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バンドTシャツ問題

Twitterでこんな感じの顔で「バンド聞かない奴がバンドTシャツ着るな」と怒ってるツイートをちょくちょく見る訳だが、果たしてここに正解があるのかどうか………

バンドだけに限らずの話

この 知らないなら着るな問題はバンドだけでなく、映画、アニメにもある。それらを知ってる、または超ファンからしたらファッションにされる道具じゃなくてちゃんと聞いて欲しい、見て欲しいという願いがある。それは僕もそう。例えば日本のバンドtシャツを街中で着てる人を見たら好きなのかな?と思って勝手に嬉しくなる。まぁわざわざ「好きなの?」と聞くヤバい人にはならんが。でもバンドを沢山聞いたり知ったりするようになると「この人たぶんこのバンド知らんのちゃうかな」と審美眼が身につく。韓国アイドルファンっぽい女の子がニルヴァーナのTシャツを着るわけが無いし、どちらかと言うとWANIMA聞きそうな感じの男の人がソニック・ユースのTシャツを着ないと思う、って感じ。別にそこに怒りはわかないし、そもそもデザインがいいから着ているのであってルーツを辿らなければ……とかそんな使命感は抱かなくていいと思う。そんなこと言ったらサウスパークのリュックやTシャツを身につけ大学に行ってる僕も1か月前くらいからハマりだしてニコニコの違法視聴でしか見れてない人間だ。音楽ファンだから着るのではなく、服のデザインがいいから買ってる人が多いだろう。そんな人達に「ちゃんと聞け!」「聞いてないのに着るな」というのはすこしばかりお門違いな気がする。ただ「好きなんですか?」と勇気出して聞いたら「は?」と対応されたら腹立つけどね。結局言いたいのは興味を持ってくれたらありがたいし、聞かずじまいで終わるのは勿体ないよー!って言ってあげたい。「うわぁ恥ずかしながら全然知らんのよ。。」と言うのならおすすめを教えてあげるのが道理だし、それで聞かないなら別にそれはそれで構わない。その人なりの好きがある訳で。ちなみに僕は「そのバンドのバックボーンがめちゃくちゃ深い、または重いのにファッションとして消費されて欲しくない」という理論が死ぬほど嫌いです。andymoriのtiktok問題然り。1部の音楽好きは消費という言葉が大好き。tiktokの消費、ファッションの消費、SNSの消費などなど……消費を消費しすぎ。
そもそも音楽、絵画などの文化は形は違えど向かう方向性は「消費」に当てはまるのだ。あるCDがtiktokで踊る音源として消費されるのと、暗い部屋で1人で聞く音楽として消費されること、それらを天秤にかけるのはまた別問題として結局は消費されている。誰かの耳に届いてる。というかアーティストにとってありがたいのは前者の方である。うるさい音楽と商業をしっちゃかめっちゃかに混ぜ合わせ、一般リスナーまでに文句を垂れる音楽好きより、tiktokで気軽に踊って色んな人に広めてくれるにわかの方がよっぽど有り難い。1人の熱狂的なファンよりも100人のにわかの方がありがたい"こと"もある。今回はそうなだけ。服の話から逸れてしまった。戻します。服の場合インチキみたいな値段で取ってつけたようなロゴのバンドtを売りつける輩が多いので、公式サイトとかで買いましょう。アーティストに貢献しましょう、解散してる奴は知らん。おしまい


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