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NEEが俺にくれたもの

切ない。なんでもっとちゃんと眼に入れなかったんだろう。そういう後悔ばっかが残る。でも、NEEが僕にくれたものって沢山ある。正しさ、苦しさ、生きること、数え切れない。僕はNEEのぱくちーという曲を文化祭の有志発表でやった。結構コードはグダグダ、歌詞はごちゃごちゃ、でもどこかスッキリした。みんなからは「ギター弾きながら歌うとかやるやん!」とか言われて嬉しかった。でも僕はそれ以上に自分の言いたいことを曲に乗せて言えた気がした。NEEといえば中毒性かつ独特なサウンドに乗せてリスナーをハマらせるイメージがあるが、中でもそのリリックは奇っ怪かもしれない。でも心の中にある闇を切り裂く訳じゃなくて掴んで、辛いよな
てか世の中まじ嫌だよなって思春期の僕を掬いあげる歌詞。頑張ろうとかとはまた違う、「どうにかやろう」ってたくさんの言葉を使って伝えてくれる。
DINDON、こたる、ぱくちーみたいな、サウンドよりリリックに力を入れた曲も好きだし、月曜日の歌や不革命前夜みたいな、かっこよさ、エキゾチックに力をぶち込んだ曲も好き。まだ解散したわけじゃないけど、失ったその穴を埋めるのは相当長い道のりになるだろう。もしかしたらその道のりは閉ざしてしまうかもしれない。今後どうなっていくかなんて分からない。でもNEEが今も尚僕らにくれた曲、歌詞は今後の音楽にとてつもない影響を与えてくれるって思ってる。ありがとう。ひとりぼっちの僕を、たくさんのひとりぼっちを助けてくれて。自分よりも誰かを。取り残さないようにたくさんのことを描いてくれたくぅさん、ありがとう。

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