一読下さい。

今回使用したリスト

サーナイトは序盤にラルトスを展開して、リファインや隠し札でトラッシュを肥やし、サイコエンブレイズでエネルギーを沢山つけて戦うデッキです。リファインのキルリアが特に優秀で、カード1枚を2枚に増やす純粋なアドバンテージの塊でありながら分岐進化で器用に戦うことができます。レベルボール対応でサーチしやすいのも有り難いですが、反面月光手裏剣で取られやすいので、必要に応じてマナフィをベンチに置く必要があります。キルリアをいかに終盤にベンチに残せるかが勝敗を決めると考えています。

ジラーチの採用

シェア率が高く、色々な角度で柔軟に対応できるロストギラティナをしっかりと倒すためにかなり厚く枠を割いています。具体的には、ジラーチ、月明かり2枚、フトゥーです。ジラーチ無しで勝てる部分もありますが、直近のジムバトルで負けてしまったため、ロストマインを重く見てジラーチを採用することに決めました。ベンチ管理が大変になりますがフトゥーなどで不要になったマナフィやミュウを回収したりしてロスト側の攻撃手段を削りました。月明かりはジラーチがあれば1枚で十分ではありますが、環境的に増えていたテツノブジン系統のデッキや、純粋に280、330ラインまで届くように2枚採用しました。ザシアン&マント不採用なので高打点を出せるのがアルカナシャインしかおらず、リバーサルや月明かりへの依存度が高いです。ブジン系統にはエクストラターンをとられなければまず負けない自信があったのでベンチへのヨガループをケアしたかったというのもあります。

ザシアンの不採用

これは個人的な好みですが、少し前の大パオジアン環境でサイドを簡単に2枚献上するザシアンを盤面に出す展開がほぼなかったこと、アルカナシャインをうまく使えばいなくとも勝てると感じたことからザシアンは不採用としています。また、逃げエネ2なのでスタートした時にふしぎなしっぽのルートもミラージュステップのルートもとれなくなるのが嫌でした。ごく稀に欲しいと感じる展開はありましたが、、、。

バトルVIPパス4枚採用

最近サナ界隈で熱い「パス無し」構築も考えていました。特にごっつぁんプリファイのエサになってしまう点でしっぽミュウよりクレセリア(ダブルターボごっつぁんは100ダメ)やミミッキュ前で返した方が強そう、、など色々迷走しましたがパス無し構築は圧倒的に練度が足りず、1枚でも初手で使用できたら勝率にそのまま繋がるパスを最大限採用した構築に落ち着きました。同じような理由でゴージャスマントも採用できませんでした。余談ですが、ONCがシティ直前に、優勝したレシピを公開していましたがパス3レベルボール4と、ロスギラのパス3ネスト4味を感じました(後半釣竿で戻した後のバリューなど考慮しての配分だと思います)。

不思議な飴3枚採用

環境の高速化が進み、本来有利であるはずのリザードンやトドロクツキに対しても後1先2から殴られ始めると間に合わないこともあるので、切り返せるように可能な限り多く採用しました。テツノカイナに対して少しでも抗うためでもあります。飴2枚のサナは受け寄り、3枚のサナは攻め寄りというイメージを勝手に持っています。終盤にもラルトスをいきなり飴でサーナイトに進化させて相手の計算を狂わせることもできます。

カウンターキャッチャー2枚採用

割と一般的だと思っていますが新規カードの中では意見分かれると思ったので一応。このデッキにしかできない動きとしてナンジャモ&キャッチャー&シッポでのベンチへの中高打点が挙げられます。ロスギラでも同じことができますが、シッポはマント無しでも160まで出せ、セグレイブもしばけます。ごっつぁんミライドンやパオジアンに対してキャッチャーナンジャモで時間を稼いでシステムポケモンを潰すのに大いに貢献してくれます。実際今回の初戦では残りサイド1-4からセグレイブを縛ってシッポで勝つことができました。

セイボリー

未来古来以前の環境から自分で使用していたレシピでもミラーを意識して1枚採用していましたが、カウンターキャッチャーの登場でポケモンの技以外でも相手のポケモンに干渉できるパターンが増えました。特にVIPパスやタンデムユニットなどで初手からベンチ展開をしてがっちり固めるようなデッキが多く、ミラーも含めてそれらのデッキにセイボリーが刺さります。カウンターキャッチャー&サケブシッポ&セイボリーなどで後続やシステムを崩してから正面を安全に取るというプランもとれるので環境的にも2枚採用して多過ぎることはないと判断しました。後述しますが友達手帳の不採用との兼ね合いもあります。

フトゥー

よく見るリストではパス無し&友達手帳採用のレシピに1枚刺しされている印象ですが、個人的にはパスあり手帳無しでも1枠割く価値が大いにあると思っています。今回のリストではジラーチなど採用しているため、ベンチを圧迫しやすく崩れたスタジアム以外の5匹のポケモンをきちんと展開できるプランが欲しいと感じていました。ロスギラ相手には雪道を割るために本来置きたい盤面では無いタイミングでスタジアムを吐かなければいけないこともあり、そういうタイミングで崩れたを貼ってしまうと本来やりたかったことができません。また、カビゴンLOやカプコケコのマヒなど、バトル場に干渉できないのも崩れたのウィークポイントだと思っていました。既存の構築を歪ませることなくこれかに対処できかつ小回りが効くカードとしてフトゥーを採用しました。

