見世物小屋で働く
今日は初めてタイミーを使って通訳のバイトに行きました。
私は正直言って英語はてんでダメ、真面に喋れないので、はっきり言ってヤバいです
普通に考えてそんな仕事しないんですが
自宅にドコドコ上がり込んできた知人にスマホを貸したら、タイミーの通訳バイトに応募(登録)されてしまったんですな
契約上の問題もあるので所々モザイクやイラストで対応していきます
↓以下労働条件等のスクショ
知人が異常者なのには変わりないですが、必死に止めなかった(若干面白そうだったので)自分も2%くらい悪いので、、、、、
サクサク勉強していきます!!!
🤓🤓🤓🤓🤓🤓🤓🤓🤓🤓🤓🤓🤓🤓
実際にその場で使えないと意味無いので、
自分が使えそうな単語と構文を使った例文を沢山頭に叩き込んでいきます。
メモを一部だけ紹介
プツ........
チュイン.....
チュイチュイチュイーーーーンンンン!!!!!!
ギガギガギーーーンテレレレーレーーーーービビビビビビビビビピビビビビビバビビビビビボボ!!!!!!!!!
ドガーーーンwwwwwwwwwwwwww!!!!!!!!!
イッポーン!!!!!!!!!!!!!!!!
失敗wwwwww!!!!!!!!!!!!
ということで、だから難しいんだよおじさんこと、
橋本龍太郎のポエムが隠れてた、でした~!
みんなは気づいたかな?
まあともかくそれなりに勉強したので現場に向かいます。
🚶♀️🚶♀️🚶♀️🚶♀️🚶♀️🚶♀️🚶♀️🚶♀️🚶♀️🚶♀️🚶♀️🚶♀️🚶♀️🚶♀️🚶♀️
到着!
知ってる人は分かっちゃうかもしれませんが、
めっちゃ刀とか売ってる武器屋です。
地元に根ざした死の商人
武器屋の店舗の中で武道体験をやってるんですね。
中に入ると社員?のお姉さんが出迎えてくれました。
「タイミーから来たんですけど、、、」とおそるおそる聞いてみると、「じゃあ2階で待ってて貰ってもいいですかー?」のこと
2階に上がると全部で20畳くらいのさして広くはない空間が広がっていました。
写真は流石にまずいので絵でごめんなさい
まだバイトが始まるまで時間があり、
お姉さんに「これは結局どういう仕事なんですか?武道の達人の解説を全部隣で訳していくみたいな感じですかね、、、、?」と聞くと
「私も全然分かんないんですよね~✌️」と返され唖然。
いっそ無知を誇っているかのような、屈託のないお姉さんの笑顔が妙に印象的でした
そこで2~3分待っていると、
190cmくらいの外国人と、チャラい系の日本人が2階に上がってきました。
まさかと思って挨拶をすると、
この人たちでした。
正確には左の外国人がこの店で働いている社員で、右のチャラチャラさんが武道家でした。
妙齢のちっこいおじいちゃんが来ると思ってたので肩透かしを食らったようです。
武道家のチャラチャラさん(以下Aさんとします)は腰前にでっかくて丸い金属の輪っかを付けていて、その前衛的なファッションに恐れ慄くしかありませんでした。
真っ黒の湘南乃風みたいな服を着ており、
顔は更にシュッとさせた遠藤チャンネルみたいな
2人は数分談笑して、外人店員さんの方は下に戻っていきました。
以降Aさんと会話がメインになります。
君がタイミーの子だよね?と聞かれ、そうです~みたいな確認を済ませ、
次に、結構通訳出来るの?と聞かれたのですが、
いやあんまり、、、、みたいなぼんやりした返答をしてしまいました。
できますと言えば良かったのですが、実際出来ないしということもあり、
「武道について英語でちょっとだけ勉強してきたので何とかなると思います!」
と少し遅めの自信表明をしました。
フォローなのか、実際にそうなのかは分かりませんが、
「あーいや全然そういう堅苦しいのじゃなくて。
ワイワイビャーーーン!みたいなのだから!」
と言われました。
余計に何をしたらいいのか分かりません。
「要は剣道をやるってことですよね?」
刀を売る店ということもあり、剣道メインのショーだろうと予想をしていたので確認を行います。
「いや、殺陣だよ?」
どうやら殺陣をするそうです。
正直、見世物としてやる分には、殺陣も剣道もそんな変わんないんじゃない?とも思いましたが、
ここはなるほど、、、と相槌を打って納得します。
