家族だった頃の事件簿。 姉は以外と強かった。


私が、事務職で働いていた時、月に一回肌着を会社の同僚と注文していた。可愛い物が沢山あり気に入っている物が多かった。

でも私は気づいてしまった。 だんだん私が気に入っていた下着が無くなっている。 何処に消えたのだろう? もしかしたら誰かが兄弟四人だったので盗んだのかも知れない。 不思議に思い部屋を調べてみたら、姉のタンスの引き出しを開けてみたら、私の下着が綺麗に並べられていた。

なんで、人が使用したものを平気で身に付けるのか? 本人に問い詰めたところ、どうして私の下着がタンスに入っているのかと言ったら、 知らないよと言い放った。 証拠があっても認めない変な姉である。

一度姉と、取っ組み合いのケンカをした事がある。 私の部屋に来て、別の部屋にあった私の荷物が邪魔だと投げつけてきて、私は滅多に切れない性格だが、物を投げる奴は大嫌いなのである。

そのまま 姉に掴みかかり廊下で取っ組み合いになり、姉の頭が廊下の壁にガーンとぶつかり、それでも奴は以外と細いのにやり返して来て、ぶったり蹴ったりのケンカになり、途中で誰かが止めに入って中断されてしまった。

弱い奴だと甘く見ない方がいいと思った出来事だった。

姉は、頭をかなり壁に打ちつけたのに、怯まなかった。

人間以外と隠しもった強い力が怒りの時は出るらしい。

勝負は、引き分けに終わった。

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