友達手帳の不採用

サーナイトの一般的な構築では山を掘り進め、トラッシュにエネルギーを送ったりキルリアラインに進化するため博士の研究が1、2枚採用されるのがテンプレでした。今でも全然ありだと思っていますが、デッキの枠がかつかつで1枚採用のカードやスタジアムを巻き込む点が気になり、掘るスピードよりも捨てずに縦引きする方を優先しました。特にスタジアムを捨てる展開は致命的で、雪道4投のロスギラなどに別の角度で負け筋を生むのが嫌でした。つまり、博士の研究を不採用としたことでサポートなど重要なカードを巻き込んで捨てることがなくなったため、手帳を採用せずともなんとかやれると思いました。(2ターン目のリファインなどで釣竿&手帳と引いて萎えたことが何回もありました。。。)

大きく目を引く、気になる点は以上だと思いますが個人差があるのでこのデッキが正解というわけではないです。シティで入賞したレシピを眺めながら日々入れ替えたり調整したりしていました。実際前日までは構築もかなり違っていたので。。。

立ち回りに関して

環境に存在するデッキの中で明確に不利と感じるのが、
パオジアン
ミライドン
(ルギア)
でした。
どれも早い段階からテツノカイナexでごっつぁんしてくるため、最速ごっつぁんは当日も切りました。ミライドンに関しては後攻1ターン目を凌げばかなり勝率はとれると思っていましたが、パオジアンはキャンコロスイッチャー&カイナがいつ飛んできてもおかしくないのでかなりひやひやする対面です。ルギアもドラピオンとカイナ、ミュウexとサーナイト側が2枚取られるカードが複数入っているので最速で展開されるとかなり勝率は落ちますが、ルギアはまずキャプチャーアロマやテーブルシティなど自分との戦いに勝ってからこちらと勝負を仕掛けてくるのでやや有利くらいの感覚でした。

対パオジアン
最速カイナ&キャンコロ手裏剣は切っていいと思います。割り切りも大切です。予選5戦中2回それをされたら運がなかったと思いましょう。カイナに4枚エネがついたらカイナ優先、そうでなければセビエセグレイブビーダルを何とかして削ります。セイボリー、サケブシッポ、カウンターキャッチャー、やれる手は全て尽くして相手の引きが弱いことを祈ります。

対ミライドン
後1先2ごっつぁんされると渋いです。デッキの中ではクレセリアのみごっつぁんをたねで耐えてくれますがミライドンに対して出すメリットが薄く、穴抜けでケアされるため最善手ともいいづらいです。このデッキはカイナがきたことで本当に強くなりました。出来るだけはやくサーナイトに進化してカイナをしばかないとサイドを2ターンで4枚献上することになり詰みます。飴を3枚採用することで2ターン目にサーナイトへ進化できる確率を高めました。カイナを一度でも倒せばあとは2-2でなんとかなります。

対ルギア
対ミライドンもそうなのですが、ミュウexのケアを忘れずに。隠し札したさにゲッコウガを安易に出すとキルリア2体を吹き飛ばされるので、基本出したくはないです。カイナが入っているタイプもあり、最速で展開されるとやはり飴進化しないと間に合いません。

その他
対ロスギラは当日もかなり多いと読んでジラーチ&月明かり2枚採用で臨みました。相手のロストの枚数を確認しながらタイミングを見計らってマナフィやジラーチを展開します。ミラージュゲートの枚数、見えている水エネの枚数などと相談しながらフトゥーを使ったり、マナフィをおとぼけの的にしながら盤面を整理していきます。次のターンにロストが10枚溜まり、相手がヤミラミを出してくる直前のタイミングで見せていなかったジラーチを出すことで相手の殴りプランを、おとぼけ、ひきさく、ロストインパクト(スターレクイエム)、ロストマイン(バトル場のみ)に絞らせます。この時に自分のバトル場がHP130以上のアルカナシャインであればギラティナが自動的に前に出てくるしかなく、かなり理想的です。サイド3になっても、常にカウンターキャッチャー雪道ツツジを意識しながら山を作っていけばリファインとアルカナシャインで復帰できます。今回のシティリーグでは8戦中4戦がロスト軸のデッキで全てにジラーチが刺さって勝つことができたのでプレイは間違っていないと思いました。
対サーナイトは純粋に練度の差が出るので、トナメで当たりたくは無かったですが幸い当たりませんでした。ただ、ミラー意識のセイボリー2や飴3などで序盤からラルトスキルリアを削っていけるのがパスありの良い点だと思っています。ただ適当に殴るとリバーサルキャッチャーで一瞬で捲られるのでベンチに可能な限りラルトスキルリアを置きたいです。
対ゾロアークバレットは試していないですが多分構築上勝てません。

最後に

優勝してもしなくても半年間の集大成として記事は自己満足で書く予定で、シティリーグに向かう電車の中で半分くらいは書いていました笑
じゃんけんもめちゃくちゃ勝った記憶があるので、やはりジャンケンゲーかもしれない、、、
とはいえ、自分なりの構築で優勝できたのでかなり満足いく結果となりました。
サーナイト使いの参考になればと思います。
何か質問などあればDMで適当に聞いてもらえればわかる範囲でお答えします。


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