Aさんはコンビニのうどんとおにぎりを食べながら仕事内容の解説をしてくれました。
大まかな流れは以下の通り
①基本的にインバウンドの外国人が来る。
②外国人とAさんがお互い模造刀を持ち、
Aさんの説明の通り殺陣をやる。
③最終的に外国人がAさんを切り捨てる。
基本的に1人あたり15分いかないくらい
要所要所でAさんの発する言葉を英語で説明したらいいらしいです。
後で私と一緒に練習してくれるそう
一安心ですね。
食べ終えたAさんはタバコを吸いに行くといって外へ出ていきました。
雰囲気上げるために着替えといてよと言って、下半身だけ空手の道着を貸してくれました。
上はTシャツを着てきたので、ギクシャクなファッションで大丈夫か?とも思いましたが、
インバウンド外国人相手なら問題ないでしょう。
誰も気にしない(分からない)はずです。
~15分後~
Aさんが戻ってきました。
ちなみに私とAさんが店に来たのは大体15時で、
仕事(ショー)は16時頃から始めるそうです。
ゆったりしてますね
これからどんな感じに殺陣を行うかについて、
一緒に練習を行っていきます。
湘南乃風ファッションでは格好がつかないので、
Aさんは道着に着替えていきます。
着替えてる時に見えてしまったんですが、
カルバンクラインのパンツ履いてました。
スカしてるな~~
ともかく
殺陣の流れはざっとこんな感じ
①左で刀を交わす
②右で刀を交わす
③のけ反る
④場所交代
⑤振り向きざまに切る
⑥「成敗!」と言う(なんだよそれ)
大体お分かりいただけたでしょうか。
動作がめちゃくちゃ簡単なんですね。
これはつまるところ、英語で解説する箇所がほとんどないんです。
①left! ②right! ③sword up! ④move! change!
⑤slash! kill! ⑥say "saibai!"!
自分は大体この10単語で済ませました。
通訳いる?これ
ただ練習の際、Aさんがずっと左の時にright、右の時にleftと言っていたのが気になりました。
通訳いるかもしれません。
1人あたり5、6回練習したあとで、
本番をやりながら私がいい感じの画角で動画を撮るそうで、(後でairdropで渡すらしい)
実質的に私の仕事はカメラマン兼アシスタントのようです。そんなことあるかよ
とにかくパッションで場を盛り上げるのが大事みたいで
パッションの練習をしなきゃですね
殺陣の流れはあらかた把握したので、
客が来るまでAさんとだらだら雑談をしてました。
Aさんはどうやらこの殺陣のショーをベースに生活をしてるらしいです
そんな稼げるもん?とは思いました、どうなんでしょう。
聞くところによると、近畿大学の工学部(広島のド田舎にあるらしい)を卒業して、現在は役者みたいなことしており、
空手のインターハイチャンピオンらしいです
え?
凄い人でした
後で調べてみたら本当に出てきたので妄言とかではなく、ちゃんとファイターでした
空手のショーはやらないんですか?と聞いたら
もうダルいからやらないとのこと
強者すぎる発言にどこかフィクション味を感じます。
それで現在は本職として役者をやっていて、
副業?として刀フリフリをしているそうです。
ちなみに名前を検索したら、名前と職業だけの情報が載ったwikipediaの記事が出る程度には真面目にやっていました。
大河のアクションとか2.5次元俳優とかをやってるみたいです。
チェンソーマンの舞台が面白いよという話をしてくれました。
チェンソーマンが攻撃する時はインド映画みたいに踊りながらチェンソーをぶん回すみたいで、本当に面白そうです。もう終わっちゃったみたいで、残念。
他に、西条(広島)には何もない、あの街は無くなった方がいい、みたいな、たわいもない話をしていたら、
1組の客が上がって来ました。
ショーの始まりです。
最初に来たのは中国系の家族(5人)で、息子が刀を振り回したがっているとの事。
ファンキー家族。
打ち合わせの通り私はカス翻訳を実行します。
ただ、息子さんはそもそも中国語しか話せないみたいで、Aさんが「左!」といって私がそれを「left!」と翻訳し、さらにそれをお父さんが「左(Zuǒ)!」と翻訳して息子さんに伝える、、、、
という雑魚伝言ゲー厶をやっていました!
