マドラサ (Madrasa)
広く栽培されているアゼリ品種で、フルボディでしっかりとしたストラクチャーのワインが造られます。
主要なシノニム:Kara Shirei or Qara Shira, Matrasa, Matrassa, Medrese, Sevi Shirai
起源と家系:マドラサは、おそらくアゼルバイジャン北東部のシャマヒ地方のマドラサ村に由来するもので、19世紀以前から栽培されていたと見られています(2004年: ChkhartishviliとBetsiashvili)。
植物学的特徴:中熟。果皮が厚い実をつけコンパクトな房。干ばつ、主なカビ病、冬の霜害に強い。
栽培地域とワインの味わい: ワインは一般的に色が濃く、アルコール度数とタンニンが高く、フルボディで、アゼルバイジャンでは辛口、甘口、酒精強化ワインの生産に使用され、しばしばブレンドにも使われます。主な生産者には、アブシェロン・シャラブ、ガンジャ・シャラブ2、イスマイリー・ワイン、シェマカファームなどがあります。
※この文章は、「ワイン用葡萄品種大事典(Kindle版)」ジャンシスロビンソン他2名の英語版からの翻訳です。
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