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アレクサンドロウリ (Aleksandrouli)

スミレ色の半甘口ワイン用の希少だが将来性の高いジョージア土着品種。遅摘みで収穫されることが多い。

主要なシノニム:Aleksandroouly, Aleksandrouli Shavi, Alexandrouli

起源と家系:アレクサンドロウリは、ジョージア北西部のラチャ=レチフミ(Racha-Lechkhumi)地方発祥の品種です。カビストニ(Kabistoni)としても知られていますが、形態学的および遺伝学的研究が示すようにカピストニテトリ(KAPISTONI TETRI)の黒ブドウ版ではありません。(2004年: ChkhartishviliとBetsiashvili、2009: Maghradze他)

植物学的特徴:中芽、晩熟で、収穫を遅らせることが多い。高い酸を保ちながら高い糖度を得ることができる。

栽培地域とワインの味わい: アレクサンドロウリは、ジョージアのアペラシオンであるフヴァンチカラ(Khvanchkara)に認定されている、遅摘みで、スミレの香りを持ち、自然な半甘口ワインを生産するために使用される主要品種であり、チェリーと桑の風味とその花のアロマを持つ辛口の赤ワイン醸造にも用いられます。半甘口・辛口共に、しばしばムジュレトゥリとブレンドして用いられます。2004年にはジョージアに163 ha(403エーカー)の栽培面積があり、そのほぼ全てがラチャ=レチフミ地方で、特にフヴァンチカラ(Khvanchkara)、 チョルジョ(Chorjo)、ボスタナ(Bostana)、クレバロ(Chrebalo)、 ジョシュヒ(Joshkhi)、サドメリ(Sadmeli)、トラ(Tola)のような村々にあるリオーニ(Rioni)川の右岸にありました。お勧めの生産者は、ブゲウリとラチュリワインです。

※この文章は、「ワイン用葡萄品種大事典(Kindle版)」ジャンシスロビンソン他2名の英語版からの翻訳です。

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