愉快愉快
とはいえ、大体のことは雰囲気で伝わった気がするので、通訳はパッションですね。
募集人材・・・パッション
帰り際、Aさんに「Googleのレビューを付けさせといて~」と言われたので、お父さんを捕まえて「Google Good Review OK?」「OK! YEAH!」「THANK YOU!」というような小会話をしました。
後から確認するとレビューはしてませんでした。おい
ともかく、殺陣ショーが幸先のいいスタートを切りました。
が、、、、、、、、
これが最初で最後の客でした。
結論からいうと、
これ以降1人も客は来なかったので、私はAさんと2人でずっとダラダラ過ごしていました。
誤解のないように言っておくと、
いつもは人が溢れるくらい来るらしいのですが、
①その日はAさんの打ち合わせがあって始める時間が遅くなってしまった、
②体験動画を中継したデジタルサイネージを店先に出せてなかった(届いていなかったらしい)、
③雨が降り始めておりそもそも人通りがいつもより少なかった
などの複合的な原因でこれ以降人は来ませんでした。
広告や集客は店側が担っている仕事らしいので、
人が来ないのはAさんの責任では無い、とAさんは3回くらい言っていました。
とはいえ私は勿論時給制で、Aさんも恐らく歩合給ではなく固定給を貰ってそうだったので焦りなどは全くな く、その後の時間はずっと雑談等をしていました。
ちなみに、1回の殺陣ショーにつき、1人あたりの参加費は3000円だそうです。
あこぎな商売過ぎませんか?
チャンパラもどきで3000円はやばいですよ。
インバウンド最高!!
ちなみに3人同時パターンもあって、
きっちり1人3000円取るらしいです。
(時間が3倍になったりはしない)
10分ちょっとで9000円。ほんまに合法か?これ
私は普段外国人も結構くるタイプの飲食店で働いているので外国人のお財布事情は何となく把握しているのですが、外国人ってそこそこケチなんですよね。
日本文化に甘えてチップを払う発想が一切無いのは当然のこと、注文内容やお金を出す時の雰囲気からして、金払いが日本人と比べてもさほど良くないイメージがあります。
今は特に円安で豪遊し放題!な気はしますが、金銭感覚は結構シビアなんですよね。
そんな日本人と同じ、まともな感覚をもった人間がガポガポお金を払うということは、相当日本刀振り回したい欲求があるんでしょうね。
日本刀ドリーム、日本の停滞を打破する活路はここにあります。
その後、ずっと喋ってるのも飽き、
Aさんは1人でずっと刀を振り回して遊んでいました。
たまに「インスタに載せたいから動画撮ってくれない?」と言われ、私は成人男性が刀を振り回す動画を映える感じに撮っていました。
掛け軸とか本物の日本刀が置いてあるエリアを使ったりして遊んでました。
Aさんが刀を振ったタイミングに合わせて私が御簾から手を離すやつをやったり、
あとAさんが御簾の間にあだ名を突き刺す動画を撮りながら、その後カメラ(スマホ)を地面に揺らしながら落とす、みたいな事をしていました。
「やりたいことを全部理解してくれる」「タイミングが完璧」など、謎の褒め言葉を頂きました。
雑用冥利につきます。
動画撮影も飽きてきたら最後は日本刀の握り方を教えて貰っていました。
雑巾を絞るようにもつ、とか、右から振り下ろす時は右足を出す、とか、縦に振り下ろしたときに音が前で鳴るとよくない、とか
Aさんは普段から刀で遊んでいるだけあって(遊んでいる訳では無い)刀を振るのが上手です。
刀振る界隈では、藁を刀で切る際に勢い余って床に刀が突き刺さってしまう事があるそうです。
基本的にそれは界隈の禁忌で、
そのタブーを犯した人は破門らしいです。
私たちのいた畳には4箇所切れた跡がありました。
南無阿弥陀仏。
18時半を過ぎたくらいで、2人とも面倒になってしまい(これ以上待っても人は絶対来ないので)切り上げました。
当初、21時退勤の予定ではありましたが、19時前に終了です。
最後、「新しい子にいちいち説明するの面倒だから良かったらまた来なよー」と言われ、流石に割の良すぎるバイトだったので連絡先を交換しました。
その時、Aさんがスマホで「同志社大学」と入力する際最初に出てきた予測変換が「同人誌」でバレない程度に笑ってしまいました。
人間味のある人でした。
結果として、気のいいお兄さんとだべって、たまに剣の振り方教えて貰って6800円貰って帰りました。
しかし3000円しか稼げてないので店は赤字です。
ドンマイ!
ダラダラ遊んで時給1500円程貰えたのはやはり、
通訳というスキルが必要だったが故でしょうか。
頭脳労働(?)最高最高最高! 一平もそう思いますか?
海海海海海海海海海海海海海海海海海
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海崖柵鉄壁檻「うん!」檻壁鉄柵崖海
海崖柵鉄壁檻檻檻檻檻檻檻壁鉄柵崖海
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「一平や 壁に染み入る 獄の声 」
私も捕まらない程度に本気の勝負がしたいものです。
帰りはラーメン食べて帰りました。
今後とも割さえ良ければ、紹介して頂いたバイトにいきます。
どうぞよしなに
今回はこれで。
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